『不妊の原因は、年齢ではありません。』

 ご相談を受けていると、40歳前後の方は「高度不妊治療(体外受精等)でなければ、子供を授かれない」と思われている方も多く、「20代でないので提供を断られた」という声もお聞きしますが、40代で1回の提供で自然に妊娠されている方もいらっしゃいますので、諦められない限り十分に希望はあると信じています。
 また、単に「年齢=妊娠率」ではないことが研究でも確認されているようです。先日、『不妊の最大原因は「年齢」以外のところにあった』という記事を目にしました。30代後半でも82%もの女性が妊娠したという研究結果があり、不妊になる原因は年齢よりもホルモンバランスの崩れの方が大きいということです。
 年齢と妊娠率の関係でいえば、20代前半で1年間妊活をした場合、10人中9人が妊娠できるのに対し、30代後半では10人中7~8人になる程度のようです。つまり、大半の女性は30代後半でも妊娠できていることになります。
 不妊の最大の原因は、排卵をコントロールしているホルモンの分泌が不充分であることで、例えば、ホルモンバランスの乱れによる多囊胞性卵巣症候群が主なもののようです。また、性感染症等による卵管のダメージ(炎症、瘢痕)、子宮内膜症、子宮筋腫などの疾患やトラブルも考えられるようです。

【引用】
PRESIDENT Online「不妊の最大原因は「年齢」以外のところにあった」Yahoo!ニュース,2020年1月21日(最終閲覧日:2020年1月25日)https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200121-00032235-president-lif

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