『世界最大の精子バンクが日本進出!?』

 先日「海外精子バンク、日本進出の準備 ドナー募集が視野に」という見出しの新聞を見ました。子どもが欲しい人にとっては希望となるニュースです。少子化が進む日本にとっても渡りに船となるかもしれません。
 ただ、これまでも第三者の精子提供による不妊治療は、産科婦人科学会も慎重な姿勢を示していますので、実現には少し時間がかかるかもしれません。そうしてこういる内にも、子どもを望まれる女性が妊娠期を逃してしまうことになりかねません。
 そのため、それまでは国内の精子提供ドナーのボランティアによるフォローが欠かせないと思います。将来的には、海外の精子バンクに頼らずに日本独自の精子バンクが設立されることを願います。

【引用】
(参考)新聞記事全文
 『デンマークにある世界最大の精子バンク「クリオス・インターナショナル」が日本進出の準備を進めていることが30日、同社への取材で分かった。「不妊治療の一助に」と日本人ドナー(提供者)を募集、凍結保存した精子を販売する構想だが、日本産科婦人科学会は会告で営利目的提供への関与を会員医師に禁じており、どのようなビジネス展開が可能か国内の生殖補助医療の専門家らに意見を求め慎重に検討している。』

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