『R3.1月の日記』

1/1 旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。大晦日から元旦にかけて初雪を迎えましたが、しんしんと降る雪ではなく、ひらひらと舞い散る雪で、何とも幻想的な景色でした。今年の精子提供活動は、大人数の方にどしどしではなく、少数の方にこつこつとをモットーに支援し、ママと赤ちゃんの神秘的な出会いをコーディネートして参りたいと思います。

1/2 精子提供にチャレンジ中の方やご出産された方から、年賀状と同じくらいたくさんの年賀メールをいただきます。1通1通とてもありがたく拝見させていただいています。そして、初心に帰り、今年も精一杯のお手伝いができるよう鋭意善処しなければという気持ちになります。神頼みではありませんが、とにかく授かる、絶対授かると繰り返しトライされる人には幸運が舞い降りると信じています。

1/3 三箇日も休まず精子提供を行いました。お節や高級和牛もお腹一杯食べて、ゆっくり休めたおかげで、良質な精子を提供できたと思います。運動も兼ねて、子授け祈願で有名な神社に参拝もしました。寒い日が続きますが、冬場はいわゆる温活を試されると、妊娠の確率がアップするかもしれません。

1/4 「プレコン」が話題となっています。プレコンセプションケアの略で直訳すると「妊娠前管理」ですが、若い世代の男女がより健康になることで、健全な妊娠・出産のチャンスを増やすことが目的となっています。晩婚化に伴う出産年齢の高齢化による少子化を防ぐために、健康診断の項目にブライダルチェックの項目を任意選択で追加することも検討すべきだと思います。

1/5 30代で仕事が面白くなってくると、そのうち子どもが欲しいとは思いながらも、そのうちできるだろうとのんびり過ごしてしまいがちです。35歳を過ぎたあたりから、職場などの周囲の女性たちもどんどんママになっていき、仕事にのめり込んでも「赤ちゃんが欲しい」という思いは次第に大きくなり、焦りを感じてきます。「一日でも若いほうが妊娠の可能性が高まる」というのは紛れもない事実ですので、加齢による卵子の老化に不安を抱かないうちに、本格的な子作りを開始されることをオススメします。

1/6 6日間で5回の精子提供を行いました。そのうち、4回は早朝から始発電車に乗ってのご提供でした。朝4時に起きて仕事前に採精となると夜9時には眠たくなりますが、仕事の集中力は高まり、早起きは三文の徳だと実感しました。

1/7 国は2022年4月からの不妊治療への保険適用を目指しています。21年1月から22年4月までは、保険適用までのつなぎの政策として特定不妊治療(体外受精や顕微授精)への助成制度が拡充されます。2回目以降も30万円、子ども1人につき最大6回となります。

1/8 40代前後の妊娠は約4割が流産というデータもありますが、そうしたいくつもの妊娠トラブルを乗り越えて不妊治療により45歳で双子を出産される事例もあります。年齢を重ねると採卵できる卵子の数は減りますが、グレードのよい受精卵ができるようになることもあります。赤ちゃんと出会うには、運やタイミングも関係しているのかもしれません。

1/9 毎年恒例の精液検査を専門病院で受けてまいりました。結果は「正常」で、医師からも「精子の量は十分で、寒さの影響もある中で精子は活発に動いており全く問題ありません。」とのコメントをいただきました。動画も撮影してありますので、必要に応じて依頼者様に見ていただくこともできます。なお、精液検査は精子に最も悪影響を及ぼす最も寒い時期に受診しするようにしています。 寒波到来の中、長時間の移動運搬にも耐えられる精子であることが証明でき、ホッとひと安心です。

1/10 精子の量が多くても妊娠しないことがあります。理由は、速度が速く直進する精子が少ないためです。精子所見をチェックする際には、精子の高速運動率を最重要視してください。また、妊娠しても流産とならないよう精子の正常形態率にも着目する必要があります。なお、安価な精液検査では高速運動率は判定できないため注意が必要です。未来かなえは、最先端の測定機器により定期検査を行っており、精子の量、速度、直進性、形態ともに正常であることが証明されています。

1/11 32歳でも閉経の可能性はあります。AMH値(アンチミュラーリアンホルモン)が低ければ、残りの卵胞の数が少ないことを意味します。出産適齢期になってから、妊娠のために受診したのでは「時すでに遅し」ということもあり得ます。子どものときに「産める時期」が決まっていることを学べる環境整備が必要ですが、現在の社会ではこんな人生で最も大切なことも教えられません。体外受精による不妊治療の日々は、お金、病院の通院や待ち時間、採卵時の痛み、仕事との調整、着床しなかった時のショック、先の見えない不安など本当につらいので、できるだけ自然に妊娠できるのがベストです。子どもがほしいなら、子育て期間や産める年齢から逆算し、ライフプランを中長期で考えてみることが必要です。詳しくは、「NPO法人umi~卵子の老化を考える会~」のHPをご参照ください。

1/12 明日から1週間連続で精子提供のご予約が入っていますが、寒さ対策やコロナ対策など健康管理を徹底してまいりたいと思います。

1/13 アメリカには、10年で11人の子供を出産した女性がいます。WHO(世界保健機関)は、出産から次の妊娠までは少なくとも1年半空けることを推奨していますが、彼女は第3子を出産後、僅か約10か月で第4子を出産しています。これまで2度流産を経験しいるものの、病院で出産するため、妊娠までの期間が短くても問題はないと、ハイペースな妊娠を気にされていませんそれどころか、早く12人目の赤ちゃんができることを望まれています。妊娠することが大好きで、赤ちゃんがお腹にいるって考えるだけで幸せだそうです。子供がもう一人増えてもあまり生活は変わらないそうですが、子供たちは全員ホームスクールという育て方も含め、とても素晴らしい価値基準だと思いました。

1/14 40代で本格的に高度不妊治療に取り組む場合、卵子・精子の凍結費用+顕微授精、着床補助なども加わるので、年間200万円を超えてくることもあります。湯水のようにお金がかかるので、妊活で苦しむカップルに対する助成金の必要性をつくづく実感します。

1/15 低糖質食「ロカボ」が流行っています。精子ドナー未来かなえは、より数が多く質の高い精子を提供できるよう、日頃からナッツ類(特に素焼きアーモンド)を積極的に摂取しています。また、ナッツ類はお酒のおつまみに合いますが、逆に、アルコール類の摂取は控えています。

1/16 今日は人工授精を希望される方に精子提供を行いました。4日連続で精子提供が続いており、昨日から約半日しか間隔が空いていませんでしたが、病院での精子所見は問題ないとのことでした。連日の短スパンでの精子提供でも、特に問題なく精子の質と量が確保できることが分かり、安心するとともに自身になりました。明日以降も精子提供が続くので、いただいた交通費の余りでサプリメントを購入して帰りました。

1/17 パンツの種類の違いが、男性の生殖機能に影響を与えます。ハーバード大学の研究結果として、トランクスとボクサーパンツ&ブリーフを比較した場合、トランクスを履いている男性の方が、精子濃度が約25%くらい高いという報告がされています。理由として、精子は、温度が体温の37度だと(高いと)うまく作られないためです。精巣が体の外にあるのも、精巣の温度を上げないようにするためと言われていますが、ボクサーパンツやブリーフを履いていると、締め付けられて温度が上がってしまいます。精子を作るには、精巣の温度管理も大切なのです。

1/18 マスターベーションの慣れが精子数を左右するそうです。慶応大学病院では昭和40年代に、ビタミン剤、酵素、アルギニン、亜鉛などの様々な薬やサプリメントを用いて、精子の増減を観察しましたが、どの薬とサプリメントでも、精子の状態が比較的良い方は精子数が少し増え、状態が悪い方は変わらないという結果が出ました。本物と偽物の薬(ビタミン剤)を用いた臨床トライアルでも、どちらも精子が少しずつ増えていくという結果が出ています。ただし、研究の成果として、マスターベーションに慣れるほど、たくさん精子が出せるようなり、マスターベーションの練習が大事であることが判明したそうです。

1/19 一般的な顕微鏡検査では、精子数や運動率に問題が見られなくても、病院で精密検査を行うと、頭部形態が正常でも頭部が空胞であることやDNA損傷など多重機能異常が認められることがあります。この場合、顕微授精に何度トライしてもうまくいきません。男性の年齢が若く、簡易的な検査方法で精子所見が良くても、精密検査をしないまま治療していたら、ひたすら顕微授精が繰り返すことになるかもしれません。そのため、未来かなえでは、費用や時間はかかかるものの、病院での精密検査を受け、専門医に正常であることをチェックしてもらうことにしています。