『R3.9月の日記』

9/1 暦の上では秋ですが、しばらく暑さは落ち着きそうにありません。精子提供をご依頼いただいた方には、もれなく日傘をプレゼントしたいと思います。

9/2 精子提供のお問い合わせが少なりました。余裕を持ってお手伝いができる状況です。

9/3 「妊活日記」というブログを見かけましたが、生理不順の方の不妊治療のポイントは、鍼灸院へ通いながら「.ゴナールを100単位ずつ毎日注射すること。」、「炭水化物を減らすこと。」、「たんぱく質を取ること。」、「しっかり休むこと。」のようです。参考までにURLを貼っておきます。https://oggi.jp/434657

9/4 予定帝王切開の場合、PCR検査の陰性証明を提出すれば出産に立ち会える病院もあるそうです。

9/5 大家族に憧れる精子ドナーもいるかと思いますが、精子ドナーは遺伝子上の父親であって大家族になることはできません。大家族になろうとするなら、精子提供活動を止めるしかありません。

9/6 イギリスでは、卵子や精子、受精卵を最長55年凍結保存できることになります。 これまでの10年を一気に5倍以上も延長されます。働く女性にとっては、「妊活革命」とも言える出来事でしょう。なお、 35歳未満で凍結された卵子の場合、出産に至るのは27%、35歳以上の場合は13%とされています。

9/7 『“35歳以上婚”における「子作り」のリアル』というネット記事を見ました。子どもを作ることを考えるならば、35歳以上での新婚は晩婚とも言えるようです。

9/8 マウスのES細胞(胚性幹細胞)を使い、試験管内で精子を作ることに成功したと、京都大の研究チームが発表しました。制御不能な科学は人類を滅ぼすこともありますが、無精子症と診断された人とっては希望となるニュースです。

9/9 夫婦の精子と卵子のどちらにも不妊の要因がある場合、卵子ドナーの提供卵子と精子ドナーの提供精子で妊娠を望む方もいます。『未来かなえ』では、そうしたご相談にも応じています。

9/10 一般社団法人「こどまっぷ」で、子どもを望むLGBTQ+カップルをサポートされています。同性カップルが日本で子どもを迎える方法(主に「養育里親」、「友情結婚」、「ステップファミリー」の3つ)や、精子提供の現状、提供精子を用いた人工授精を受け入れてくれる病院などが紹介されています。是非、こちらのWEBニュース『精子提供の現状は?同性カップルが日本で子どもを迎える方法を見ていただければ幸いです。

9/11 特別養子縁組は、二人目不妊の場合の選択肢になります。心の兄弟姉妹を作ってあげたいときに有効な選択肢の一つです。社会の貧困問題を解決する一助にもなるため、今更ながら素晴らしい制度だと考えています。

9/12 卵子凍結には「医学的卵子凍結」と「社会的卵子凍結」の2通りがあります。後者は、健康な女性が将来の妊娠に備えて行うもので、妊娠する能力が急激に落ちる35歳ぐらいまでに、一種の保険として考える女性もも増えています。20代の若いうちに30個ぐらいの卵子を保存できれば、一定安心なようです。

9/13 卵子凍結のクリニック選びのポイントは、採卵できる卵子の数が多い「高刺激採卵」の実績があるかどうか、技術力のある医師がいるかどうかで見分けた方がよいそうです。

9/14 40代男性の頻度は5日に1回がベストと言われています。それには、男性ホルモンである「テストステロン」の作用といった科学的根拠もあるようです。一方で、ムーニーの公式サイトでは「禁欲すると古い精子がたまり、精液全体の質が下がるため、禁欲はやめたほうがいい。」といった紹介もされています。精子ドナーは、妊娠に有利かどうかで判断する必要があります。

9/15 宇宙で6年保存した“フリーズドライ精子”からマウス誕生したというニュースがあります。人類が月面基地やスペースコロニーなどで永住する時代に重要となる、保存精子を使った宇宙での人工授精の可能性が拓けたようです。

9/16 理論上は「ES細胞(どのような細胞にもなれる元の細胞)」で女性同士の子どもが出産可能なようです。技術的には可能でも、人類滅亡の危機のようなことが起きなければ、倫理的な問題からヒトへの応用は考えない方がよいかもしれません。

9/17 中国で、ゲノム編集技術により遺伝子改変したヒト受精卵から双子が誕生しています。親が望む特性を子に与える「デザイナーベビー」には、科学者でさえも強い懸念を示しています。

9/18 ご新規様に提供させていただきました。台風が気がかりでしたが、予想外の好天に恵まれ、無事に提供できました。この幸運のもと、子宝に恵まれることを心から祈っています。しっかりとしたお考えをお持ちの素晴らしいご夫婦なので、しっかりとお手伝いをしてまいりたいと考えています。

9/19 少子化白書(2021)では、意識調査の結果、不妊治療を「受けにくい」と答えた男女が4割超であったことを公表しています。フランス、ドイツ、スウェーデンは1割程度なので、日本は欧州より突出して高くなっています。

9/20 LGBTQを理解できないという立場も多様性の1つです。理解できない人でも、できないなりのしっかりとした理由や思い入れ、広い意味での愛があればよいのかもしれません。ただ、LGBTQの就職や実生活でどんな困難があるのか、理解するための情報が不足しているようにも思えます。

9/21 ご新規様とオンライン(リモート)で面談を行いました。これまで、面談と言えば駅前のカフェ利用(リアル)でしたが、対面に比べると時間もかからないため、依頼者が複数いらっしゃる場合やお店が閉まっている夜遅い時間などに利用するには、とても便利なツールだと思いました。

9/22 2021年9月14日(火)のNHKクローズアップ現代で『それでも子どもをもちたい、広がるSNS精子提供』と題して、精子提供の特集番組が放送されました。おなじみの精子ドナー(和人さん)が登場し、毎回のように精子提供サイトが中傷されますが、社会的認識も広がり、徐々に闇から光的な扱いに変わってきていると感じています。

9/23 新規の依頼がありましたが、精子提供の条件として個人情報の開示を求められたため、お断りせざるを得ませんでした。出産後や子供から出自を知りたいとの求めがあれば開示は可能ですが、精子提供前の信頼関係を築けていない段階で、氏名・生年月日・会社・住所などの個人情報を開示すると、後々トラブルになる可能性があると考えています。オープンな考えで、精子提供にマイナスのイメージは持っていませんが、子供を守るという観点を最も大切にしなければなりません。