『R3.10月の日記』

10/1 キャリアを追う女性が集まる都市、ニューヨークのマンハッタンでは、全米の中でも40~44歳での出産が一番多いそうです。体外受精1回で270万円ほどかかるようですが、保険の種類によっては費用がカバーされることもあり、セレブリティ以外にも体外受精で子どもを持つ選択ができると言われています。

10/2 生理は体の「赤ちゃんを迎える準備」と言いますが、ママとなるためには、心の「赤ちゃんを迎える準備」も必要です。

10/3 赤ちゃんが誕生した際には「ベビーシャワー」を提案したいと思っています。ドナーとして、直接、祝福の気持ちを伝え、今後について話し合える良い機会になれば幸いです。

10/4 タレントの鈴木ちなみさんが、第1子を出産されたしました。先日、妊娠されたばかりだと思っていたら、早くももう出産です。妊活中は一日一日が長く感じられますが、マタニティライフはあっという間のようです。話が逸れましたが、朗らかな性格の方のようなので、とても良いママになられると思います。

10/5 日本人がノーベル物理学賞を受賞しました。一方で、若い世代ではノーベル賞候補となる研究者がいないとも言われています。そう考えると、今の70~90代の研究者の努力はすさまじかったのだと思います。それ以上に、多くの子どもを産み育てた今の100歳以上の方を称賛すべきなのかもしれません。

10/6 妊娠に悩む女性たちに少しでも役立てばと、実録で33歳兼業主婦ライターが妊活をリポートされているサイトを紹介します。赤裸々な体験をコミカルに表現されており、一読の価値があります。詳しくは、こちらの「妊活日記」をご覧ください

10/7 40代では子どもが授かれないこともありますが、妊活に精一杯トライしたからこそ、結果をポジティブに受け止めることができるようになります。子どもがいたら人生は楽しくなるかもしれませんが、悠々自適に夫婦ふたりで過ごす人生も楽しいものです。社会貢献としての子育てもできます。例え血は繋がっていなくても、その人の精神は歴史に刻まれ、レガシーとして次の世代に受け継がれていきます。

10/8 妊活には東洋医学も有効だと言われています。食養生、漢方、鍼、灸などによる体質改善で、AMHやFSHの数値が改善することもあります。

10/9 「出自知る権利意識」高まりにより、精子の提供者不足が深刻化しているというニュースが未だに流れていますが、精子提供マッチングサイトが台頭した今、盛況な個人間取引によりこの問題は解消されています。

10/10 シングルマザーになると決意できる条件としては、「男性とよい関係を築けそうにない」、「自身に安定した職がある」、「家がある」、「頼れる家族がいる」、「自立心旺盛な性格である」、そして最後に「信頼できる精子提供者がいる」といったことが挙げられます。女性は子供を産める年齢に限りがあり、子供は欲しいけど適齢期に結婚したい相手がいない人もたくさんいます。また、両親が揃ってるから子供が幸せとも限りません。1人での子育ては大変ですが、その分大きな喜びを与えてくれます。精子ドナーと事前にきちんと取り決めができて、子どもを幸せにするように努力できれば、社会的に受け入れられるべき選択だと考えています。

10/11 面談無しで精子提供を希望される方もいらっしゃいます。精子ドナーの顔を見ると、子どもが生まれた時の心境がどうなるか分からずに不安ということが主な理由です。男性より女性が多いですが、ドナーとしては、どちからお一人にお会いしてやりとりのお話できればよいので、会う会わないは依頼者様のお気持ちを優先しています。

10/12 世界的ニュースとなった世界初“10つ子”出産のニュースは嘘だったようです。海外メディア(特に発展途上国)の情報は鵜呑みにしてはいけません。

10/13 海外に、1年ちょっとで子供20人を代理出産で授かった23歳の女性がいます。代理出産にかかった費用は約1500万円、16人のナニーが子育てをサポートしているそうです。「子供は100人欲しい」と明かしていることから、まだまだ家族が増えるのかもしれません。

10/14 インドで38人の妻と89人の子どもをもち、「世界最大の一家」の当主だったとされる男性が死去したというニュースが流れました。一夫多妻制はインドの刑法で禁止されていますが、部族社会の一夫多妻の罪は問われないこともあるそうです。

10/15 キユーピーが、卵不使用の「卵商品」を開発しています。卵アレルギーを持つ子どもの親は助かることもあると思います。誕生日ケーキなどへの応用も期待したいものです。

10/16 「クロミッド」と「レトロゾール」の違いについて勉強しました。同じ排卵誘発のお薬ですが、症状に応じて使い分けられています。

10/17 急に肌寒くなってまいりました。精子の持ち運び時間が長い方は、保温容器をご用意いただいた方がよいかもしれません。

10/18 コロナワクチン(2回目)を接種しました。前回同様、注射部位が痛む程度です。気持ち的には、半分くらい気が楽になったかな~という感じです。

10/19 妊娠中にワクチンを打つかどうかは、かなり悩まれるところかと思います。打つ打たないのどちらも一長一短があると思うので、人との接触の機会や感染者数などを考慮して、医師とも相談されたうえで、最後はエイやで判断するしかなさそうです。もちろん、医師は、安定期に入った辺りであれば「大丈夫」、「メリットしかない」などとおっしゃると思いますが...幼児期に影響が出るかどうか実績がないないだけに、産後まで接種を控える判断もありだと思います。

10/20 精子ドナーも急増し、今では選ぶ時代から選ばれる時代に変化していると感じています。

10/21 いよいよ秋も本番です。秋は柿や鯖など栄養豊富な食材がたくさんありますので、日々取り入れながら精子提供に備えたいと思います。

10/22 相続に関するトラブルが起こり得ることを受け入れられない人は、精子ドナーになるべきではありません。探偵と遺伝子検査で父親であることは、調べればすぐに分かってしまうことを覚悟しなければなりません。

10/23 精子提供マッチングサイトには1万人ほどの男性がドナー登録しています。かなり多いように感じますが、条件が合えば、精子ドナーを依頼されて断る男性はいないと思います。そう考えると、20~40代の精子に問題がない男性は全て、潜在的な精子ドナーだと言えます。つまり、国内で1000万人はいると推測されます。

10/24 電車の乗客者が急増しているのを見ると、関西にも日常が戻りつつあることを実感します。ワクチン接種も完了し、精子提供活動も安心してできそうです。

10/25 不妊治療の着床前検査が条件付きで容認されました。詳しい条件は未定ですが、体外受精したものの2回以上続けて妊娠できなかった方、流産を2回以上経験した方が対象となるようです。妊娠率や流産率の改善が期待できることから、年明けの見解と改定を待ちたいところです。

10/26 若い世代は皇室に関心がなくなってきていると感じています。同時に、日本人としてのアイデンティティもなくなってきているように思えます。

10/27 太り過ぎは妊娠に不利だと言われています。太り過ぎの女性の中には、無排卵になる人がいます。また排卵が起こらなくなる「多嚢胞性卵巣」は、肥満とよく合併する病気です。一時的な排卵障害なら、適正体重に戻すことで改善されるため、娠しやすい体を望むなら、日頃から適正体重を維持するよう心がけたいものです。

10/28 アメリカの三つ子姉妹は同じタイミングで妊娠が発覚し、お揃いのマタニティ服で妊娠期間を楽しんでいるという微笑ましいニュースを見かけました。姉妹で話し合っていたそうですが、タイミングを合わせられればこうした出来事も十分起こり得ると思います。

10/29 精子は量より質が重要です。連日の提供では、精液の量は少なくなりますが、逆に質は高まるため、妊娠には有利です。

10/30 「精子泥棒」の闇』というショッキングなネットニュース記事を読みました。不妊治療専門医が、患者の同意を得ることもなく、自らの精子を使用して、数多くの女性を妊娠させていたという内容です。自分の精子を提供して人々からお金を巻き上げて商売をしていたことは極めて悪質ですが、精子提供が始まった当時は、「医師の精子による妊娠」が横行しており、精子ドナーは担当医であることがほとんどだったようです。

10/31 イギリスの妊活事情とは? 不妊治療専門家が語る「選択肢と透明性の大切さ」』という小難しいネットニュース記事を読みました。透明性や知識、選択肢が増えれば、すでに子どもがいる人やLGBTQ+コミュニティの人の場合でも、子どもが欲しい人をサポートできます。女性がもっと自分の希望通りの治療ができるよう、新しく、手頃な料金で利用しやすい選択肢が世界的にも求められています。