『R3.11月の日記』

11/1 11月に入ると「スウィート・ノベンバー」という映画を思い出します。実際に、この映画のストーリーと同様の経験をしたことがあるためですが、精子ドナーとして精子提供活動を始めたのも、その経験が大きく影響しています。

11/2 現在、精子提供を受ける選択肢としては、「親戚・友人・知人」、「海外精子バンク」、「国内精子バンク」、「マッチングサイト」、「個人ボランティアサイト」があります。この中で、最も信用と費用対効果が高いのは、「個人ボランティアサイト」と考えています。その中でもとりわけ、ホームページが日々更新されていて活動実績もある精子ドナーに依頼されることをおススメします。

11/3 秋晴れの休日に早朝からの提供依頼がありましたので、その帰りにカフェで、清々しい朝のひと時を過ごしました。寒い時期の朝に何よりもほっとさせてくれるのは、何といっても温かいコーヒーです。何もなければ寝ていたはずなので、精子提供のメリットは体のバイオリズムを整えてくれることかもしれません。

11/4 コンディションが良ければ、連日の朝夕の提供でもWHO基準値の2倍くらいの量の精子が提供できることを確認できました。精液量自体が少なく1-3ml程度の人の方が多いと言われる中にあってその生殖能力の高さや、ハードな日程においても質的にはまったく問題がないという事実に、依頼者様も感動されていました。

11/5 精子提供の事前面談でご夫婦お二人とお話ができるとドナーとしても安心できますが、同席される旦那様は、みなさま奥様思いで、心優しく素敵な方ばかりです。

11/6 フェムテックブランド『Nagi(ナギ)』から、おりものの量もわかりやすい吸水ショーツが登場しました。吸水面がグレーになっており、量や色がわかりやすくなり、女性特有の周期の始まりを把握しやすくなっているようです。おりものの量は、排卵日を予測できる貴重なサインなので、妊活中の方には重宝する1枚となるかもしれません。

11/7 秋は紅葉だけでなくバラも見頃が時期ですが、バラ科の花は2500種類もあり、そのどれもが美しくオシャレな名前があり、花言葉も「愛」や「美」など様々です。もし、女の子が生まれたら、バラ図鑑は命名の参考になるかもしれません。

11/8 「今朝、排卵検査薬の陽性反応が出たので、お昼に提供してください。」といった相談にもほぼ対応できています。一般的な夫婦でも日中にタイミングを取ることは難しいと言われていますが、ましてや精子バンクや病院ではできない芸当です。

11/9 これまでの精子提供活動を通じて、卵巣の状態など妊娠に問題のない女性は全体の2割くらいだと感じています。原因は分かりませんが、幅広い年齢層で不妊治療を受けられていることからも、食事やストレスなど現代ならではの生活習慣病が影響しているようにも思えます。

11/10 占術家の細木数子さんが11月8日に、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが11月9日に逝去されました。女性として一時代を築かれたカリスマ的存在でしたので、その世界観やものの考え方に影響を受けた方も多かったのではないでしょうか。お二人とも、京都に所縁のある方でしたので、どこかで対談されていたのかもしれませんし、今頃、お話されているのかもしれません。

11/11 人事評価シートの社会貢献欄に「精子提供活動」と記載したいところです。

11/12 男女ともに不規則な生活は妊活に大敵です。良い精子や卵子が育たなくなります。当たり前のことですが、体質は妊娠のしやすさに直接的な影響を与えるので、日頃から適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠に心けたいものです。

11/13 平均睡眠時間は25歳で約7時間、45歳で約6.5時間と言われています。精子提供を行った日は、身体の休養、疲労回復のためにも、プラス1時間の睡眠を取るよう心掛けています。

11/14 神社では、七五三で着物姿のお子様とそのご家族を見かけます。子供の晴れ姿を家族で祝い、その写真は家族にとって一番の思い出になります。日本にしかない本当に素晴らしいイベントだと思います。世界無形文化遺産に登録して欲しいくらいです。

11/15 子どもは授かりものなので、授かれればいいなあくらいの心持ちで待ちたいものですが、不妊治療も受けながら一生懸命に妊活していると、そう簡単に割り切れるものでもありません。期待し過ぎるとダメだった時の落胆も大きいので、次回を見通しながら、結果を待つことが良いのかもしれません。

11/16 不妊治療には通院代など毎月万単位のお金が出ていき、成果が出ないと、一切リターンのないギャンブルのような感じになって気持ちが荒んでいくものです。このお金を別のことに使っていたら旅行にも行けたし、あれもこれも買えたのに…ということが頭をかすめてしまうと悪循環なので、子どもが生まれたら、億万長者になって返してくれると思うようにすると良いのかもしれません。

11/17 排卵日当日だと、精子が間に合わないことがあります。いわゆる「空振り」ですが、チェッカーが反応して2〜3日後に排卵される方もいらっしゃいます。チェッカーの反応と実際の排卵日に何日ぐらいのズレがあるか、その相関関係は、クリニックで診察しないと見てもらわないと分からず、排卵日を特定することはできません。チェッカーでは確実性がないため、やはりクリニックで診察頼りになるので、クリニックは混雑するのでしょう。自宅で簡単に、卵胞の大きさチェックができるエコー(超音波)の機器ができたらいいのになあと思ってしまいます。ヘルスケア商品で有名なオムロンの技術力があれば製品開発も夢ではないかもしれません。

11/18 2~3周期、シリンジ法でトライして妊娠されない場合、排卵誘発法(卵子を育てるための薬と排卵を促す薬)を検討していただくのもよいかと思っています。

11/19 今夜はビーバームーンと呼ばれるの満月で、しかも89年ぶりの深い部分月食が見れるそうです。妊活の合間は、秋の夜空に浮かぶお月さまも見ながらリラックスしていただければと思います。

11/20 以前に精子提供のお手伝いしていた方から、卵子提供により妊娠されたとのご報告をいただきました。卵子提供とはいえ、赤ちゃんの身体は母体でつくられるので、遺伝子の繋がりもできるのではないでしょうか。

11/21 実は35歳以上なら「高齢出産」となります。高齢出産というと40代の出産をイメージする人もいるかもしれませんが、実はそれよりずっと若く、日本産科婦人科学会では「35歳以上で初めて出産(初産)する人」を “高年初産婦” と定義しています。体や心の健康・見た目の若さは日々の生活や食事・運動などの努力である程度保つことができますが、「子供を産むこと」はどうしても年齢に抗えないものです。2人目以上を考えられている場合、20代から妊活に取り組んだ方がよさそうです。

11/22 流産率は、35歳をすぎると急激に上昇し、40代後半では妊娠しても約7割は流産に至るとのことです。とはいえ、約3割(3回に1回)は妊娠継続することは希望的な数字かもしれません。

11/23 検査では異常が見つからないにもかかわらず妊娠に至らない「原因不明不妊」と呼ばれる患者は約半数だといわれています。体外受精にトライすると結果的にではありますが、ピックアップ障害など原因が分かることがあります。

11/24 不妊治療には多額の費用が必要となります。その点についてもサポートしている精子ドナーは「未来かなえ」くらいなのかもしれません。

11/25 最近は、不妊治療について色々と詳しく調べています。医師レベルではないものの、精子ドナーとして最低限の知識は得られたと思っています。

11/26 『実は「子だくさん」で驚く芸能人ランキング』というサイトで、谷原章介さんや堀ちえみさん、高橋和也さんといった名前が挙がっています。現役の芸能人は多忙で無理かもしれませんが、芸能界を引退した方が精子ドナーや卵子ドナーになってもらえたらと思います。

11/27 タレントの時東ぁみさんが34歳で第1子妊娠を報告されました。「約4年半の不妊治療の末、顕微授精3回目にして妊娠したこともあり、嬉しさはもちろんのこと、毎日不安と戦っております」とコメントされており、不妊治療は心身共に本当に辛かったと思います。顕微受精3回はお金も大変だったかもしれません。無事生まれるまで安心できませんが、元気な赤ちゃんを産んでください。

11/28 若い方が「婦人科」に1年通院して妊娠しなくても、医師や周囲は「若いから大丈夫」、「そのうち授かれる」と安易に考えてしまいがちです。若いからといって、すぐに妊娠できるとは限らず、実は「原因不明不妊」ということがよくあります。例えば、「着床不全」や「ピックアップ障害」などが考えられますが、これらは腹腔鏡検査でも分かりません。数年にわたり原因が見つからないのに妊娠できないことは、本当につらくもどかしいものです。体外受精にトライすることで、様々な原因が見えてくることもありますので、妊活開始後2年過ぎても妊娠しない場合、1度だけでも体外受精を受けられることをオススメします。若い頃の受精卵を凍結できることも、将来にわたり安心材料になります。