『R4.3月の日記』
3/1 「宗谷の蒼氷」さんが話題です。男性のおじさんが、加工アプリを使って美女ライダーに変身した写真を投稿されています。面白いことに、女性化する前と後を比較した写真を見ていると、男性と女性の大きな違いは目元にあることがよく分かります。
3/2 今では妊活の必需品である妊娠検査薬も、販売開始当時は産婦人科医や厚生労働省が慎重な姿勢を示したそうです。生殖に関わることを自分で決められるとする「セクシャル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)」への意識が日本社会は遅れているとされています。
3/3 40代で妊活をスタートされる方は、まずは、同様の体験記をお調べいただき、不妊治療の難しさも知っていただければと思います。例えば、こちらの記事『打ち明けられなかった妊娠、48歳で出産した記者が語る現実【高齢出産のリアル】』をお読みいただくと心構えができるのではないでしょうか。
3/4 不妊治療は、開始するときより終了する決断をするときの方が遥かに悩むとともに勇気がいります。ただ、いつ止めたとしても、頑張った分だけ気持ちに整理がつき、その後の人生も豊かなものにすることができるのではないでしょうか。止め時に悩まれた時は、こちらの記事『不妊治療のその先に「保留の人生はもう嫌」治療を終えた夫婦の選択は【高齢出産のリアル】』が参考になるかもしれません。
3/5 報道キャスターの長野智子さんがあるインタビューで、不妊治療をあきらめるとき「違う人生を生きろと神様が言っているのだと思うようにしました」と語られていました。このように考えると、その後の人生を豊かに送れるように思います。
3/6 『不妊治療の保険適用で浮かび上がる「根本問題」』というニュース記事を読みました。法整備が行われていないこと、科学的根拠に基づいたエビデンス(治療法)が確立していないこと、夫婦がもつ複数の不妊原因が絡み合っていること、胎児過剰発育の可能性があること、不妊治療を諦めるタイミングの難しくなることなど様々な課題があるようです。
3/7 4月から保険適用される不妊治療ですが、治療法の選択次第では負担増になることが分かりました。保険診療と併用できる「先進医療」に含まれない治療法を選べば、保険適用が認められない「混合診療」となり、全額自費となるそうです。受精卵の透明帯を除去して妊娠の確率を高める治療法が、敬遠されることのないようにしなければなりません。高額化する治療費を抑制する病院側の努力や国の法規制が必要なのかもしれません。
3/8 体外受精で複数の卵子が採卵できたとしても、38歳以上になると、その80%~90%が異常卵であることが着床前診断で分かってきています。20代でも30%は異常卵とされています。タイミングが取れても、受精しない・着床しない・化学流産となることがあるのは、このためです。
3/9 ご妊娠のご報告をいただきました。ドナーとしてお役に立つことができ感無量です。
3/10 幼少期に母から「命を尊びなさい」「困った人を助けなさい」と厳しく言われていました。その教えが、精子提供活動に繋がっているのかもしれないと、ふと思いました。
3/11 日本アカデミー賞が発表されましたが、各部門の受賞者は予想通りでした。ちなみに、高校生の頃、映画監督になりたいと真剣に悩んだ時期もありました。
3/12 ホワイトデーと退職祝の買物に半日はかかります。
3/13 数ある精子提供サイトの中でも、当サイト「未来かなえ」は検索上位に表示されるようになっているようです。地道な活動が、いつも間にか評価されているように思われて、少し嬉しい気持ちになります。
3/14 国や地方自治体は実質的な財政破綻に陥っています。日本の健康保険制度は世界一充実しているのかもしれませんが、相応の税負担についても議論が必要です。みんなが甘い蜜を吸えればいいのですが、借金に目を背けたままなのは困りものです。
3/15 花見のシーズンです。ソメイヨシノは1本の桜の木から派生したクローンだそうです。その何百年も前の大本の木は今何を思うのでしょう。
3/16 退職祝や送別会のシーズンです。見送る側より見送られる側の方が寂しさは少ないと思っています。
3/17 誕生日の日にちは間違っていなくても、今日の日にちを勘違いして、誕生日のお祝いメッセージを送ってしまうほど忙しい人がいました。
3/18 シリンジ法を続けていると、いわゆるEDや早漏になることが多いようです。タイミング法に支障をきたさないよう、改善のトレーニングが必要です。
3/19 ドナー本人ではなく、その母親の遺伝子を残したいという想いが精子提供の活動源になっているのかもしれないと、ふと気づきました。
3/20 宅配提供について、少し調べてみました。宅配や郵送による提供では、やはり成功率は低くなります。例えば、良いときの精子運動率が85%でも、宅配したものを病院に持ち込む25%程度となるようです。しかし、精子数が多ければ、十分に妊娠の可能性はあります。遠方でお会いする時間がないときは試してみる価値はあると思います。
3/21 メディアにもよく出演されている精子ドナーの西園寺優さんが宅配による提供をされています。24時間以内であれば元気な精子を届ける方法を考案されているようなので、どのような方法なのか関心があります。宅配による提供で妊娠された方がいらっしゃるのか、シリンジ法と比べた成功率どうなのかなども気になるところです。
3/22 海外の排卵検査薬は薄い線だけで強陽性の強陽が出ないこともあるようです。排卵検査薬を使用する前に排卵があったなど、予想以上に排卵が早くなることもあるかもしれません。
3/23 あまり早い時期の排卵は卵胞の成熟が良くなく、妊娠に結びつかないことが多いと言われていますが、実際はどうなのでしょうね。
3/24 最近、タイミング法のご相談があったので、その場合の成功率を高める方法について色々と調べています。
3/25 「着床期の性交渉は妊娠率を低下させる可能性がある」と言われています。、排卵後5〜9日目の着床期に「性交渉がない」「1回だけ性交渉がある」「2回以上の性交渉がある」グループを比較すると、2回以上のグループで着床率が下がる、という報告があります。
3/26 「排卵後でも夫婦仲良くすると、着床しやすくなる」と言われています。子宮内膜が精子にさらされることでTレグ細胞が増加するということがわかっています。Tレグ細胞は、免疫の過剰反応を抑える細胞で、妊娠の成立や維持にも関係しています。
3/27 1周期のうち、週に1回の性交では妊娠率が15%なのに対し、一日おきの性交の場合だと33%、毎日の性交だと37%と高くなると言われています。
3/28 嘘か本当か「もっとも妊娠しやすいのは「感じる」こと!」だそうです。オーガズムには女性のホルモンバランスを整えてくれる効果があるそうです。ちなみに、「女性が一番感じやすいのは騎乗位」で、向かい合わせになっての座位は密着度や精神的な満足度が高いのが特徴だそうです。更に、「女性が理想とする挿入時間の平均は9.7分」で、約半分(46.8%)の女性が「5分以下」、約3/4(74.6%)の女性が「10分以下」の挿入時間を希望しているそうです。タイミング法を希望される方の参考になれば幸いです。
3/29 「高精度精子検査」では、従来の精液量、精子濃度、運動率、正常形態率に加え、ミトコンドリアエネルギー、先体局在、DNA構造解析、耐凍性も分かり、優秀なエリート精子を見極めることができます。顕微授精における受精率や妊娠率を高める上では有効かもしれません。
3/30 「一般的に、排卵から生理が始まるまでの期間は、どの女性も約14日」、「黄体期が14日でほぼ一定」といわれていますので、妊娠検査薬などで妊娠の成否を調べられる時の参考にしていただければと思います。
3/31 シリンジ法キットは、プレメント、シードイン、ミータ等、この数年間で続々と新製品が開発されています。とりわけ、シードインやミータは、オシャレなデザインで、注射器というイメージが湧きません。