『R4.7月の日記』

7/1 全国で南から順に梅雨が明けていく7月。いよいよ夏本番です。体を整えて、妊活に取り組んでまいりましょう。

7/2 6月下旬から昨日まで真夏日や猛暑を飛ばして酷暑のような記録的な暑さが続いていましたが、今日から1週間は梅雨の戻りとなり、暑さは一旦和らぐようです。

7/3 買いたかった服が1週間後には売れていて、あの時買っておけばよかった後悔しました。妊活も同じで、タイミングや判断が大事です。もちろん、人生に失敗はつきものなので、ミスをしてもそれを次にいかして行ければOKです。

7/4 令和4年度(2022年度)から、バイアグラが保険適用となりました。バイアグラと妊活の関係性は、性行為の回数を増やす効果があるという点です。子どもがほしい方にとっては朗報です。しかし今回の保険適用はあくまで「不妊治療での利用」の際だけに限られます。

7/5 妊活中のED薬(バイアグラなど)の使用は、20~24歳が断トツでトップとなっています。ED薬(バイアグラ)の服用で精子の運動量や精子量、胎児の奇形率に影響がおよぶことはないと記されていることもあり、女性の希望で「仕方なく飲んでいる」のかもしれないそうです。

7/6 通販で購入できる精液検査キットとして、「seem」、「コウノトリ 男性用4回分 採取キット」、「プレグナクト」、「TENGA MEN’S LOUPE」、「dotest スマートフォン用運動精子濃度テストキット」など沢山ありますが、精子提供を希望される方は、最も正確な病院(男性専用の泌尿器科)での検査結果を参考にされる方がベターです。

7/7 「虹を見たけりゃ雨を我慢!!」というポジティブなようでネガティブなスローガンを見ました。確かにそうですが、雨は我慢するものではなく、恵みの雨という考え方もあるのではないでしょうか。「赤ちゃんを見たけりゃ妊活を我慢!!」とはならないことを願いました。

7/8 大和西大寺駅前で空前の日本最大事件が起きました。安倍元首相は持病の潰瘍性大腸炎をおして遊説に出ていたようですが、7月7日に潰瘍性大腸炎の完治の可能性がるオルガノイドの移植に成功したというニュースも出ていただけに残念でなりません。

7/9 不妊治療の権威として知られる杉山産婦人科で、国内では原則的に認められていない第三者の卵子提供による体外受精を行っていることが判明したそうです。国内では法的整備がないため提供卵子が認められていませんが、海外に渡れば卵子提供を受けられるというのは変だと思います。お金がある人とない人の医療格差という不公平感もあります。法令に定められていない行為は全て悪という訳ではありません。営利目的にではなく、患者の希望に寄り添うためにということであれば、正しい行為であり、予約が取れない超人気クリニックというのも頷けます。生まれてくる子供の意思は、DNAとは関係ないため、血統にこだわらない考え方があってもいいのではないでしょうか。

7/10 上記とは別のクリニックでも、第三者による卵子提供の体外受精や受精卵を子宮に戻す前に検査する着床前診断は行われています。日本産婦人科学会は卵子提供を認めていませんが、その学会に所属しているクリニックが提案しています。高額な費用でなければ、選択肢の一つとしてそのような提案をしてくれるクリニックは患者に寄り添ったクリニックであるようにも思えます。

7/11 赤ちゃんを抱っこさせていただきました。一時的に泣き止んでくれて、記念写真も撮ってくださいました。

7/12 お一人の方に1周期で8回の提供を行いました。余裕があるときは、希望に応じていくらでもお手伝いできます。

7/13 二人目をお手伝いさせていただいている方からは、毎月のように美味しいお菓子をいただきます。ボランティアなのでお構いは結構と申していても、気持ちは嬉しいものです。

7/14 妊活は本当に大変です。だからこそ、楽しんでいただきたいと考えています。

7/15 ドナーはホストのような接客対応を心掛けるべきです。ボランティアであったとしてもマナーが大事です。気持ちが前向きになるように努めることも役目です。

7/16 ドナーのタブー行為としては、ドナーからタイミング法をもちかけることです。氏名を聞くといったことは御法度です。

7/17 妊活を数ヶ月続けても結果が出ないと気持ちの浮き沈みも大きくなります。そんなときは、不安や不満を何でもおっしゃっていただいて構いません。妊活のパートナーとして、雨が降って地を固めながらお手伝いできればと思っています。

7/18 女性のカラダのことは人それぞれなので、男性の私には正直分かりません。ネットに載っている教科書のような情報も人によっては全く当てはまらないこともあります。

7/19 気心知れた関係になると、ドナーとしてお役に立てればと真剣になり過ぎて、ついつい余計なことをお聞きしてしまうことがあります。よかれと思って対応したことでも、人によっては辛い思いをさせることもあります。受け身で機械的な対応に終始した方が、余計な誤解を招くこともなく、お互いにとって良いのかもしれません。

7/20 1週間ほど生理が早い目に来た場合、黄体ホルモンが出ない、足らないなどの黄体機能不全の可能性があります。医師に卵胞Checkやホルモン検査などで診てもらい、健康排卵が促進されるよう治療を受けていただいた方がよいのかもしれません。

7/21 おりものは、膣のうるおいを保つとともに、精子が子宮の中に入りやすくします。受精の手助けという大切な働きがあるので、おりものの量が増えたときが排卵のサインでもあるそうです。

7/22 定期的にセックスにより、ホルモンバランスが調整される可能性もあるようです。お肌や睡眠の質改善など、女性にとって嬉しい効果もあるようです。精子の質が改善も期待できるそうです。エクササイズのように、妊活には排卵期以外の仲良しが大事なのかもしれません。(参考)『「定期的なセックス」が体にもたらすメリット18

7/23 ご主人のEDに悩む奥様から妊活支援に関する相談がありました。

7/24 シリンジに入れての受け渡しを希望されたため、容器からシリンジに移し替えたところ、シリンジに入りきれない精液量でした。余った精液は容器に入れたままでお渡ししました。1度で2回分の提供ができたことになるので、妊娠の確率もアップすると思います。ちなみに、シリンジ渡しとする場合、精子がシリンジの隙間から零れないように、シリンジの先端を塞ぐなど工夫が必要です。

7/25 7月の最高気温は10年前と比べて3~4℃程上がっているようです。移動するだけでも脱水症状で体力が大きく奪われるので、こまめな水分補給が必要です。

7/26 京都市など、体外受精や顕微授精の保険適用の3割負担がさらに半額になる助成を開始した自治体があります。

7/27 妊活が上手くいかなくたって、それは役で、そういう主人公の役を演じているだけだと思えば気が楽になります。視点を変えれば、気持ちが切り替わります。

7/28 文春で報道された「杉山産婦人科」以外にも、第三者による卵子提供の体外受精を行っているクリニックはあります。本当に必要としている人にとっては「希望の光」そのものです。不妊で悩むマイノリティの方々にとって大切な選択肢の一つだと思います。

7/29 子供だけは欲しいという男性も増えています。知人の男性は、自分の遺伝子を残したいという理由で、子どもが生める結婚相手を探していますが、女性にそれを話した途端、出産マシーンのように思われて関係が終わってしまうそうです。

7/30 ご出産のご報告いただきました。コロナの影響で立ち会い出産が禁止になったのもの、本陣痛から出産まで2時間かからずのスピード安産で、母子ともに元気だそうです。

7/31 キツネ目(ツリ目)とネコ目(タレ目)の親の子はキツネ目(ツリ目)になることが多いように感じていますが、どちらかが優性遺伝とかあれば確率も分かってくるのでしょうが、客観的にはどちらが多いのでしょうね。