『R4.8月の日記』

8/1 過去最高の精液検査結果が出ました。全項目驚異的な数値です。年を重ねるほど精子所見が良好になっています。

8/2 ベビーモデルに合格した赤ちゃんが二人となりました。最初は男の子で、今度は女の子、見たこともないほど美男美女です。

8/3 妊娠のご報告をいただきました。二人目のお手伝いでしたが、二人とも直ぐに授かられています。

8/4 出産のご報告をいただきました。ルイ・ヴィトンと同じ誕生日の女の子。将来はブランド好きなお洒落さんになるかもしれません。

8/5 精子提供は、小説「マスカレードホテル」のような非日常のひと時かもしれません。ドナーとドニーは、お互い何かしら仮面を被っているのでしょうか。

8/6 2020年に行われた体外受精で生まれた子どもの数が初めて前年比で減少したそうです。と言っても、前年よりたった201人減で、6万394人もいます。出産数自体が自然減となっていますが、コロナ禍により、病院が新規患者の受け入れを中止したことも理由の一つだと考えています。

8/7 全ての卵子の質は調べることができないので、妊娠できるかどうかはトライしてみないと誰にも分かりません。年齢を重ねてもそれなりに数は残っていて、その中に質の良い卵子が必ず1つはあるはずです。その質の良い卵子が排卵するときにタイミングが取れれば、妊娠の可能性も十分にあるのではないでしょうか。

8/8 出産予定日を調べるなら、こちらの『妊娠週数カレンダー』が分かりやすいです。最終月経(生理)開始日か排卵日を入力すれば、出産予定日が表示されます。

8/9 南明奈さんが第1子男児を出産されました。1年前の死産を乗り越えての出産に、とても嬉しく思います。

8/10 小栗旬(39才)と山田優(38才)の間に第4子が誕生していたそうです。芸能人で多忙な中、計画的に産んで、完璧な育児をされているようで、頭が下がります。

8/11 車椅子に乗って人工呼吸器をつけてるもえぴーさんが、ブログで妊娠を報告されました。障害者であることで、出産を決意するまで、さまざまな葛藤があったそうですが、だからこそ、赤ちゃんを授かる幸せな気持ちを味わって欲しいと思います。

8/12 自然妊娠するために知っておくこととして、アメリカ生殖医学会は、『Optimizing natural fertility: a committee opinion』において、①夫婦の年齢について、②妊娠しやすい期間、③夫婦生活の頻度、④妊娠しやすい期間を認識する方法について述べています。

8/13 基礎体温のグラフが正常な値を示さないときは、病院で卵子を診察してもらうしか正確に妊娠のタイミングを知る方法はありません。不妊治療専門クリニックでは、自分の体のことを知る機会にもなります。気になることがあるときは、軽い気持ちで訪れてみはどうでしょう。

8/14 子宝成就の寺や神社を訪れて神頼みし、観葉植物の「子宝草」を育てるほどに子どもがほしい人がいます。それくらい妊活に真剣な人にお手伝いしたいと思っています。

8/15 人生にも妊活にも潤いが大切です。

8/16 韓国では未婚女性の卵子凍結施術が急増しています。「子どもは欲しいが、結婚は遅い」という韓国人女性の考え方が、社会的変化として反映されています。

8/17 子宮筋腫は、絶対にとらないといけないものではありませんが、切除して直ぐに妊娠された方もいらっしゃいます。受精卵の着床を助けるという意味では、治療することで妊娠につながるメリットは大きいようです。

8/18 1人目を直ぐに自然妊娠で授かった場合、2人目不妊のつらさは相当なもので、子どもができない事実に向き合えず、妊活を中断される方もいらっしゃいます。そんなときは、3回だけチャンスをくださいと言いたいです。

8/19 久しぶりにご新規の方から問合せがありました。ご希望をお聞きしながら、丁寧な説明と誠実な対応に努めたいと思います。

8/20 50歳近くの方から依頼を受けることもあります。そもそも50歳の自然妊娠はあり得るかというと、確率的にかなり低いと言えますが、絶対ないというわけではありません。そのため、妊娠した際には母子ともに危険があるということを理解していただく必要があります。

8/21 生理不順・無月経でも、不妊治療の排卵誘発剤を使うことにより、直ぐに妊娠できることがあります。早めに病院へ行くことと、ちゃんと通うことが大切です。ただし、授乳中はクロミッドを処方しない方針の病院が多いようです。

8/22 体外受精により50歳で第1子を出産された女性がいます。44歳から5年間で5回の体外受精に失敗し、精神的にも相当な辛さがあったようですが、妊娠、出産できる確率がどれほど低くても、妊娠できない理由が分からなくても、待ち続け、祈り続けることで生まれた奇跡です。(参考記事)『体外受精で5回失敗も50歳で第1子を出産した女性「同じ悩みを持つ人の希望になれば」(英)

8/23 呼吸器疾患の障害を持ち、車椅子生活を送るにもえぴーさんが妊娠を発表されました。障害が有ろうと無かろうと、元気な赤ちゃんを産んで、みんなで育てて行く、そんな社会になることを願います。(参考記事)『陽性反応がでた妊娠検査薬をみた彼の反応「だけど…私は障害者」

8/24 第2子を授かることができないことに悩む「2人目不妊」の人も少なくありません。仕事と育児の両立の負担が重くのしかかり、治療をしていることを誰にも明かすことができない事情もあり、1人目より不妊治療自体が大変です。ただ、2カ月に一度のペースで採卵を20回以上は行い、治療費が1,000万円を超えても、可能性がある限り諦めきれないものです。そのようなときは染色体検査を受けてみるのがよいようです。妊娠反応があっても初期流産を繰り返すような場合、受精卵の染色体異常が原因ということが分かるかもしれません。(参考記事)『何で赤ちゃん来てくれないんだろう――2人目不妊の治療を終えた母の言葉と決意

8/25 長年、体外受精による不妊治療を頑張られていた方から、妊娠が確認できたとの待望のご報告をいただきました。奇跡だとおっしゃっていますが、念願叶って本当に嬉しいです。

8/26 コロナの関係で仕事に追われてます。3分の1くらいしか出勤できていない状況です。自分はいたって元気ですが、体調に変化のない者にしわ寄せが来ています。

8/27 コロナについてはウィズコロナ政策に舵を切っており、感染爆発により早期収束を図っているようにも思えます。ドナーとしては油断大敵ですので、簡易検査キットを常備しています。

8/28 最近は、数日先まで診察予約が取れないクリニックが増えているそうです。ご予約はお早めに!というところでしょうか。

8/29 BMIと着床率には関係性もあるようで、妊活中の暴飲暴食は控える必要がありそうです。ERA検査や子宮内膜に問題がなくても、BMIが高いと何回移植しても着床に至らないことがあります。ちなみに、BMIは22くらいにコントロールできると良いそう。(参考)徐クリニックARTセンター『肥満と着床』、仙台ARTクリニック『肥満大敵!卵子や精子にも大事なBMI

8/30 女性はオーガズムを感じた方が妊娠しやすいと言いますが、オーガズムと妊娠率の相関関係は医学的に証明されている訳ではなく、ただの迷信かもしれません。ただ、もしそうであったとしても、赤ちゃんを授かるには運も必要であり、その運を手繰り寄せるための努力が大事だと思っています。

8/31 精子提供の移動には電車が必須です。たまに、遅延により困ることがありますが、今日はJRの遅延対応に感動しました。トラブルが起きても誰を責めるでもなくスタッフ一丸となってリカバリーする。流石の結束力とリスクマネジメントに脱帽です。