『R4.9月の日記』

9/1 精子ドナーとして、妊娠率UPの方法について日々勉強中です。今月は、某有名クリニックの妊活コラムを見た感想等を主に書いてまいりたいと思います。

9/2 タイムラプスインキュベータと妊娠率』というコラムを見ました。タイムラプスインキュベータとは、設定した時間間隔で胚の写真を撮影しつなぎ合わせることで発育の過程を確認することができる培養器のことですが、胚の発育過程が詳細に確認できることにより、凍結融解胚盤胞移植による妊娠率の上昇が期待できるようです。

9/3 男性の禁欲期間? 短い方が結果は良好』というコラムを見ました。2017の論文では、精子の前進性、臨床妊娠率、出産率の全ての項目において、禁欲期間が7日間より2から4日間の方が良い結果が期待できることが示されています。

9/4 『単一胚移植と多胎妊娠について』というコラムを見ました。日本産婦人科学会では、多胎妊娠を避けるために単一胚移植を推奨していますが、単一胚移植でも多胎妊娠となる場合もあります。実際、未来かなえの精子提供により体外受精をされた方の中にも、単一胚移植で双子を出産された方がいらっしゃいます。

9/5 着床の兆候(着床痛・チクチク痛)について』というコラムを見ました。医学的に定義されている「着床痛」「チクチク痛」は存在しないようです。たまたま感じた子宮の収縮によるもので、妊娠とは無関係のようです。では、もう一つよく聞く「排卵痛」はどうなのかが気になります。

9/6 採卵月で結果に差が出る?』というコラムを見ました。気温(採卵月)の違いで体外受精の結果(受精率&胚盤胞到達率編)に影響はないようです。

9/7 凍結卵子・胚・精子の取り扱いについて』というコラムを見ました。採取した卵子は、普通に冷蔵庫など凍結すると水分が氷晶という氷の塊を作ってしまい、卵子・胚にダメージを与えます。そのため、、溶液と細胞内の水分を交換してから、液体窒素で瞬間的に凍結することで、ダメージを最小限に抑えるようにされています。ちなみに、精子の凍結方法は少し異なるようです。

9/8 関係ある? ない? 男性年齢と不妊治療』というコラムを見ました。30歳未満の男性と40歳以上の男性を比較した場合、1年間の妊娠成立率は後者が30%低い調査結果も出ています。年齢を重ねることでパートナーと機会を持つ回数の減少が要素の一つと見られています。シリンジ法の精子提供の場合、男性機能ではなく、精液状態が重要なので、年齢による低下がないか定期的な精液検査が必要です。

9/9 いつから始める? 体外受精の始め時』というコラムを見ました。なかむらレディースクリニックの統計では、一番多くの割合を占めているのは36から40歳のグループですが、35歳以下のグループで約4割を占めています。体外受精における妊娠・出産は、年齢が若いほど良好な結果が期待できるので、早めにスタートするに越したことはないようです。

9/10 ご妊娠のご報告をいただきました。提供回数が少なくても、授かるときは授かります。やはり、タイミングを取れるかどうかがポイントです。

9/11 よく聞かれる質問 〜妊活中のお薬〜』というコラムを見ました。妊娠中の予防接種や薬の内服は気になるものですが、添付文書に禁忌「妊娠中は内服しないでください。」 との記載がある場合は他の有益性投与のお薬に切り替えればいいだけで、心配ないようです。「有益性投与(薬の効果が不利益を上回る)」という記載は、症状がつらければ内服可能という意味です。

9/12 生まれてくる赤ちゃんは女の子?それとも男の子?』というコラムを見ました。生まれてくる赤ちゃんの性別は、体外受精と顕微授精、.胚盤胞に到達した日数による差異はないようです。

9/13 卵巣機能低下に効くかも? 〜delayed start法〜』というコラムを見ました。訳すと「遅延スタート法」ですが、従来の卵巣刺激法で反応が薄かった方にも一定の効果が見られ、発育卵胞数の増加や妊娠例も出ています。この方法はコストもかかりますが、今後に期待大です。

9/14 今のままの生活で大丈夫?〔生活が及ぼす精液への影響〕』というコラムを見ました。ウイルスや細菌を退治するという大切な役割がありますが、過剰になると精子のDNAが傷つけられ、精子の形成異常や受精率の低下などが生じます。活性酸素の過剰発生を抑えてバランスを回復させる方法としては、ビタミンC、ビタミンE、カロテノイド、カルニチンといった抗酸化物質を摂取することで、DNA損傷の減少、精子の運動率の増加などに効果的であるとされています。

9/15 着床率を上げる方法〜assisted hatching法について』というコラムを見ました。「Assisted Hatching(孵化促進法)」は、略称で「AHA」と呼ばれています。年齢因子や体外受精における凍結処理をすることにより胚を包んでいる透明帯が固くなってしまうことがあると言われており、透明帯の一部または全体を切除したり、薄くしたりすることにより、胚が透明帯を破って脱出するのを助け、子宮内膜に着床しやすくする処理のことです。体外受精や顕微授精の場合しか行えませんが、反復不成功の場合に有用かもしれません。

9/16 『初期胚のグレード 〜フラグメント〜』というコラムを見ました。初期胚は①分割速度(成長の速さ)、②割球の状態(細胞の状態)、③フラグメントの割合の3項目の状態によりグレードが付けられます。特に、フラグメントの割合は重要な評価基準であり、フラグメントが10%未満であれば、その後の発育に大きく影響しないといわれており、25%以上を占めるような胚では着床率が低いといわれています。

9/17 『着床の適切な時期は? インプランテーションウィンドウについて』というコラムを見ました。たまごは胚盤胞まで発育しなければ着床できませんが、胚盤胞まで成長しても「着床の窓」と呼ばれる時期がズレていても、妊娠には至りません。子宮内膜の受容期は、LHサージ後7日前後、もしくはプロゲステロン(P)分泌から5日前後であることもわかっていますが、より一人一人に最適な移植のタイミングを探る方法として、ERA (: Endometrial Receptivity Analysis/子宮内膜着床能検査)が、近年注目されています。

9/18 医療機関の妊活コラムに全て目を通しました。依頼者様のご希望を叶えるために、ドナーとして多少は成長できたかと思います。

9/19 生まれてきた子どもにどんなスポーツをさせたらよいか。野球やサッカーやバスケなど、どのスポーツに才能があるか。分からないときには、家の中に様々な種類のボールを転ばせておけばよいかもしれません。

9/20 台風一過、気温もグッと下がり、過ごしやすくなりました。精子の持ち運びにも適した気温ですので、シリンジ法の効果も高まる時期だと考えています。

9/21 歌手の華原朋美さんが、48歳で第二子を望み不妊治療中であることをブログに投稿されています。色々な意見も寄せられていますが、一人目の出産により二人目をとなることは素晴らしいことだと思います。

9/22 8月26日に仲良し夫婦仲で子どもも産まれたりゅうちぇるとぺこ夫婦が『法的には夫婦ではない』と性自認を理由に離婚したことが報道されました。ネットで批判的な意見も多いですが、りゅうちぇるさんのカミングアウトについて、ぺこさんも納得した上で離婚を選択され、離婚後も同居しながらパートナーとして生活や子育てをされるそうですので、それが家族の円満の形なら何も問題ないと思います。

9/23 事実婚のSHELLYさんが第3子妊娠のマタフォトを公開されました。事実婚相手のパートナーと授かった赤ちゃんですが、元夫を含めてワンチームで育児に励んでいるそうで、今の時代に合った新しい家族の形なのでしょうか。

9/24 初代バチェロレッテの福田萌子さんが第1子妊娠中の幸せ写真を公開されました。結婚を選択せずパートナーとして愛を育み、授かった命だそうです。経済力がある女性にとっては、籍を入れることのメリットがあまりないのかもしれません。

9/25 元AKB48メンバーで実業家の川崎希さんが、公式YouTubeチャンネルで、5歳の息子と1歳の娘のどちらも不妊治療の末、体外受精により授かったことをカミングアウトされました。不妊の原因は分からなかったそうですが、そんな時にも体外受精がお勧めなのかもしれません。ちなみに、夫でタレントのアレクサンダーさんは、その後、子どもが9人欲しいと打ち明けられています。