『R5.6月の日記』

6/1 不妊の二大疾患として、「多嚢胞性卵巣症候群」と「卵管閉塞」が挙げられますが、これらは治療で治ります。一番の問題は、診断や治療が難しい「卵子の老化」です。これを乗り越えて赤ちゃんを授かるためには、精子ドナーの献身的なサポートが欠かせません。

6/2 2022年の日本の合計特殊出生率は「1.26」、2005年に並ぶ過去最低値です。出生数も77万747人で、統計を始めた1899年以来初めて80万人を下回り、過去最少となりました。

6/3 国立社会保障・人口問題研究所が2019年に実施した「第6回全国家庭動向調査」によると、妻が働きに出るときに子どもの世話を誰が見るかというアンケート調査の結果、「公共の機関」と答えた人が全体の42%を占め、それまで高割合をマークしていた「親」の割合を上回りました。高齢化や核家族化が加速するなか、世話を頼みたくても頼めない現実が見え隠れする結果といえそうです。

6/4 日本財団が2023年3月に少子化と子育てをテーマに実施した「第4回1万人女性意識調査」によると、女性の4割が「理想の子ども数は2人」、5人に1人は「持ちたくない」と回答しています。

6/5 「一度も恋愛したことのない未婚子なし女性の末路」 と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられています。トピ主さんは、勝ち組にならなくても、世間に合わせなくても、別に構わないという生き方を大切にされているようです。

6/6 双子を出産したアメリカ人女性が3つ子を出産しました。双子を自然妊娠した後、3つ子を自然妊娠することは統計を取るのが難しいほど珍しい現象だそうです。

6/7 国内初の精子バンクが2022年度末で活動を中止していたことがわかりました。理由について、子どもの出自を知る権利や、精子バンクの位置付けについての法整備が進まないことを挙げていますが、これは当初から分かっていたことです。赤字が続いたことも挙げており、これが一番の理由でしょう。ここの代表者は個人ボランティアの精子ドナーを批判していましたが、営利目的で考えていた自分たちが一番杜撰ではないでしょうか。

6/8 「着床前検査のミスで流産」夫婦が大阪の不妊治療クリニック提訴、との報道が各社から出ました。体外受精が急増する中、病院側も管理が大変なので、患者側でもしっかり確認したいものです。 

6/9 同性婚が認められていないことについて、福岡地裁でも「違憲状態」との判断が示されました。同性婚をめぐる集団訴訟は、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の全国5か所で起こされていて、「違憲」が2件「違憲状態」が2件、「合憲(とするも必要性に言及)」が1件となりました。

6/10 LGBT法案に民党が土壇場で合意しました。重要な法案なので、今の法案がベストかどうか、国民もしっかり勉強する必要があります。

6/11 梅風呂に入りました。 梅をお風呂に入れると美肌や疲労回復に効果を発揮するそうです。ほのかな甘い香りにも癒されます。

6/12 人気YouTuberのはじめしゃちょー(30歳)が、精子の「形態異常」見つかり、凍結保存をしたことを公表されました。将来的な保険として安心なので、男性も早めに精子の量や運動量を確かめる検査を受検することや、正常でない形態の精子が多いなどの場合は、凍結保存を検討することが望まれす。ただし、解凍すると運動率が半分以下になるので注意が必要です。

6/13 本日「こども未来戦略方針」を政府が決定しました。2024年度中に、児童手当が、3歳未満は月額1万5000円、3歳から高校生までは1万円、第3子以降は3万円に拡充される見込みです。

6/14 人間ドックを受けてきました。特質すべき点は見当たらないということでひと安心です。未だに視力が裸眼で左右とも1.5以上あることに驚かれました。

6/15 野球の大谷選手が何よりも大事にしているのが睡眠で、日々の肉体的な負担が非常に大きいこともあり、最低8時間、休日には12時間眠ることもあるそうです。睡眠優先のスケジュールを考えることが、今も将来も心身ともに健康に過ごすポイントのようです。

6/16 本日「LGBT理解増進法」が成立しました。「全ての国民が安心して生活することができることとなるよう、留意するものとする」との条文が加えられたことで、一部の人が反対すれば、同性婚の法制化や教育環境の整備に関する活動が抑制される恐れがあるとの不満の声もあります。当事者団体は、「現状が後退する懸念がある」と抗議していますが、「一歩前進」と評価するようにしたいと思います。

6/17 赤ちゃんとママさんにお会いしました。赤ちゃんの笑顔を見た周りの方たちが「可愛い」とたくさん声をかけてくださり、ちやほやしてくださいました。役得とはこういうものでしょうか。

6/18 出産のご報告をいただきました。健康な女の子、おめでとうございます!

6/19 着床前診断の結果を教えていただきました。全項目異常なしで、これまで生まれた全ての子が健康児です。

6/20 シングルマザーさんのお子様の保育所参観に同席しました。これもドナーとしてのミッションの一つだと考えています。

6/21 吉本新喜劇の宇都宮まきさん(41)が、第2子出産を報告されました。昨年4月に第1子を出産されたばかりで、2人目とはほぼ1歳差です。

6/22 大阪府在住のsachinaさん(41歳)は、13年前の双子、9年前に三つ子を授かられています。自然妊娠で、一卵性の双子、一卵性の三つ子、しかも5人とも男の子、すごい稀な確率ですが、そんな事もあるのですね。

6/23 アメリカで生まれた、一卵性の三つ子全員が、母親と同じ産婦人科医になったというニュースを見ました。家族が信頼できるチームの一員であり、お互いを励まし合いながら勉強し、つらい時期を乗り越えてきたそうです。

6/24 アメリカのタレントであるコートニー・カーダシアンさんが、体外受精を中断して約1年後に妊娠したことをサプライズ発表されました。44歳で自然妊娠のようです。無事に元気な赤ちゃんが産まれてきますように!

6/25 「出自を知る権利」テーマに熊本大学でシンポジウムが開催されました。精子提供がこれだけ普及してくると、生まれてきた子どもたちが思春期を迎える10年後には大きな問題となっていそうです。ドイツでは、16歳になったら、子どもが出自を知るようにする仕組みがあるようですが、日本としても国としての方針を定める必要があるのではないでしょうか。

6/26 梅風呂にしてみました。 梅をおふろに入れると美肌や疲労回復に効果を発揮するそうです。 ほのかな甘い香りに癒されます。

6/27 子どもの頭の重さは約3㎏だそうです。新生児の赤ちゃん1人分ということを考えると、子どもの成長への思いが巡るのではないでしょうか。

6/28 道の幅は車の幅から、車の幅は人の幅から基準値が定められています。都市は、人間工学をもとにしたモジュールでできています。

6/29 「一度も恋愛したことのない未婚子なし女性の末路」 と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられています。トピ主さんは、勝ち組にならなくても、世間に合わせなくても、別に構わないという考え方を大切にされているようです。

6/30 女性が子どもを授かれる時間は本当に限られています。30代で子どもが欲しいと思ったら、キャリアより優先してもらいたいです。40代でも授かる方もいるので、私も大丈夫と思ってしまいがちですが、それは奇跡的なことであり、40歳からの不妊治療では体外受精を行っても妊娠率は1割にも満たないことを認識しておくべきです。