『R5.9月の日記』

9/1 出産がゴールではないと言う人もいますが、まずは授かることをゴールにして、それ以降のことはそれから考える、でいいと思います。ときに、妊活はそれほど大変なことです。

9/2 計画無痛分娩でも、陣痛促進剤が効かずに、結果帝王切開になることをフルコース出産と言うそうです。

9/3 精子提供のマッチングサイトを利用している女性は1万人以上のようです。25歳~39歳の女性人口は1000万人以下なので、単純計算で、1000人に1人は精子提供を利用していることになります。

9/4 2021年に国内で体外受精によって生まれた子どもは過去最多の7万人とのこと。12人に1人が体外受精で生まれた計算になります。10人に1人くらいは体外受精を受けていらっしゃるようです。

9/5 卵子は、胎児期に一生分が作られます。つまり、齢を重ねるほど卵子の老化が進行し妊娠しにくくなってしまいます。一般的に、閉経年齢51~52歳の9年くらい前である43歳くらいが出産可能な境界線だと言われています。(参考)『じつは、日本は不妊治療の件数が多すぎる「不妊治療大国」だった…!衝撃の事実のウラにある「本当の理由」

9/6 40代前半でも出産可能性は意外に高いという記事を見ました。実際、大正時代の日本では、40代女性の合計出生率が0.46もあったようです。『「結局、人は何歳まで子どもを産めるのか」専門家さえ気づいていない”40代前半の出産可能性”の意外な高さ

9/7 100年後の日本人口は5000万人という推計もあります。人口減少は避けられそうにないため、現在の経済レベルを維持するには、高度経済成長期のモーレツ社員以上に一人一人が稼ぐ力を身につける必要があります。徹底的に無駄をなくして効率化を図るしかないのかもしれません。『この国ではもう「結婚も出産も増えない」…深刻すぎる少子化の「どうしようもできない現実」

9/8 排卵日と妊娠率の関係について、排卵1~3日前が最も妊娠率は高くなり、排卵2日前がピークとなります。排卵日の妊娠率は排卵5日前と同程度しかありません。確かに、排卵後は妊娠しませんが、ここで注意したいのが、排卵検査薬で陰性になったら妊娠しないと勘違いすることです。排卵検査薬が陽性の翌日も充分に妊娠できる可能性があるとされています。(参考)『排卵日検査とタイミング治療について | 扇町レディースクリニック (olc.ne.jp)』

9/9 精子の受精可能時間は、子宮に到達する5.6時間後~36時間や5日間~1週間など諸説ありますが、一番有力な説は、射精後3日間です。5日前のタイミングでの妊娠も実在しますが、これにはかなりの個人差があると思われます。

9/10 排卵日の予測方法やタイミングの取り方について、動画で詳しく説明されています。個人差もあるため、全ての方に当てはまる訳ではないと思いますが、参考にはなりますので、妊活をスタートする前に一度視聴していただければと思います。⇒『【自然妊娠】早く授かる 究極のタイミング法!!時間を無駄にしないで

9/11 タレントの川崎希さんが、第3子の妊娠に向けて、人と比較しない不妊治療、いわゆる「ゆる妊活」を続けられていますが、無理せず自分のペースで頑張ることが大事なようです。

9/12 手紙を知らない人とカプセルトイを通してやり取りする「手紙ガチャ」が、若い世代を中心に人気となっています。手紙を書く文化を残したいという思いで、始まったそうです。

9/13 知人のススメもあり、「5-ALA」というサプリメントを飲め始めました。老化や様々な健康トラブルを改善するといわれており、大学の研究でも疲労回復に高い効果があることが確認されているようです。

9/14 9月といえば読書の秋…。静かな時間が流れるおしゃれなカフェに行けば、読書も捗りそうです。せっかくなので、カフェ巡りもしてみると楽しそうです。

9/15 全国の100歳以上の高齢者は9万2000人余で過去最多を更新しました。元気の秘訣は、「仕事や趣味を頑張ること」、「仲の良い人と過ごせることを最高の幸せだと感じ、そうした時間をできだけ多く設けること」のようです。

9/16 9月に入り朝晩は幾分涼しくなってきたとホッとしていたら、暑さがぶり返して、関西の一部の地域では猛暑日となったようです。

9/17 民間のクリニック(はらメディカルクリニック)で、「子どもが希望すれば、精子提供者に接触できる」条件の不妊治療による国内初の出産がありました。妊娠した場合にはクリニックが夫婦に精子提供者の身長・体重と血液型、職業や病歴などを伝え、生まれた子が18歳以降に希望すれば提供者が面会や電話・手紙などで接触に応じるというものです。賛否はあるかもしれませんが、「出自を知る権利」に配慮された画期的な事例です。(参考)『精子提供者の情報を子に開示、民間クリニックで国内初の出産例…「匿名」の不妊治療に風穴

9/18 テレビドラマ「VIVANT」の最終話で、「日本には考えの違う相手を尊重する美徳がある」というセリフに心を打たれました。

9/19 不徳にも出先で自転車の鍵を無くしてしまいました。落ち込んでいたら、「スマホを無くすよりどっちがマシ?」と言われ、慰められました。大きな失敗をしたときに、叱るのではなく励ましてくれるのが、真の友であり家族であると感じました。

9/20 怪我を負わされて痛い思いをしても、悪気がなければ笑って許してあげられる…そんな素晴らしい人もいます。

9/21 センセーショナルなタイトルですが、書籍「射精責任」が話題となっているようです。予期せぬ妊娠は男性のせいとの主張です。

9/22 1989年の国連総会で採択された子供の権利条約に、「父母を知る権利」が記されましたが、日本では、「出自を知る権利」について、法律や制度で規定されたものはないのが現状です。

9/23 告知のことを真剣に考えている「一般社団法人AID当事者支援会」という団体があります。告知をするのであれば、「親=血がつながっているもの」という認識を持ち始める前の幼少期が良いそうです。告知の言葉としては、例えば「パパに卵がなかったからあなたに会えたんだよ。あなたに出会わせてくれて、親切なドナーさんにも感謝しているし、パパとママは本当によかった」と伝えると良いようです。

9/24 9割のカップルが事実婚の関係を解消するといわれているからでしょうか。法律婚ではなく、パートナーシップ関係を選択するケースが増えており、社会保障においては法律婚と同様の扱いになりますが、子どもを持つ場合、共同親権が認められている、法律婚を選んだほうが有利なケースが多いようです。

9/25 一声が人を変える。何気ない日常の声かけからコミュニケーションが始まり、それを通して築かれた人間関係が人生でかけがえのない宝物になるます。

9/26 「戸籍の性別を変えるのなら性別適合手術が必要ですよ」という戸籍上の性別変更の際に手術要件を求める法律は、憲法に違反するのか、最高裁の判断が近づくなか、当事者等からの撤廃を求める声が高まる一方で、有識者等からの慎重な対応を求める声も出ています。話し合うことで問題点があぶり出され、また話し合う。お互いがベストを尽くし考える延長線上に答えが見つかっていくことを願います。

9/27 質の良い卵子を育てるためには「DHEA」というホルモンが鍵になるようです。DHEAを増やす「ジオスゲニン」が主成分の「ジオアップ」という育卵サプリメントがありますが、多少なりとも効果があることを期待します。

9/28 LH(黄体化ホルモン)が出始めてから36時間くらい経つと排卵となるので、排卵検査薬で反応が出た日とその翌日は妊娠しやすい日だと言われています。(参考)『「排卵日がもっとも妊娠しやすい」は間違い…不妊治療の名医が教える「本当の妊娠しやすい日」

9/29 1978年にイギリスで世界初の体外受精による女児が誕生して以来、45年しか経っていませんが、日本ではいまや10数人に1人が体外受精で生まれた子どもです。2018年には中国でゲノム編集した女児(双子)が誕生した発表されるなど、生殖医療は爆発的な進展を遂げています。(参考)『拡大し続ける生殖医療の適応範囲

9/30 「胚培養士(エンブリオロジスト)」が注目を集めています。約11人に1人が体外受精で生を授かる時代、不妊治療に欠かせないスペシャリストである胚培養士を国家資格にすることが社会の信頼・安心につながるのではないかと議論されています。