『R5.11月の日記』

11/1 最近は、シリンジ法キットの比較や使い方のコツがネット『私に合ったシリンジを探そう!シリンジ法キット比較』で掲載されています。ここ数年で、シリンジ法が一気に普及しているようです。

11/2 夫の死亡を医師に伏せて第三者の提供精子による体外受精を受けた女性が妊娠した問題を巡り、新規実施を停止していたはらメディカルクリニックが、複数の再発防止対策を導入、徹底することで、提供精子による体外受精の再開しました。ちなみに、今回の問題は、女性との妊娠後面談で発覚したそうです…。

11/3 アメリカに住む30歳の女性が帝王切開で8人目の赤ちゃんを出産し話題になっています。帝王切開のギネス記録は11人のようですが、身体の回復が早い若いうちは可能なのかもしれません。

11/4 ウガンダに住む女性が27年間で44人の子供を出産したことが話題となっています。医師から「卵巣が異常に大きく過排卵(卵巣から正常の排卵数をはるかに超える数の卵子が放出される症状)を起こしており、異常なほど妊娠しやすい体質」と告げられており、実際に、双子が4組、3つ子が5組、4つ子が5組の子供を出産していることから、卵巣過剰刺激症候群と示唆されています。

11/5 排卵日と妊娠率(%)の関係について、5日前「6.1%」、4日前「14.2%」、3日前「24.3%」、2日前「30.3%」、1日前「38.4%」、当日「17.2%」、排卵後1日「5.1%」、排卵後2日「0%」というデータが出ています。 月経周期に関しては、平均28日、低温期15日、高温期13日という結果で、オリモノの変化では、排卵前日が最も多く、排卵3日前から排卵後1日までは多いという結果となっています。自己報告ではありますが、約10万人の女性を対象に23000周期に関するデータなので信憑性はあります。やはり、タイミング1日前が最も妊孕性が高いといえます。

11/6 使わなかった凍結受精卵を保存続けるか、廃棄するか、不妊治療の尽きない悩みです。できれば、凍結受精卵を譲って欲しいという方もいます。命の源を棄ててしまうくらいなら、お裾分けできないのかなとも思ってしまいます。養子縁組ならぬ、受精卵縁組という制度です。

11/7 超党派議員連盟が示したたたき台で、精子や卵子の提供で産まれた子が18歳以上になれば提供者の情報を一部開示できるようにすることなどが明示されました。同性カップルや代理出産は認めない方針です。来年の法案成立を目指すとしています。

11/8 子宮内膜症患者の30~50%が不妊になる』といわれています。早期発見により、治療後直ぐに妊娠された方もいらっしゃいます。

11/9 血のつながりがなくても「親性」という子どもを守ろうとする脳のネットワーク、いわゆる「子育て脳」があるそうです。「子育てはママ」、「同性カップルの子育ては子どもに悪影響を及ぼす」という主張は誤りであることがわかります。(参考)『子持ちじゃなくても男性でも「子育て脳」がある!最新の脳研究「親性」はヒトの生き残り戦略に必要なもの

11/10 東京都の合計特殊出生率は1.04となり、6年連続で低下しました。都内女性の平均初婚年齢は30.7歳で、全国でもっとも高くなっています。女性の社会進出により、晩婚化が進み、少子化に繋がっているというのは明らかです。

11/11 シリンジ法で提供した方が、精液の量がかなり多くてビックリされました。

11/12 金の価格が高騰していますが、江戸時代には金より紅花(紅餅)の方が高値で取引されていたこともあるそうです。

11/13 芸能人の18歳年の差婚が話題になっています。2022年人口動態調査によれば、初婚同士の結婚で18歳以上の年の差婚というのは初婚全体のわずか0.5%に過ぎません。さらに、今回のように、18歳以上の年の差でお相手の女性が19歳以下の場合だけに限定すると、0.02%という数字になります。年間の婚姻件数が約50万件なので、年間ベースで約100組いらっしゃるということになります。

11/14 保険適用による不妊治療に年齢・回数制限があることに、プレッシャーや葛藤を抱える人が増えているようです。いわゆる”43歳の壁”と言われ出してきているものです。

11/15 アメリカで、生まれつき子宮が二つある女性が、両方の子宮で妊娠されたそうです。非常に珍しい症例で、予定日は今年のクリスマスということで、まさに神様からの贈り物です。

11/16 アメリカで、産後うつの飲み薬が承認されました。出産後の女性のおよそ7人に1人が産後うつを経験していると言われており、希望のニュースです。

11/17 11月17日は「世界早産児デー」です。世界最小の258gで産まれた日本人の赤ちゃんも5歳になり、10㎏にまで元気に成長しています。

11/18 8年間不妊治療を続けたアメリカ在住のある夫婦が、3か月間で4人の子供の親になったそうです。養子縁組で1人、胚養子縁組により3人(3つ子)を授かられています。アメリカでは、胚養子縁組という、体外受精の過程で使用されなかった凍結胚を持っている人々から提供を受け、妊娠出産を行うことができる制度があります。この夫妻にとっては、どのような方法で子供を授かるかではなく、親になることそのものが重要だったようです。

11/19 韓国で初めて子宮移植が成功しました。今後、移植前に採取した卵子と夫の精子で受精した胚移植による妊娠と出産に期待を寄せられています。世界的には100件程度の移植成功事例があり、出産まで至った事例があることが分かっています。

11/20 真夏日がやっと過ぎたと思ったら、既に信州では氷点下だそうです。

11/21 【至急】本日「@ezweb.ne.jp」のアドレスでご依頼いただいた方へのメッセージです。メールを受信できないアドレスであるため、返信ができません。つきましては、Gmailなど他のアドレスを教えていただければと思います。

11/22 タレントの指原莉乃さんが31歳の誕生日を迎えた報告とともに卵子凍結を行ったことを公表されました。年齢とともに卵子の質は落ちるので、当面結婚願望がなくお金のある女性は、30歳を目途に卵子凍結することがスタンダードになってくるかもしれません。

11/23 近い未来、卵子バンクの整備や人口子宮の開発が進めば、女性は婚活期や妊活期に対する焦り、妊娠や出産に伴う苦労から解放され、子供は欲しいけど夫はいらないといった要求も満たされるなど、夫婦の価値観は大きく変わると思います。

11/24 東京都の卵子凍結保存助成のオンライン説明会に5000人超の申し込みがありました。関心の高さを示していますが、9割が30代のようなので、もう少し20代の年齢層が増えてくると、望むタイミングで望んだ人数の子に恵まれる権利、いわゆる「SRHR」(リプロダクティブ・ライツ)が一層保障されると思います。

11/25 元アイドルで実業家の川崎希さんが、不妊症・不育症に関するフォーラムで、「出産可能な限り家族を増やしたい。10人でもいいくらい」と告白されました。第1子、第2子ともに体外受精を経て出産し、現在も第3子の妊娠に向けて通院中ということで、少子化対策のお手本とも言えるようなバイタリティに感服します。

11/26 来年度から実施予定の児童手当の第3子加算が話題となっています。第3子の加算対象となる第1子について、現行の「高校卒業」から「22歳の年度末」まで延長されるものですが、1人当たりの子育て費用は変わらないので、年子に有利となるこのような年齢制限は廃止すべきとの意見も出ています。

11/27 2人目不妊は、仕事や不妊治療に加えて子育てとの両立など、1人目とは全く違う大変さがあります。サポートが課題になっているところ、近隣の子育て施設と提携し、治療中に子どもを預けられるようにしたクリニックもあります。

11/28 モデルの鈴木サチさん(44歳)が、第5子を妊娠したことを発表されました。2019年に第3子、2022年に第4子と、40代になって3人目の出産にエールを送りたいと思います。

11/29 世間でよく言われる「男の子は単純バカで、女の子は早熟で賢い」というのも、今では、ジェンダー差別に当たるようです。個性にもよると思いますが、ただ、その傾向はあると思います。女性を立てるために、男性は無意識的に単純バカを演じているのかもしれません。

11/30 視力が1.0未満の小中高生の割合が過去最多となりました。小学生でも40%程度、高校生は70%を超えます。家庭での端末や携帯の利用が増えたことが要因とされています。私は、未だに裸眼で1.5以上あるので、目の強い子供に産んでくれた母親に感謝しています。