『R6.4月の日記』

4/1 未来かなえは、依頼者様をお姫様として接しているため、「ドナー」より「キャスト」という呼び方がしっくりくるかもしれません。癒やしとやすらぎのひと時を提供できるように努めています。

4/2 未来かなえは、豊富な精子提供の実績があるため、最近は、精子提供による妊活について、経験者ならではの視点によるコンシェルジュ的な相談も増えています。

4/3 「どうですか?」→「いいね!」大人同士でも、打ち明けて、認め合える。そんな社会が理想です。

4/4 知人の死、不妊治療の失敗、株価の暴落、仕事多忙の4重苦ですが、健康なのが唯一の救いです。

4/5 体外受精が上手くいかなっかったときの気持ちの切り替え方は、分かち合える人に話すことだそうです。ドナーもその一人になれればと思っています。

4/6 花見の穴場スポットを見つけました。赤ちゃんできたよの報告に、お祝いも兼ねてご案内したいところです。

4/7 お客様から桜餅、桜最中、三色団子をいただきました。

4/8 東京都は今年度から、男性の精液検査も実質無償化し、子どもを持ちたいと考える男性への支援を始めます。18歳から39歳の男性を対象に、最大で2万円を助成する方針です。

4/9 生理はなぜ起こるかといえば、毎月受精卵を迎え入れるために子宮内膜を厚く、ふかふかに整えておく必要があるからですが、最近の研究で、子宮内膜には特別なバイオセンサーがあり受精卵の状態を識別する能力を持っていることがわかりました。フレッシュな内膜を維持することで、異常のある受精卵を識別できるようにしているそうです。

4/10 子どもを望む高齢男性は決して少なくなく、70代で病院を訪れる人も一定数いるそうです。

4/11 世界的に精液の質が低下していることが明らかになっています。実際に、「欧米男性の精子の濃度が40年で半減した」との調査結果も出ています。一説では、これから子どもを希望する男性の4人に1人は、すでに精液所見が悪化している傾向にあるそうです。

4/12 男性は抗がん剤治療の後でも子供を授かれる可能性があります。リスクの低い抗がん剤の場合、投与中止後約3-4カ月で、精祖細胞が回復し、精子数は改善すると報告されています。

4/13 卵子凍結を希望する方は30代に多く、仮に10個の卵子を採れたとしても、融解して使用できる卵子は2~3個ほどで、 1個の卵子から出産できる確率は、30代前半で10%前後のようなので、コツコツと卵子をためておく必要がありそうです。費用は、採卵+保管料(2年間)で約50万円くらいなので、これが一番のネックになりそうです。【参考】『将来的な妊娠を見据えて広まりつつある「卵子凍結」の実態

4/14 スペシャル支援のお申し出がありました。高度不妊治療を受けて出産された方に、返済不要の給付型奨学金「育児・未来教育支援」をお支払いしました。

4/15 依頼者のご家族同席で面談をさせていただきました。やはり親族の方は、何故このような活動をしているのか気になられるようです。

4/16 面談で、選択的シングルマザーとして精子提供を考える女性はどのような理由からかという質問を受けました。なかなかパートナーが見つからず、歳月が経つことにプレッシャーを感じる方が多いようです。でも、日本で第三者から精子をもらえるのは、無精子症などで悩んでいる夫婦に限られます。昨年、第三者からの精子提供などを規定する新法の案がまとめられたものの、提供を受けられるのは婚姻関係にある夫婦だけで、シングル女性は対象外となっています。未婚女性が精子提供を受けるには、海外のエージェンシーに依頼するかたちになり、そのハードルは、かなり高いといわざるをえません。そのため、未来かなえは、選択的シングルマザーになることを決断した人に、できるだけの支援をしたいと心から思っています。

4/17 タレントの宮崎麗果(36)さんが第5子の妊娠を発表されました。3度結婚して4人出産。第2子と第3子も年子、第4子と第5子も年子になるようですごいです。第4子は帝王切開だったようで、そこまたすぐに妊娠出産で、母体は大丈夫なのか気になります。

4/18 凍結精子で出産の女性カップルの子の認知を巡り最高裁で訴訟が行われてます。性同一性障害特例法に基づいて男性から性別変更した40代女性が、自身の凍結精子を使ってパートナーの30代女性との間にもうけた子を認知できるかが争われているものですが、性自認が女性でも女性が恋愛対象という方も多く、人を無理やり男か女かに分けるのは無理があるような気がします。このような議論を通じて、より人にやさしい社会になっていくことを願います。

4/19 精子も老化するものの、卵子ほど明確な影響はありませんが、がん治療を受ける前には精子を凍結しておく男性もいるので、浦安市では卵子のみならず精子の凍結も助成の対象としています。

4/20 フランスでは、未婚の女性でも、同性愛のカップルでも、卵子や精子の提供を受けられ、子どものいる家庭を築くことが法的に認められています。しかし、日本では第三者の精子、卵子をもらうことについて、法整備がまだできておらず、一刻も早い解決が望まれます。

4/21 精子提供で生まれた子どもが100人近くいるアメリカ人が注目を集めています。学生時代に週3回提供し、実際は200人を優に超えているかもしれないようです。(参考)『【独占告白】「私の精子から97人子どもが生まれた」 米国人男性(33)が告発する精子バンクの実態

4/22 同じ男性の精子から生まれる子どもの数の上限について、アメリカの米国生殖医学会のガイドラインでは、人口80万人に対して25人までとしています。つまり、アメリカ国内で1万人、世界中で27万5千人の子どもが誕生してもよい計算になります。

4/23 他国では不妊治療は20代からしてるそうです。高齢になれば着床しづらくなるなど、性教育が充実していることが理由だと思いますが、日本人は少しゆっくりし過ぎているのかもしれません。

4/24 日本でも着床前診断が浸透してきていますが、PGT-Aにおけるモザイク胚移植後のほとんどの出生前検査の結果は、染色体異常のない正常な健康な胎児を示しており、モザイク胚移植に対する賛否両論が存在しています。【参考】『PGT-Aにおけるモザイク胚の管理

4/25 体外受精の保険適用は43歳までなら3回で、40歳未満なら6回まで適用されますが、それなら40歳以上には着床前診断も保険適用すべきだと考えています。

4/26 「産みたいのに、もう産みたくない」不妊治療中のメンタルヘルス不調は珍しいことではないので、気軽にドナーにも相談してください。特にこの時期は感情に波が出やすいようなので…

4/27 たまひよONLINEで、45歳のライターさんが、不妊治療から双子出産された記事を読みました。在宅でフリーの仕事をしている方は、通院等において時間的な融通が効くので妊活に有利なようです。

4/28 ゴールデンウィーク、多くの方が子どもとの思い出づくりに出かけられています。子どもにとっては、遊園地等よりタケノコ堀り等の自然の中での体験の方が記憶に残りやすいようです。