『R6.5月の日記』

5/1 シングルマザー、男性不妊、FTM、レズビアンのカップルなど、同じ境遇の方への支援実績があることが依頼者様の安心材料になっているようです。

5/2 高齢出産でも元気な赤ちゃんを産んでいる方は沢山いらっしゃり、精神的・経済的にゆとりを持った状態で出産に望めるというメリットもあります。

5/3 GWの後半に入りました。端午の節句、未来かなえがお手伝いした男の子たちも元気に成長してくれているようです。

5/4 大阪の寝屋川市は、不妊治療の保険適用に加えて、体外受精や顕微授精に年度当たり最大10万円の助成を始めました。保険適用での体外受精の費用は20万円程度と試算されているので、経済的な負担がかなり軽減されます。

5/5 「こどもの日」です。15歳未満の子どもの数は約1400万人となり、50年前と比べてほぼ半減しましたが、各地で様々なお楽しみイベントが開催されています。

5/6 ボクシングのタイトルマッチで10年振りくらいに感動的で面白い試合を見れました。高校時代、プロボクサーになりたかったときのことを思い出しました。井上尚弥選手最高です。大リーグでも大谷翔平選手がホームランを2本を含む4安打を打つなど、忘れられない歴史的なスポーツデーとなりました。

5/7 中学受験の入試問題の難しさがSNSで話題になっています。「大学受験並みだ」といった声があふれ、親世代と比べると「勉強量は3倍」と言われています。エスカレートする原因は皮肉にも塾や保護者による受験対策の強化のようですが、過熱する受験競争に対して子どもを守る教育も必要だと切に感じています。

5/8 東京の医療機関「プライベートケアクリニック東京」が、親が堂々と子どもに出生の事実を告知できる社会にするために、身元を開示できるドナーのみを募り、国内初の非匿名限定の精子バンクを設立するようです。(参考)『初の非匿名限定、精子バンク設立 「堂々と告知できる社会に」

5/9 「子ども様」が流行語になり、今や最も市場価値が高い女性は、複数の子どもがいて、バリバリ働く既婚女性となったようです。しかしながら、「子どもがいない=かわいそう」というレッテルを貼ったり、子どもを持たない選択をした女性たちが生きづらさを感じる社会であってはなりません。

5/10 今の日本では結婚しても子どもをもたないことを選択するDINKs(ディンクス)として暮らしていく夫婦は少なくありません。ただ、男性不妊で子ども諦められないときは、精子提供が希望になるという考え方もあります。

5/11 SNSやアプリで「精子提供」を受ける女性が急増しています。アメリカでは、精子バンクを利用した女性は2016年時点で既に44万人を突破し、選択的シングルマザーも約270万人いると推定されています。規制の枠外にあるフリーランス精子提供システムを利用した女性は、更にその何倍もいるはずなので、オンラインのベビーブームが到来したと言えます。(参考)『SNSやアプリで「精子提供」を受ける女性が急増中…性被害などのリスクと、精子バンクにはないメリット(米)

5/12 ネット上の取引では、会えるドナーから、新鮮な精子(最長5日間受精能力を保つ)が手に入ります。対して、精子バンクの冷凍精子は法外に高い費用にも関わらず、女性の体内で最長24時間しか持たず、排卵日にぴったり合わせて注入しなければなりません。

5/13 卵子の老化で妊娠しにくくなることを懸念して行う「社会的適応」の卵子凍結が、体外受精行う医療機関の3割で、ここ数年で累計数万件実施されていると推定されており、すぐに妊娠・出産する予定がない女性の中で広まっています。

5/14 生殖医療専門医と出産ジャーナリストによれば、「少子化」が止まらない本質的な原因は、男女交際以外で満たされる手段ができて、恋をする機会が減り、婚姻数が減少したことにあるようです。

5/15 精子バンクによれば、精子ドナーに選ばれる基準として重要な順序は、ドナーの外見、人種、キャリア、趣味、病歴のようです。そのうちキャリアについては、理系の男性が圧倒的に好まれるようです。【参考】『〈特集・精子バンクの功罪〉「私の精子でぼろ儲けしたのです」 97人の子が誕生 33歳白人男性の精子はなぜ「大人気」だったのか

5/16 妊娠された方から、出生前診断費の支援を求められました。本当に自分の子どもなのか分かりませんが、「ほかに精子提供を依頼したドナーはいない」、「出産後にDNA鑑定をしてもよい」という言葉を信じることにしました。

5/17 ロサンゼルス市は、5月17日を「大谷翔平の日」に制定しました。大谷翔平選手の年間収入は132億円でスポーツ選手世界13位、野球選手ではトップで、日本一の偉大な大富豪です。

5/18 お手伝いしたシンママさんから、「60万円程かけて、臍帯血保管をした」と聞きました。さい帯血の中には、人間の体をつくる元となる「幹細胞」が豊富に含まれているため、赤ちゃんに何らかの病気が見つかったとき、効果的な治療手段として活用できる可能性があるそうです。

5/19 2年間の不妊治療を経て44歳の時に第1子を出産された元アナウンサーの宮崎宣子さんは、「30代のうちに卵子凍結をしておけばよかった」と振り返られています。外国では30歳くらいで卵子凍結することがスタンダートになっているそうです。

5/20 子どもは自然に授かるものと考えがちですが、子宮筋腫や月経困難症、PMS、無排卵などで授かれないこともよくあります。妊活が実を結ぶには、事務的な作業と割り切ることも必要です。

5/21 京大の研究チームが、iPS細胞から、卵子のもととなる細胞を大量に作る方法を開発しました。クローンを認めるかどうかの倫理的な議論にも発展して行きそうですが、キャリアを積んで40代を迎えた女性の希望になればと思います。【参考】『iPS細胞から精子と卵子のもとを大量作製 不妊の解明も 京大研究

5/22 「ご夫婦の日」に出産100日祝のご報告をいただきました。赤ちゃんのイベントを通じて、親戚で集まる機会が増えたそうです。

5/23 二人目の卵黄嚢確認のご報告をいただきました。一人目の赤ちゃんは、髪が茶色で色白でまつ毛が長く、ハーフ?と聞かれることが多いそうです。

5/24 赤ちゃんを授かれずに43歳で妊活卒業されたムク子さんのブログには金言が詰まっています。「36歳、本当に本当に大事な時期、今すぐ体外受精に進んで」等々。35歳以上で妊活開始される方は是非ご一読ください!!!『40代ムク子の妊活治療ブログ

5/25 子どもがいたらいいですけど、いない人生も十分楽しいものです。

5/26 中国にモソ族の「女性の国」と呼ばれる場所があります。家母長制で女性が働き、結婚という概念がない女系社会の習慣は、今の日本社会に参考となる点がありそうです。【参考】『中国西南部におけるモソ人の母系社会について

5/27 体外受精(特に顕微授精)で生まれてきた赤ちゃんは、何故かみんな容姿端麗です。良好な精子を選別することで良好な受精卵(胚)を得られることが、その理由かもしれません。

5/28 『燕は戻ってこない』という女性の貧困と生殖医療ビジネスの倫理をめぐる長編小説のドラマ化が話題となっています。

5/29 サロゲートマザーのニーズが高まっています。日常的に、とは言えないまでも、アメリカではかなり行われているようです。

5/30 44歳の方が、高濃度NMNと波動機器でAMHを10ヶ月で0.2から1.03まで改善できた方がいるようです。幹細胞やNMNで若返りをしている人は、妊娠中も産後の回復も良くいそうで、年齢を感じさせない身体作りをすれば、妊娠に関しても年齢は関係ないのかもしれません。

5/31 一般的に、夫婦間の妊活は正で、精子ドナーとの妊活は悪との風潮が未だにありますが、男性が自分の体で、妊娠・出産に直接関与するのは、極論をいえば、精子を提供することだけです。