『R6.7月の日記』

7/1 妊娠前だからこそ、さまざまな“if”を考えてみるプレコンセプションケア(妊娠前の健康管理)がとても重要です。

7/2 宇都宮市の病院が、クラウドファンディングで、受精卵を育てる機器など不妊治療に必要な機器を購入する資金を募ります。地域住民からの経済的な支援により、子どもができない方のお手伝いをするという仕組みは素晴らしいと思います。

7/3 「もし悪い結果が出たら希望がなくなる」という理由で、ブライダルチェックを躊躇される方がいますが、検査によって原因がわかれば、それぞれに応じた治療を系統立てて行えるため、早く検査した方が良いという考えもあります。

7/4 平均年金額は若い世代ほど高くなる試算が出ています。子どもを望む方々にとって、朗報ではないでしょうか。

7/5 流産を2回繰り返すことを不育症と呼ばれており、その確率は1%程度とされています。不育症の治療は分かっていないことが多いため、豊富な治療実績がある医療機関を受診することが肝要です。

7/6 夢への挑戦やキャリアアップを目指す若い女性たちの間で、「卵子凍結どうしよう」というのが話題になっているようです。卵子凍結には賛否両論ありますが、妊娠・出産のタイミングを周りと共有でき、真剣に考えるきっかけになっていることは評価できます。

7/7 七夕に面談がありました。どうか願いごとが叶い、可愛い赤ちゃんを授かれますように☆

7/8 決して無理はしないけれどあきらめる事もしない。妊活に当たり、大事な心構えかもしれません。

7/9 卵子提供と代理母に5800万円かけて3児のシングルファーザーになったカナダ人男性が話題になっています。エゴイストや人身売買という批判もありますが、本人、ドナー、代理母、子供のみんなが幸せになれるのならアリという肯定的なコメントもあります。 (参考)『卵子提供、代理母に5800万円かけて3児の父に…! 夢を叶えたシングルファーザーが話題 「とても力強く感動的」

7/10 アメリカでは精子・卵子ドナーが介入して生まれる子どもは毎年3万~6万人いると言われています。

7/11 2010年から不妊治療を開始し、2015年に、9回目の人工授精で三つ子を授かった日本人女性がいます。長年待ち望んでいた赤ちゃんに、しかも、3人一度に対面できたときの感動は想像できないものがあります。

7/12 国連は、今世紀中に世界人口が減少に転じると予測しています。2080年代に約103億人のピークを迎え、以降は徐々に減少するようです。ただし、技術開発により、食料生産、住宅供給、医療教育環境を自動化、無料化すれば、人口は増えると考えています。

7/13 「結婚したくない、子どもを欲しない現代人」といった話も聞かれますが、一方で、不妊治療の件数は増加傾向にあり、切実に子どもを望みながらも妊娠に至っていないカップルも存在します。後悔先に立たず。「もっと早くに病院を受診しておけばよかった」など、妊娠できなかったときに始めて後悔することもありますが、いざというときは卵子提供という方法もあります。

7/14 命を紡ぐボランティアをしている者として、安楽死は、とても関心があるテーマの一つです。

7/15 東京都の「はらメディカルクリニック」は、2022年から2023年の1年間、精子ドナーを一般募集し、提供精子を用いた人工授精や体外受精の国内の総実施件数に相当する約2千回分の精子を確保しています。精子ドナーの希望者はとても多く、非匿名化のドナー確保も難しくはなさそうです。

7/16 夫婦別姓を認めるべきとの声が高まる中、結婚しているLGBT女性の性別変更が認められない件についても議論になっています。

7/17 ママと言えば、4人の子どもたち全員を東京大学医学部合格に導いた「佐藤ママ」が有名ですが、受験に向けては、3年(例えば、0~3歳、3~6歳)を1タームとして考えることがポイントのようです。子どもたちが、せっかく勉強したのに間に合わなかったという悔しい思いをしないように、時期ごとに準備ができているか見てあげる親のフォローが大事です。頭脳の遺伝のおかげという人がいますが、子ども4人が東大理Ⅲは異常です。本当にすごいのは、佐藤ママの教育への努力と本人をその気にさせるメソッドだと思います。

7/18 20億年前から生きているとみられる微生物を採取することに東京大学の研究チームが成功しました。地球の生命の起源や進化に迫る重要な発見になる可能性があります。今後のゲノムを解析による遺伝情報の解明が待たれます。

7/19 梅雨は明けたようですが、蒸し暑さで、座っているだけで体力が奪われます。食欲減退気味なので、アイスクリームで栄養補給するような毎日です。ただ、アイスクリームと言っても馬鹿にできず、1日に必要なカルシウムの20%をまかなえ、脂質やたんぱく質、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2などもバランスよく摂ることができるそうです。

7/20 頭を打ったので病院でMRIを撮ってもらいました。どこも異常がないどころか、医師から「血管の1本1本まで全てきれい」と言われました。これで安心して、週明けから仕事や精子ドナー活動ができます。

7/21 提供精子や卵子で生まれてきたいわゆる「donor conceived」の人の91%はドナーと何らかの関係を持ちたいという研究結果があります。つまり、子どもの出自を知る権利の尊重は極めて重要です。

7/22 食欲減退気味なので、アイスクリームで栄養補給しているような毎日です。

7/23 甘酒は飲む点滴といわれるくらい元気が出るようです。普段お酒は飲まないようにしていますが、夏バテしたときは試してみたいと思います。

7/24 高齢不妊女性に対するサプリメントの有用性』について研究が行わていますが、既に一部の薬局では高齢妊娠確率が上がると噂のサプリメントをが販売されています。

7/25 最近は40代での出産が何ら珍しくない世の中になって来ました。やはり子供を授かる喜びと言うのは人生の中で最大の幸せと言っても過言では無く、何ものにも代えがたいものです。

7/26 妊活中の女性が抱える切実な悩みは、金銭面よりパートナーの理解が足りないことが多いようです。

7/27 普段汗があまり出ないタイプなのですが、久しぶりに日中に外に出たせいか、ものすごく汗をかいてしまいました。

7/28 語呂で「夏休みの日」かなと思ったら「なにわの日」でした。

7/29 各地で観測史上最高気温を更新しているようですが、こんな暑いときこそ精子ドナーには清潔感が大事です。

7/30 ドラマ『海のはじまり』で、「母親ってそうじゃない女より偉いのかよ!」という娘から母へのセリフが話題になっています。子どもがいない女性よりエライと思ったことはありませんが、単に子ども目線でいえば、母親は偉大でスゴイ!と思います。 

7/31 男性の育児休業の取得率が初めて3割を超えたことが厚生労働省の調査で分かりました。とはいえ、育児のための休みではなく、自分のための休みとしている人もいるようで、まだまだ課題や改善点があります。