『R7.2月の日記』
2/1 お金持ちになるほど、死の不安が増すように思います。中国の歴代の皇帝が不老不死に執着したのもそのためではないでしょうか。
2/2 大谷翔平選手は、野球もプライベートも徹底しており、いい意味で、「誰よりも欲深い」と言われています。高校一年生の時に作成した「目標達成シート」がそれを裏付けています。【参考】『“欲”を原動力としてうまく活用しよう【大谷翔平選手は欲の塊です】』
2/3 東京都内の出産女性の64%が「無痛分娩」を希望していたことが分かりました。しかし、うち半数近くは、帝王切開や費用の高さを理由に実際には無痛分娩を選択できていません。高額費用がネックになっているのであれば、保険適用にすべきと私は思います。
2/4 徳之島は、出生率が全国1位の自治体で「子宝の島」と言われています。「子やたぼらゆんしこ」(子供は恵まれるだけなるべく多く生んだほうがいい)という精神文化や、集落や町の人々が子供たちを育ててくれる慣習があるとのこと。子宝の秘訣は、金銭的な支援ではなく、「この町にいたらなんとかなる」という安心感で、知人同士で競うように5人、6人と産む家庭もあるそうです。
2/5 高校生の就職が「手取り26万円、ボーナス85万円、求人倍率3.91倍」と空前の売り手市場ですが、初任給は徐々に上昇させるべきものであり、それよりも、就職氷河期世代の不遇を改善することから取り組むべきではないでしょうか。
2/6 3児の父である台湾の外科医が、「妻へのプレゼント」として、これ以上子供を作らないことを決意し、自身で精管切除手術を施術しました。その様子をSNSで公開した動画が世界中の注目を集めています。ただし、パイプカット手術をしても精巣には精子があり、体外受精で妊娠することができることなどから、多くの反響が寄せられています。
2/7 キャメロン・ディアスさんが、50代で第2子を出産したことがニュースになっています。社会的な発信力を持つ人が投稿するときには、多くの人に誤解を与えないよう、代理出産や卵子提供などの方法は明確にすることが大事で、それが正しい性教育でもあるかと思います。
2/8 1年に1度あるかないかの雪景色です。電車が遅延や一部運休になる中、排卵検査薬で濃い陽性の反応が出たとのご連絡がありました。安全面も考慮し、先様も流石に今周期は諦めようとされていましたが、どうにか精子提供のご依頼に応えることができました。
2/9 体外受精を受ける条件として、パートナーの戸籍謄本の提出を求めるクリニックがほとんどです。つまり、同性カップルや選択的シングルマザーの方は体外受精を受けられない状況です。2024年に生まれた赤ちゃんが初めて70万人を下回る見通しの中、そんな運用をしている場合ではないように思います。病院側の訴訟リスクについては、意義を申し立てない同意書で回避するくらいの柔軟な対応が必要ではないでしょうか。
2/10 40代前半までの「いかに若く美しく」という価値観は、40代後半になると「いかに健康で楽しく」という価値観に変わってきて、50代以降は健康で生活が充実していそうな人が美しく見えてくるそうです。
2/11 浜田翔子さん(38)が第3子出産を発表されました。第1子・第2子は不妊治療にも関わらず、なんと第3子は自然妊娠とのこと。第1子・第2子共に帝王切開で、第2子がまだ0歳6ヶ月頃に妊娠が発覚し、3回目の帝王切開、そして1年未満での妊娠とのことで病院でもきちんと診てもらっていたそうです。
2/12 歌手の一青窈さんは、3人の子宝に恵まれていますが「産めるなら100人でも産みたい」と口にされています。その理由は、無痛分娩による出産の瞬間が感じた快楽の中でトップだからだそうです。
2/13 立春を過ぎ、本格的な春の訪れが待たれる頃となりました。新年度に向けて、体外受精へのステップアップを決断された方がいらっしゃいます。
2/14 自分や家族のことを考えると小さく弱くなりますが、国民や母国のことを考えると大きく強くなれるのです。
2/15 御両家の御両親揃って1歳のお祝いをされた写真をお送りいただきました。御夫婦だけでなく御親族にも幸せを届けることができたなんて、精子ドナー冥利に尽きます。
2/16 100本程ある梅林の中で1輪だけ梅の花が開花していました。数日後に寒波が再到来する予報が出ているとはいえ、春の訪れを感じざるを得ません。
2/17 私立高校の授業料無償化が話題となっています。私立高校に通わせている親は税金という形で公立高校の授業料も負担しており、公立高校は既に無償化となっているため、公平性の観点からも、私立高校は早期に無償化すべきだと考えています。私立高校無償化により公立高校の受験率(人気)が下がるとの懸念の声が上がっていますが、それは各公立高校が授業の質を高めればよいことであり、そもそも高校は大学受験のためにあるようなものなので、高校については民営化し、私立だけにしてもよいのかもしれません。
2/18 誰しもが、「どうしても仕事に行きたくない」と思うときがあると思いますが、その時は「働きたくても働けない人がいる」と思って出勤するようにしています。また、就職氷河期世代は不遇過ぎると思うときもありますが、それでも戦中世代に比べると断然マシだと思うようにしています。
2/19 イーロン・マスク氏(53歳)に13人目の子どもが生まれたことが話題となっていますが、女性側からの発表によるものであり、妊娠方法はIVF(体外受精)で精子提供のような形がほとんどのようなので、他にも認知してない子供がたくさんいるのかもしれません。
2/20 アメリカでは、遺伝子検査サービスを提供する『23andMe』やFacebook、アメリカの家系図会社『AncestryDNA』を通じて、ポケモンみたいに異母兄弟を集めている人がいるそうです。
2/21 非正規の精子提供は未来の希望か、それとも危険な選択なのか。少なくとも、精子ドナーに実際に会って人柄を確認できて生まれた子どもに面会してくれるという点や、精子バンクの利用ができない同性カップルやLGBTQ+の人たちの受け皿にもなっているという点では、希望の光であることは間違いありません。【参考】『ヴァレリー・バウマン「わたしはドナーを選んでママになる:非正規の精子提供で妊娠するまで」』
2/22 子どもに相続できるもので永遠の価値を持つものは「お金」ではなく「ルーツ」だと考えています。
2/23 先進国ほど経済的観念が高り、家計における子供に対する保護のための負担が大きくなります(時間の長短だけでなく期間単位レベルでも)。そのため、家庭における子供の数を計画する際にもソロバン勘定の要素が強まり、必然的に(色々な意味で)無理な人数を出産しなくなる結論に…。これが先進国病たるゆえんです。
2/24 事実婚による「婚外子」の割合は、日本ではまだ2%程度ですが、フランスは52.6%、英国は43.7%、米国は40.6%に達しています。事実婚の内情は多種多様であり、今後、日本においても婚外子の割合は増加していくことが予想されるため、今のうちに法整備が必要であると考えてます。【参考】『事実婚を解消 法律婚と大きく異なるマネー事情』
2/25 不妊治療が保険適用になり、3年が経とうとしている中、クリニックの選び方が課題となっています。妊娠しやすい患者と妊娠しにくい患者の状態を考慮した、統一された基準による「妊娠率」や「出産率」の成績の開示の義務化が求められています。精子ドナーと同じで不妊専門クリニックも実績が重要です。【参考】『不妊治療の「成績」を知りたいーー保険適用から3年、クリニック選びの難しさ』
2/26 不妊治療専門の病院を受診することの心理的ハードルがある方には、まず、物腰の柔らかい女医さんのいる産婦人科に行き、そこから実績のある病院を紹介してもらう方法がベストかもしれません。半年以上受診を躊躇される方がいますが、結果、全ての方がもっと早く行けばよかったと後悔されているため、迷っている方はすぐにでもブライダルチェックを受けてみていただければと思います。人気のクリニックは、なかなか予約も取れず、待ち時間もとても長いかもしれませんが、同じ悩みの人がたくさんいることに勇気づけられることもあるようです。
2/27 不妊治療における都会と地方の医療格差が表面化しています。まずは、体外受精にかかせない培養士の収入面(年収平均300万円)の待遇改善が求められていますが、現実的に難しい課題があるようです。根本的に解決するには、全国レベルでの早期からの婦人科を身近にする意識付けが必要なのかもしれません。【参考】『病院も胚培養士も足りない――不妊治療、都市部と地方の格差をどう埋める?』
2/28 妊娠中は妊娠記録・日記アプリ「トツキトオカ」、育児中は育児記録アプリ 「ぴよログ」が便利です。