『R7.7月の日記』

7/1 6月の平均気温が過去最高を記録しました。特に6月は10~20年前より平均気温が上がっています。6月から10月までの5か月間は夏。北国の人気が高まっていきそうです。

7/2 主にLGBTQなどのカップルが登録する、「パートナーシップ制度」について、2015年の制度スタートから10年、全国で導入している自治体は530、日本の92.5%の人が制度を利用できる状況になりました。これまでに全国で9836組が制度に登録していますが、「婚姻」とは大きな差があるため、「同性婚」の実現が求めれています。

7/3 京都大の研究において、マウスで、卵巣を使うことなく、ES細胞から卵子のもとになる「卵母細胞」を大量作製することに成功しました。不妊症の解明どころか、不妊治療をしても妊娠が不可能な人であっても、自分の細胞で卵子を作ることができ、子供を授かることが可能になります。ヒトにおける実用化にはまだ少し時間を要しますが、生命のストック環境が整ったといっても過言ではありません。

7/4 某政治家による発言「高齢の女性は子供が産めない」が波紋を呼んでいますが、2023年における40歳以上の女性による出生数は46020(6.3%)であり、この表現が間違っているとまでは言えないのも現実です。

7/5 子どもがいる世帯の割合は16.6%で、過去最低となりました。核家族で共働きの生活スタイルや、都会の家の狭さを考えると、当然の結果です。世のおじさん、おばさんは、この深刻な事態を見て見ぬふりで、若い世代からの税金で悠々自適な人生を楽しんでいますが、果たしてそれでよいのでしょうか。積極的に若者世代をサポートし、それを国策として保障するようにしなければ、日本社会は沈没すると思います。

7/6 出生数減少の要因は、娯楽が増えたため、これに尽きると思います。昔、映画やテレビゲームやスマホがない時代は、子供が生きがいで、それが豊かさの象徴でした。

7/7 SUPER JUNIORのメンバー、キュヒョンさんの実姉チョ・アラさん(40歳)が、何度も体外受精に挑戦し、双子の息子に続いて、今度は双子の娘を妊娠されました。双子二組、4人の子どもは天使そのものなのかもしれません。

7/8 女優のイ・シヨンさんが第二子妊娠を発表されました。元夫との間にできた子 「相手は同意していなかった」凍結胚の保管期限5年が満了する時期を迎え、元夫の同意を得ずに、移植を決定し、妊娠したことを打ち明けられています。韓国の病院では、パートナーの同意を得ずに胚移植ができるようですが、後々トラブルが起きないか心配でもあります。

7/9 女性にとって採卵は、出産経験に近いものなのかもしれません。産む選択を先延ばしにするために受精卵凍結をしても、その過程の中で、“母親になる”という意識が芽生え、産んで育てるための具体的なことについて考える転機となるようです。

7/10 不妊治療を7年続けている政治評論家の金子恵美さん(47歳)が、不妊治療の辞め時について語られています。やめるのはいつでも出来るので、物理的に妊娠はもう絶対無理というリミットまで、可能性が0.1パーセントでもあるのであればチャレンジし続けるそうです。一方で、ライフプランの中に妊娠・出産を組み込むならば、常に適齢期を意識していた方がいいことも、声を大にして伝えられています。

7/11 岐阜県山県市は、初めて「第7子」を出産した4男3女の家族に、「赤ちゃんほほえみ応援金」として310万円を贈ったたことを発表しました、第3子に10万円、第4子に30万円、第5子に70万円、第6子に150万円、第7子以降に310万円を支給する応援金制度、これまで45人に支給されているそうです。310万円の支援があれば、確かに教育・住環境には余裕ができますが、子どもが幸せに育つ環境づくりことが大切です。

7/12 東大卒タレントの神谷明采さん(25歳)が、日本の出生率に危機感募らせ、インスタグラムで「日本終わりです」「私達が動くしかない」と呼びかけられています。若い人たちの意識が高まっていることに期待し、みんなで今の生活を変えようとしていることを素直に応援したいと思います。

7/13 「ユニバース25」をご存知でしょうか。外敵のない平和で食事も十分に整った環境下で、ネズミの行動を観察した実験ですが、途中で繁殖行動がなくなり、一定数以上は増えなかったという結果が出ています。人間も、十分に快適な環境化では、生殖の必要性も忘れて、絶滅の運命をたどってしまうのかもしれません。【参考】『UNIVERSE 25・・・について調べてみました。