よもやま話

ドナーの日記(2025年1月)

『R7.1月の日記』

1/1 新年早々、ご妊娠の嬉しいご報告を頂きました。初回の提供で授かっていただき、2025年は開運の一年になりそうです。このまま育ってくれることを信じながら、できるだけストレスフリーでお過ごしいただければ幸いです。

1/2 「子ども1人につき1500万円支給」を提案する国会議員もいますが、子ども1人に、いったいどれくらいの価値があるのでしょうか。試算では「子ども1人を成人するまで18年間育てる労働換算費用1000万円」、「保育園から大学までの教育費1000万円(うち、習い事代400万円)」、「国民1人当たりが国庫に支払う80年間の税金4000万円」、「生涯賃金の2億5千万円」、「9.11テロ時の補償額である最低25万ドル、最高700万ドル」など様々ありますが、そもそも「命に値段はつけられない」、「どんなお金を積まれても、ひとりの人間の価値を超えるものなんてない」、「お金は社会的地位を証明する要素の一つであり、給料の高低と人間の価値は本来関係ない」といった意見もあります。

1/3 2人目、3人目の育児においては、上の子どもを上手に育児に参加させること、いい意味で頑張りすぎないこと、上手に手抜きをすることが大切なポイントのようです。【参考】『産科医ママの年子三姉妹の子育てをのぞき見!きょうだい育児って大変?』『3人のママ鈴木亜美。子育ての先輩は、YouTubeの“頑張りすぎない”ママたち。3人目にしてやっと、頑張りすぎない育児の大切さを知った

1/4 三つ子や四つ子を出産された方曰く、出産までには不安だらけになりるものの、「案ずるより産むが易し」、産んでみたらなんとかなるものだそうです。

1/5 不妊治療においては、妊娠確率が20%と言われても「まだ20%ある!」といったポジティブマインドが大切です。

1/6 結婚相談所などの婚活現場では「いきなり結婚」を目指す「婚活タイパ主義」の人が増えているそうですが、妊活現場でも「効率よく無駄なく子どもを授かりたい」と考え、精子提供を選択する人が増えているように感じています。【参考】『芸能人も「いきなり結婚」!「婚活タイパ主義」の現状

1/7 「眠れなくなるほど面白い 図解 遺伝の話」という書籍で、「双生児法」という双子の研究でわかった遺伝の影響が述べられており、興味深く拝読させていただきました。

1/8 YouTubeに学習効果はあまりないそうです。知識が身についたり、視野が広がったりするメリットは多少あるかもしれませんが、受動的な学びはほとんど身にならないとされています。【参考】『YouTube学習=ほぼ時間の無駄

1/9 接客では、「自分を楽しませる洗脳」、「自分の不安を消す洗脳」、「相手をポジティブな気持ちにさせる洗脳」の「3つの洗脳」を意識することが大事なようです。精子提供ボランティアもある意味接客なので、多少勉強になります。

1/10 歌手のレディ・ジェーンさん(40歳)が、体外受精3回目で双子を妊娠したことを発表されました。新年早々、希望のあるニュースです。

1/11 東京都は、今年9月から第1子にも保育料無償化を適用する方針を明らかにしました。恩恵を受ける方も多いと思いますが、これについては、地域差を設けずに、政府が全国一律で実施すべきではないでしょうか。

1/12 妊活、とりわけ高度な不妊治療の道を歩むには、パートナーに、苦しいときは一緒に泣いて、嬉しいときは一緒に笑って、一途に応援するといった献身が大切で、それが結果として愛を育むことになると考えています。

1/13 44歳で出産された元・宮崎宣子アナウンサーによれば、「若い方と一緒の方法ではもう間に合わないので、最短で最高確率の方法でお願いします」と先生にお伝えしたことが成功のポイントになったようです。【参考】『「卵子だけは取っておいてと言いたい」44歳で第1子出産の元日テレ宮崎宣子アナに聞いた“妊活事情”

1/14 40代で出産する女性が増加しており、49歳で自然妊娠、50歳で出産する事例も出てきています。これについて、否定的なコメントもあります。周囲の人は、その年齢で子供を授かることに決めた理由を完全に理解することはできないかもしませんが、理解しようとすることはできます。何より、理解している本人がいます。

1/15 「セブンティウイザン」というドラマ化もされた本があります。70代で自然妊娠し、第一子を産むお話ですがなかなかに学びの多い作品です。世界の妊娠最高齢の記録は自然妊娠で57歳、体外受精で66歳とされている中、70代で自然妊娠はさすがに現実的ではありませんが、卵子凍結や人工子宮の技術が進展すれば、そう遠くない将来、海外セレブなどを通じて事例も出てくるのかもしれません。

1/16 知人や親戚、同僚に子どもが生まれて、羨ましいと思うことがあっても、人それぞれの幸せがあるので、そこから先はなにも考えないことが大事だと考えています。人と比べてしまうときは、自分の幸せがわからなくなっているときなので、自分が何を楽しいと思うのか、ときめく方向に進むように心がけたいものです。

1/17 「子ども人口時計」は、695年後の2720年1月5日に日本の子供の数は1人になると指し示しています。

1/18 結婚に関して、恋愛結婚する人の数は、昔とそれほど変わらないとする調査もあり、見合結婚が減った分、結婚数が減ってしまいました。

1/19 大正から平成初頭までの社会では、「子宝にも恵まれ」は幸福な夫婦を表す定型文で、未婚者は「当たり前の状態からの逸脱」とみなされ、相対的に幸福度が押し下げられていましたが、現代の日本社会は「幸福の観点でいえば、未婚者にとってより生きやすい社会」となっていることが、皮肉にも婚姻率の低下につながっているのかもしれません。

1/20 今では、子育ての苦労ならどれほど述べても良いけれど、子育ての喜びは、うっかり述べれば叩かれるため、子どもを持つことについて、ネガティブなイメージが先行する傾向にあると感じています。

ドナーの日記(2024年12月)

『R6.12月の日記』

12/1 三男一女を東大理Ⅲに進学させた佐藤ママは「仕事と子育ての完璧な両立はあり得ない」と述べられていますが、一方で、完璧な子育て後に完璧な仕事を実践されているので感服します。

12/2 元ミステリーハンターの山口日記さんが、41歳で7人目を出産されました。年子で6人、皆で7人の子育ては、想像をはるかに超える大変で楽しい毎日でしょうね。安心できる環境で、旦那さんと協力しあっている姿が想像できます。

12/3 第三者の精子や卵子を使った特定生殖補助医療法案について、超党派議員連盟は法律婚の夫婦に限定する最終案をまとめているところ、事実婚のカップルを対象範囲に認めても良いと考える医療者が65%に上ることが岡山大が実施した意識調査で分かりました。

12/4 不妊治療の出口支援として「卵子提供」があることを知っていただきたいものです。【参考】『終わりが見えない不妊治療 私は「卵子提供」を選んだ

12/5 イギリスでは、シングル女性が人工受精や体外受精を受けるケースが10年間で3倍に増えています。ここ数年間で、シングルの人々も妊娠を選択肢にできる準備が整ってきている証拠です。これだけルッキズムの時代で、女性も自分でお金を持つ時代なので、妥協して結婚するより、自然界と同じように「美しいオス」を女性側が選ぶようになるのは必然なのかもしれません。

12/6 イギリスの赤ちゃんの名前は、男の子は「ムハンマド」が最多になったとのこと。移民の大量流入により、キリスト教からイスラム教へ文化的な変化が現実的に起きているようです。

12/7 お金はいくら稼いだかではなく何に使うのかが大切です。例えば、世界的大富豪のイーロン・マスク氏は「世界を救うこと」、ウォーレン・バフェット氏は「自立すること」を目的としています。具体的に、バフェット氏は、自身の死後、残った資産(現在22兆円)の99.5%を3人の子どもが監督する慈善信託に寄付すると明かしています。

12/8 文部科学省の調査によると、日本人の平均身長は西日本より東日本のほうが高い「東高西低」の傾向にあります。ちなみに、沖縄県と青森県の平均身長の差は2.0cmとなっています。温暖地の寒冷地と環境の差が影響しているでしょうか。

12/9 元厚生労働相の坂口力氏が、医学部の学生時代(1950年代)に精子提供したことを証言されています。ちなみに、当時の精子ドナーの謝礼金は2千円程(現在の180万円相当)だったようです。

12/10 20代でも精液の所見に異常が認められる男性が増えていると聞きます。一方で、日本生殖医療学会が認定する生殖医療専門医は約1000人いますが、そのうち男性不妊の専門医は約80人に過ぎません。

12/11 精子はためるほどDNAが損傷してしまうため、禁欲は2~3日程度を目安にするのが良いと言われています。【参考】『「精子をためたほうが妊娠の確率が上がりますか?」妊活にまつわる疑問を専門家に聞いた

12/12 某精子バンクには、日本人からの問い合わせが殺到しており、 シングル女性が精子を買い、「卵子凍結」+「精子提供」で授かる時代が来たようです。

12/13 精子バンク「クリオス」の研究では、没入感のあるVR映像を鑑賞することによって、精子ドナーの運動精子の数が増加するとしています。【参考】『仮想現実が運動精子の数に影響を与える

12/14 AMHの低下だけでなく、卵子の質が良くてもキャッチアップ障害で授かれないこともあるため、シリンジ法で6周期経っても妊娠しない場合、早めのステップアップを推奨しています。以下の医師の意見に賛成しています。【参考】『妊娠を諦めないでください。』、『時間は有限だからこそ、最初から最良の治療を行いたい。』、『不妊治療において重要なことは、妊娠という結果を1日でも早く出すことであると考えています。』、『間違いだらけの不妊治療

12/15 体外受精にステップアップする前に人工授精を勧める医師がいますが、精子が少ない場合や女性側に精子を妨げる因子がある場合以外はシリンジ法と妊娠率は変わらないので、無駄に費用と時間を浪費するばかりか、卵子の質を低下させ、取り返しのつかない結果を招くだけだと考えています。

12/16 政府の生命倫理専門調査会は、人のiPS細胞から作った精子と卵子の受精を、条件付きで容認する方針を決めました。受精卵は、「胎内に移植すれば胎児となり誕生し得る存在」と位置付けた上で、「人や動物の胎内への移植を禁じる」などの規制を設けることが確認されています。研究者は「早ければ5~10年以内には、人の幹細胞から精子や卵子が作られるようになるだろう」と推測しています。

12/17 「ドラゴンクエスト」の生みの親である堀井雄二さんが、文化庁長官表彰を受賞されました。子どもの頃に熱中したゲームが文化として認められたことを感慨深く思います。鳥山明さん、すぎやまこういちさんも天国で喜んでいるのでしょうね。

12/18 大家族YouTuber「なかよしだいかぞく」さんが、11人目の子どもの出産を報告されました。0歳から14歳までほぼ毎年年子で出産されており、さぞかしなかよしこよしなのでしょうね。

12/19 俳優リュ・シウォンさんが52歳で子宝に恵まれました。19歳年下の奥様が「10カ月にわたって体外受精を試みた末、妊娠に成功した」と打ち明けられて、話題になっています。  

12/20 元バレーボール選手の栗原恵さんが、クリニックにも通わずに40歳での自然妊娠を報告されています。妊活をあまり意識せずに、気持ちをラクにされていたのが成功の秘訣だったようです。

12/21 出産費用の自己負担額について支援の求めがあったため、産後ケアのボランティアの一環として、その全額を支援いたしました。

12/22 仮想通貨が急騰しています。一昔前は投機と言われていましが、今では世界中から注目を浴びる投資へと変わりつつあります。川上で情報をキャッチして、時代の流れや移り変わりに素早く対応できる人達が勝ち組になるようです。

12/23 パートナー(男性側)が子づくりに協力をしてくれないといった理由で精子提供の相談を受けることがあります。妊活や不妊治療については、2人の気持ちを1つにするのが難しいときがあるようです。女性側には、産める時期に制限があるなか、子どもとの未来を考えると妥協できない事情もあります。

12/24 クリスマス・イブの聖なる夜に出産の御報告を頂きました。ジングルベルの鐘の音とともにお祝い気持ちを届けたいと思います。

12/25 妊娠のピークは12月であることが科学的に証明されています。研究では、冬のほうが夏に比べて精子の質がよく、日照時間の変化によって卵子の感受性もよくなり、さらに、精子が卵子を受精させるチャンスが高まる(クリスマスなどの年末のホリデーイベントに関連して性行動の機会が増える)ことで妊娠につながると考察しています

12/26 少子化の課題を解決するためには、当事者からの意見を聴きながら、シングルマザーや事実婚、パートナーシップ制度のカップルに対するサポートを推進していくことが大事だと考えています。

12/27 選択的シングルになりたい人も一定数存在するため、医者の判断で、精子提供での不妊治療も可能にすればよいと思っています。結婚という形に限定せず子供を望む者みんなが出産できる環境を整えるとともに、社会全体で子供を育てる形にすれば出生率も上がるはずです。

12/28 「子どもはみんなで育てるもの」といった空気を醸成するには、子どもを持たない人への手当も必要です。シングルマザーに対するサポートも必要だと言われますが、「も」ではなく「こそ」ではないかと考えています。

12/29 子供10人の大家族ママ紫織さんが、日常の中に出産がある中で「子供が増えるほど楽しい」と発信されています。一歩勇気を出して周りに「助けてほしい」と言えるかどうかがポイントだそうです。核家族化社会において、子供をみんなで育てていこうと思える子育て世代にやさしいまちづくりが大事だと思います。

12/30 15人大家族うるしやま家が大家族を選んだ理由は、シンプルに「子供がすごく好きで、家族が多いと楽しい」からとのこと。子供たちが多ければ多いほど、成長することへの楽しみが増え、ひとりひとり違って景色を見せてくれる、それが大家族の幸せだそうです。未来かなえの子供たちも、大人になったら、子供が大好きで大家族に憧れる人と結婚してほしいものです。

12/31 「人は子供を育てて、一人前の大人になる。」は一理ありますが、子供をたくさん産んだ自分は偉い、少子化の時代に貢献してるんだから手厚い配慮があって当然と言わんばかりの態度は厳に慎むべきだと思います。子供を欲しくない人や欲しくても授かれない人もたくさんいるからです。

 

 

ドナーの日記(2024年11月)

『R6.11月の日記』

11/1 ベネッセコーポレーションの調査で、2024年の上半期に生まれた赤ちゃんの名前は、男の子は「碧」、女の子は「凛」が最多であることが分かりました。 

11/2 スーパーモデルのジゼル・ブンチェンさんが、44歳で第3子の妊娠を発表されました。さぞかし宝物を授かった気分でしょう。人生は驚きに満ちています。

11/3 禁欲期間「0日」の精子提供「1回」でご妊娠されました。しかも、採精2時間後の処置だったということで、数時間経過しても問題ないことが証明されました。やはり、精子は「数」より「質」が大事です。

11/4 先日の精液検査結果では、高速運動精子総数が基準値の10倍以上でとても優秀との講評で、医師から「何も問題なし」と言ってもらえました。

11/5 2024年上半期の出生数は33万人を割りました。子どもは煩わしいものと扱われ、公園でのボール遊びさえままならない世の中…。日本は、世界一、子どもファーストの国になって欲しいものです。

11/6 オカルト作家・研究家の山口敏太郎さんが、2000万でウクライナの代理母出産を受け、子どもに恵まれました。この気持ち、わかります。世間がどう言おうと、子どもに愛情を注げて自立するまで育てられるなら、全然良いと思います。

11/7 14歳で妊娠、15歳で出産された横井桃花さんの記事を読みました。妊娠した場合の男性側の責任の取り方を性教育の一環として教えることが大切だと思いました。

11/8 モデルの高橋りな(30歳)さんが、長期間に渡って体外受精と顕微授精などの不妊治療を続け、ようやく赤ちゃんを授かられたことを発表されました。未婚のため、事実婚として体外受精を受けられていたようですが、若いうちから早めにステップアップした妊活が功を奏したのだと思います。

11/9 AIロボットが描いた「AIの父」の肖像画が、約2億円で落札されました。芸術分野でさえも、AIに取って代わられるのでしょうか。

11/10 望まない妊娠に直面した女子高生の姿を世界遺産の街で紡いだ映画『カフネ』が話題を呼んでいます。

11/11 連続ドラマ「モンスター」の第3話は、SNSを通じた匿名の精子提供を巡るストーリーでした。

11/12 「一夫多妻のヒモ男」の渡部竜太さんが話題になっていますが、多様性の時代、関係者全員が納得しているなら「あり」という意見が多く寄せられています。ちなみに、目標は「徳川家斉を超える子ども54人つくって歴史に名を残す」ことだそうです。

11/13 知り合いが、第1子出産後、僅か4か月で第2子を妊娠されました。まれに、授乳中でも妊娠することがあるようですが、流石に驚きました。

11/14 止まらない物価高に、とりわけ、ひとり親家庭(シングルマザー)の日々の生活は一層苦しくなっているようで、未来かなえの子どもたちは大丈夫だろうかと気になっています。

11/15 子ども1人当たりの児童手当の総額は234万円(第3子以降は更に増額)です。一方、高校までの学費は全て公立に通で約241万円となります。ポイントは、児童手当で公立高校までの学費はほぼ賄えるということです。

11/16 多く子どもを産んで、にぎやかな家庭を持ちたいという夢をステップファミリーという形で実現した方もいらっしゃいます。

11/17 「宇宙人は人類より20億年進歩している」という説を唱える人がいます。オカルトとはいえ、ロマンを感じます。

11/18 写真とともに、ご出産のご報告をいただきました。色白で、モデルのように端正で、天使のように可愛い顔立ちの赤ちゃんです。

11/19 少子化対策の一丁目一番地は早婚を促すことです。20歳で出産するのと40歳で出産するのでは、100年換算でみると5人と2.5人で、総人口は大きく変わってきます。

11/20 「第3子以降に1000万円支給する」という少子化対策を提示する学識者もいます。それで子どもが増えるかどうかは分かりませんが、それだけ、今の日本にとって子どもは宝物だということです。

11/21 女性の子どもを産む権利を守るうえでも、20代後半のどこかで一度は卵子の数を数えてみることを推奨しています。

11/22 精子ドナー1名あたりの出生数は、アメリカでは人口85万人あたり25人までとされています。この基準でいえば、関西の人口は約2000万人なので、関西のドナー1名あたり約600人までは、現実的に血縁(近親婚)の問題はないことになります。

11/23 人としてのモラルを欠いた精子ドナーがいると聞きます。精子提供の活動を始める前に、漫画家・鳥飼茜先生の性暴力を扱った青年誌『先生の白い嘘』と、10代の予期せぬ妊娠と射精責任を扱った青年誌『バッドベイビーは泣かない』を一読すべきかもしれません。

11/24 アラ還子育てのメリットとして、仕事をセーブする判断ができて新たなキャリアとして子育てに向き合えるところや、自身の健康にも気を遣うようになることがあるようです。

11/25 イギリスでは、シングル女性が人工受精や体外受精を受けるケースが10年間で3倍に増えています。ここ数年間で、シングルの方々も妊娠を選択肢にできる準備が整ってきているようです。これだけルッキズムの時代で、女性も自分でお金を持つ時代なので、妥協して結婚するより、自然界と同じように「美しいオス」を女性側が選ぶようになるのは必然という意見も出てきています。

11/26 アナウンサーの新井恵理那さん(34)が第2子を妊娠を報告されました。23年10月に第1子を出産され、第2子は25年4月のようですが、アナウンサーの方は出産間隔や職場復帰が短いような気がしています。プロフェッショナル魂がそうさせるのでしょうか…。

11/27 NHKの「フロンティアで会いましょう!」で、日本人のルーツは、縄文人と中国の春秋戦国時代に戦乱から逃げて渡来人とのミックスだと紹介されていました。あくまで推定の学説ですが、人類みな兄弟という考え方で、日中友好関係が深まることなども願いたいものです。

11/28 「昔の人は多産だった」という話が出てきますが、それは村で乳児から年寄りまで一緒に暮らし、家族親族親戚多数で子ども同士のコミュニティがあって、子どもはある程度育てればあとは村社会が育ててくれたからからこそ成立したのかもしれません。今のように核家族での多産は別次元の努力と根性が必要とも言われています。

11/29 6児の母で元ミステリーハンターのタレント日記さん(41)が第7子の出産間近と報告されました。年子で6人子育てしながらの41歳での妊娠・出産ということで、さぞかし健康でタフな方なのでしょうね。毎日が、ふしぎ発見!だそうですが、何より、1人目が帝王切開からの始まりということに驚かされます。多産あるある、少し大きくなると赤ちゃん感を欲しくなってしまうのもあるのでしょうか。

11/30 中国で、3つ子を妊娠していると言われた女性が、その後の検診で9つ子を妊娠していることが分かりました。女性は子宮に複数の嚢胞が見つかるなど、妊娠しにくい体質だったため、排卵誘発剤を使用していたことが要因のようですが、医師のアドバイスとさまざまな事柄を考慮して、胎児の数を減らす選択をされたそうです。

 

ドナーの日記(2024年10月)

『R6.10月の日記』

10/1 10月のイベントと言えば、ハロウィンですね!実家などのいつもと違う空間で「おうちハロウィン」を楽しむのもよいかと思います🎃

10/2 育児は共働き夫婦の2人だけではどうしても手が足りないので、両方の両親、親戚、友人、保育園の先生など、多くの人のサポートが必要になります。お世話する人も子どもの成長が楽しみになります。それが真の少子化対策なので、周囲への感謝の気持ちさえあれば、遠慮なく甘えればいいと思います。

10/3 重たい話ですが、人類は破滅に向かっていると言われています。人間が存続するためには、これ以上母なる地球に負担をかけられません。加速する地球温暖化の原因を一刻も早く突き止めて、エネルギー資源の開発による環境破壊を食い止めるしかなさそうです。

10/4 火星の環境を人間が生活しやすい環境へと人工的に変えてしまうテラフォーミング(惑星地球化計画)が検討され始めています。実現困難ではあるものの、地球も植物が酸素をつくり出しながら増殖することで、人間が住むのに適した環境ができあがっているため、不可能ではないかもしれません。

10/5 子なしと子持ちの対立が大きくなってきている中、子どもがいない人生が決まった女性による「マダネプロジェクト」がスタートしています。自分らしく人生を歩んでいける場づくりが必要とされています。(参照)『【子どものいない人生】「産んでない人にはわからない」「自由で気楽でしょ」…自覚なき“子なしハラスメント”が残す傷跡

10/6 平愛梨さんによると、夫婦円満の秘訣は‟子どもより夫婦でお互いを最優先にを意識すること”だそうです。仲良しだからこそ、子どもを大切に慈しんで育てられるのでしょうね。

10/7 「出自を知る権利」法案がまとまりました。法が成立すれば、提供者の同意がある場合は氏名などを開示することが義務付けられるようです。卵子の提供やあっせんに関わる利益の授受は禁止とあるので、 ドナーさんへの謝礼金もなくなるのでしょうか。そうなれば、卵子ドナーの数が激減するかもしれませんが…。提供回数の上限を上げたくても、あっせんが大臣許可機関に限定されるので、提供回数は一定数以下に厳格に制限されるのでしょうか。これから法の成立まで、駆け込み需要もありそうです。また、当面、精子や卵子の提供が受けられるのは婚姻関係がある夫婦に限られることになるようです。「事実婚や同性カップルなどの扱いは、法律の公布から5年後をめどに見直しを検討する」とありますが、同性カップルも対象になると、一気に依頼者が増えるのではないかと考えています。【参考】『「出自を知る権利」法案まとまる 提供者情報を100年間保存など | NHK | 国会』、『特定生殖補助医療法案の最終案、罰則や利益授受禁止など 超党派議連 | 毎日新聞

10/8 東京都で、全国初となる「カスタマー・ハラスメント防止条例」が成立しました。商品やサービスに対する正当な不満や改善要求を行うクレームと、個人を攻撃したり恐怖や不安を与えたりする行為のカスハラの違いに留意が必要です。

10/9 木村拓哉と工藤静香の次女のKokiさんが「芸能界最強遺伝子」と番組で紹介されましたが、「スポーツ界最強遺伝子」は大谷翔平と田中真美子さんの子どもでしょうか。

10/10 今日は「目の愛護デー」です。ICL(コンタクトを目に入れる手術)により、視力を0.1から2.0に矯正できることもあるようです。 

10/11 フリーアナウンサーの眞田佳織さんが、不妊治療を経ての第2子妊娠に「本当に嬉しくて、なんてラッキーなんやと泣きました」と報告されています。

10/12 20歳モデルの園田乃彩さんが第1子女児出産とシングルマザー公表されました。今や、シングルマザーは珍しくなくなりました。キラキラしてるカッコいいママという印象すら受けます。

10/13 ユニリーバ(Dove)が打ち出した「ルッキズム」に関する企業広告に賛否両論が巻き起こっています。美の基準があるのは事実ですが、「自分の欠点に目を向け過ぎず、魅力があることに気づいてほしい」というのが伝えたいメッセージではないでしょうか。

10/14 精子や卵子、受精卵を改変して子を誕生させるゲノム編集ベビーを規制する法案が2025年を目途にまとめられる予定です。いわゆる「デザイナーベビー」に関する議論が一気に深まることになりそうです。【参考】『ゲノム編集ベビー、法規制へ 国会提出目指し調整本格化

10/15 アラフォーの授かり婚がひそかに増えているそうです。40代でも自然妊娠する方もいらっしゃいます。高齢出産が少子化を救う一手かもしれません。

10/16 岡田圭右さんが55歳で第4子のパパとなったことを明かされました。51歳で第3子が誕生しています。経済と体力に余裕のある男性でれば、50代で結婚し、子供をつくるという選択肢も十分ありだと思います。

10/17 産婦人科には抵抗があり、受診を躊躇われる方が結構いらっしゃいます。多嚢胞性卵巣症候群や卵管閉塞の方が早期発見で治療したおかげで、子どもに恵まれたこともあります。少しでもハードルを下げ、背中を押してあげられるドナーでありたいものです。『多嚢胞性卵巣症候群」の女性が不妊治療4年を経て授かった命「令和の子育て」夫婦の現実と本音

10/18 42歳から53歳までの不妊治療で2000万円を出費した女性もいらっしゃいます。「可能性は低いけれど0%ではない」という期待に悩まされますが、成功率が低い不妊治療は成功報酬にすべきだと考えています。

10/19 「無理をする」か「あきらめる」か「求めない」か、子どもに対する「体験格差」が課題となっています。【参考】『「無理をする」家庭もあれば「あきらめる」家庭も…「体験格差」をめぐる日本社会の現実

10/20 今起きている少子化の要因は、賃金格差が拡大し、低中所得者層の婚姻が発生しない(第一子が産まれてこない)ことです。世帯収入が約800万円もあるのに、「経済負担で2人目は現実的に無理」という声については、子どもに英才教育を受けさせることを前提としたものです。将来の教育費は抑えようと思えばいくらでも抑えられるのに、子育て世代の不安を煽るのはいい加減にしてほしいものです。

10/21 「子どもをもう1人産みたいけど経済的な理由で難しい」という声がありますが、モデルとして活躍する佐々木なつみさんのように、15歳で妊娠し、20歳で三児の母になった女性もいます。課題は、金銭面より、周りからのサポートがあるかどうかによるのではないでしょうか。

10/22 直近2022年における平均出産時年齢は、第一子で30.9歳、第二子で32.9歳、第三子で34.1歳となっています。

10/23 精子の香りは秋の味覚の栗の花の香りにそっくりなようです。鼻にツーンと来る感じがあります。

10/24 ドジャース対ヤンキースのワールドシリーズがいよいよ始まりますが、大谷翔平は、理想的なパフォーマンスのために、小さいころから睡眠を1日10時間以上とっているそうです。精子ドナーとしても、精子の質や健康維持のために、寝具にもこだわり、セルフケアや睡眠を大切にしたいものです。

10/25 ノーベル賞受賞者3名を筆頭に、科学者や技術者、オリンピック金メダリストなどの精子が集めれた、天才精子バンク「レポジトリー・フォー・ジャーミナル・チョイス」が1980年に創立されましたが、結果として、天才は一人も出ずに廃止となっています。【参考】『ノーベル賞受賞者の精子バンク:天才の遺伝子は天才を生んだか

10/26 米国では、胚のスクリーニングよる「スーパーベイビー」がもうすぐ5名誕生するようです。まるで映画「ガタカ」の世界ですが、遺伝子操作での出産が当たり前の時代がすぐそこまで来ているのかもしれません。【参考】『最も「賢くて健康的な」胚を選べる時代…厳選された遺伝子の「スーパーベイビー」がもうすぐ誕生:各国で物議

10/27 今日は衆院選の投開票日ですが、争点の一つである「選択的夫婦別姓」について、3人の子どもの母でありモデルの牧野紗弥さんが旧姓に戻すため、“法律婚”から“事実婚”になることを決断された記事を読みました。

10/28 俳優の趣里さんが主演する連続ドラマ「モンスター」の第3話で「精子提供」がテーマになりました。「精子提供」が社会的に認知されたことを物語っています。

10/29 托卵をテーマに描いた「わたしの宝物」は、ドロドロ系と言われるドラマの中でも衝撃的作品のようです。

10/30 排卵の様子が初めて動画で捉えられました。原因不明の不妊といわれる「キャッチアップ障害」の解明に繋がることが期待されます。【参考】『排卵の様子をとらえた初の動画。不妊治療の新しいカギとなるかも

10/31 夜10時に眠ると成長ホルモンが分泌されやすいという「睡眠のゴールデンタイム説(シンデレラタイム)」は迷信だったようです。実は、何時に寝たとしても成長ホルモンは分泌されるという研究結果が出ています。

 

ドナーの日記(2024年9月)

『R6.9月の日記』

9/1 2024年上半期の出生数が、前年比5.7%減の35万人(過去最少)であったことが分かりました。通年で初の70万人割れの可能性も出てきています。

9/2 年間の死亡数から出生数を引いた「人口の自然減」は、2023年約85万(和歌山県の総人口に概ね匹敵)、2024年約92万(香川県の総人口とほぼ同数)です。毎年、地方の県が1つずつ消えていっているような状況です。その一方で、人材不足を背景として新卒採用者の初任給は高騰していっており、何か歪が生じているようにも思います。

9/3 日本産科婦人科学会の発表によると、2022年に体外受精で生まれた子どもは77,206人で、9人に1人に相当することが分かりました。治療を受けた女性の年齢は42歳が最も多かったことから、42歳を上限とした保険適用の影響により、駆け込み需要があったとみられています。ついに10人に1人の壁を突破しましたが、2023年以降は更に増えて7~8人に1人になっていくと予想しています。

9/4 奈良県立医科大学では、お子さんが欲しいと願うみなさんをお手伝いするため、令和6年4月に「高度生殖医療センター」を開設し、「未来のパパママ」プロジェクトとして、新しい生命の誕生のため最新の治療を提供等を実施されています。

9/5 2025年度から実施予定の「多子世帯の大学無償化」は、3人目でも対象外になることがあるので制度の注視が必要です。「3人の子どもがそろって扶養家族」、「直近3年度ですべての収容定員が8割以上の大学」、「授業料免除の上限額は国立大学が約54万円、私立大学が約70万円」などの条件(案)が示されています。

9/6 この夏の日本の平均気温が去年に並び、最も高くなったことがわかりました。その理由について、気象庁は、太平洋高気圧に覆われやすかったためと分析していますが、太平洋高気圧に覆われやすかった理由も知りたいところです。

9/7 白露の季節を迎えましたが、ようやく暑さが落ち着いてきそうです。

9/8 20代の結婚は「同類婚」と言われています。「共働き希望」により、女性は自分ひとりで稼げる時代になってきて、男性にそこまで年収を求めないことや、反対に、男性は結婚相手に求める条件として、女性の収入を含めた経済力を求めるようになったことが背景にあるようです。

9/9 男子中学生が将来なりたい職業TOP3が、3位会社員、2位公務員、1位「YouTuber」(5年連続1位)というニュースを見て、改めて考えらせられるものがありました。趣味や安定という意識があるようですが、楽して稼げるという方向に集約していっているのではないか気になります。会社員などボヤっとした職業であることも、具体性に欠けるので気になります。会社員として何をやりたいかが大事なわけなので…。

9/10 日本人には精神的な支柱があまりないので、日本人を説得する言葉は「みんながやってるぞ」が効果的だと揶揄されます。

9/11 アパホテル社長の「強運 ピンチをチャンスに変える実践法」という本を読みました。「人付き合いはバリアフリーで」「苦境から逃げずに種をまく」「二兎を追うものは二兎とも得る」「いくつになっても遅いことなんて何もない」といったメッセージが印象的でした。

9/12 40代のシングルマザーの再婚率は令和4年には1割を超え、年々増加しています。血の繋がりがないステップファミリーが新しい家族の形をつくっていくには、母親と父親が笑顔であり、そして子どもたちに平等に愛情を注ぐことが大事なようです。

9/13 連続刺激周期により、採卵数が減ることや卵子の質が悪くなることはないようです。特に、1周期に2回採卵して比較した結果、発育卵胞数も、染色体正常卵の数は、1回目より2回目の採卵の方が多かったとの研究結果が出ています。(参照)『1周期1回の採卵と1周期2回の採卵

9/14 上記の続きです。連続採卵でも、3回連続採卵したら3回目が一番よかったという方が多数おられるそうです。お休み周期とするかどうかは、その周期の開始時のホルモン値(FSH、AMH)や超音波の所見をもとに判断することが大事なようです。(参照)『刺激周期、低刺激、自然周期、お休み周期、連続周期(生殖医療解説シリーズ 番外編13)

9/15 排卵日予測は、主に基礎体温、排卵検査薬、卵胞径計測がありますが、スポーツで言えば、審判員やVARによる判定のようなものです。複数のアングルから、見逃しがちな排卵のサインを確認することが重要です。

9/16 個人による精子提供は、現地での受け渡しとなるため、交通費の実費を支払うことが一般的となっていますが、1時間ごとの金額を設定し、実際に移動した時間に合わせて報酬を支払うという「時間単価制」の仕組みが公正・公平なのかもしれません。

9/17 今年の中秋の名月はとても綺麗でした。もの思いにふける方も多かったのではないでしょうか…

9/18 PGT-Aを行い、モザイク胚しか得られなかった場合に、廃棄するか移植するか迷うことがあります。岡山県にクリニックでは、「正常胚とモザイク率50%未満の間には有意差はなく、モザイク胚で出産した児は全て健常児だった」との結果が報告されています。(参考)『PGT-A: モザイク胚を移植した場合

9/19 精神科クリニックの数は増えているのに、初診の予約が取れないこともあるようです。それだけ精神医療が身近になっていることや、地方では精神科クリニックの数が圧倒的に少ないことが要因と言われています。(参考)『メンタルクリニックは増えているのに…なぜ予約困難?

9/20 大谷翔平がMLBで大活躍の一日でした。投げて打って走って、何でもできる千両役者です。まさに「Shohei Ohtani does it!」です!

9/21 今日から秋雨で、ようやく夏の暑さも落ち着いてくるようです。

9/22 廃材を使って絵を描く画家がいらっしゃいます。とりわけ、文化芸術循環機構エコアートの代表である田村綾海さんが「100年後の未来」を描いた絵を見ると、人にやさしい環境について考えさせられます。改めて、芸術的な才能は大事だと感じました。

9/23 卵子提供を受けるために多くの日本人が台湾に渡航しています。海外は不安なのに何故かというと、それは、国内で比較的安価に卵子提供を受けられるクリニックがあることをご存知ないからです。

9/24 20代の方が1回目の提供でご妊娠されました。やはり、妊活を開始するのは早ければ早いほど良いと実感します。

9/25 深刻な少子化により、韓国は50年後に世界で2番目に老いた国になる見通しです。

9/26 自治体の子育て政策合戦が激化しています。「赤ちゃんギフト」や「おむつ定期便」など、こどもまんなか社会の実現に向けて、あらゆる支援策が講じられています。子育てが楽しいと思える環境づくりが必要です。

9/27 アル・パチーノから「僕の子どもを産んでほしい」との懇願を受けて、ビバリー・ダンジェロは49歳で双子を出産されています。女性の人生としては嬉しい選択なのかもしれません。

9/28 まさかの双子の妊娠報告をいただきました。二卵性双生児を妊娠されたのは初めてのことで、とても驚いています。自然妊娠で二卵性双胎を授かる確率は0.2~0.3%とされているので、奇跡的なことです。

9/29 ロボットやAIが発達するので少子高齢化は問題ないという説や、インフレにより日経平均株価がいずれ30万円台に乗るという説があります。案外、日本の将来は明るいのかもしれません。

9/30 福祉分野、とりわけバリアフリーの取組に関心が出てきています。ひとは誰もが幸せになる権利があります。それを実現するために、自分には何ができるのかを考えることが大事です。

 

ドナーの日記(2024年8月)

『R6.8月の日記』

8/1 赤ちゃんにタッチさせていただきました。手に触れても良いものかと躊躇いもありましたが、感動的でとても嬉しい瞬間でした。

8/2 オリンピックは、金メダルや銀メダルそのものが大事ではなく、世界最高峰の競技を観戦することで、世界各国の人が感動を分かち合い、そしてフレンドリーになることに意義があると考えています。

8/3 パリオリンピックで、XY染色体(男性の染色体)を持つ女子ボクサーの出場が議論になっています。平等と安心安全を両立できるスポーツの場の提供が求められます。

8/4 ボクシングや柔道には体重別の階級があるのに、なぜ、相撲にはないでしょうか。命の危険性があるかどうかが判断基準かもしれませんが、身長差は成長ホルモン遺伝子に起因することから、バレーボールは身長別の階級(無差別級を含む)があってもよいような気がします。

8/5 14歳から1歳まで、10人の子どもがいるYouTuber『なかよしだいかぞく』のママさんが、11人目の子どもを妊娠していることを報告されていますが、出産後直ぐに卒乳して妊活を開始されていると思うとアスリートのようなパワフルさです。

8/6 『射精責任』という衝撃的なタイトルの書籍がありますが、望まない妊娠の責任は男女双方が等しく負う仕組みの構築の必要性が述べられているごく真っ当な本です。

8/7 5日連続して精子提供を行いましたが、1日目と比較して精液量に大きな変化はみられませんでした。それどころか、毎日の射精で精子濃度は運動性が高くなるので、妊娠率は上がるかもしれません。実際、『19人の男性を対象に14日連続して毎日射精が行われた精液の質に関する研究』でも、射精の頻度の増加は精液の質にあまり影響を及ぼさないとの結果が出ています。

8/8 精子ドナーの要件として大事なのは年齢ではなく精子のクオリティーです。20代より40代の方が精子の質が良いこともあります。若いドナーだから健康児が生まれてくるという保障もありません。しかも、同じドナーでも精子の質は検査毎にバラツキがあります。そのため、精液検査結果より重視すべき要素かつ信用できる数字は精子提供実績だと考えています。

8/9 精子の質「30代がピーク」という医師がいますが、生活習慣改善により40代でも同等以上のクオリティーを保つことができます。自身の精液検査結果がそのことを裏付けています。

8/10 パリオリンピックの祝勝会も兼ねて、フレンチレストランでフルコースのディナーを楽しみました。

8/11 情熱大陸で産婦人科不妊治療医の加藤レディスクリニック院長が出演されました。透明帯を完全に取り除くアシステッド・ハッチングの技術に驚きました。

8/12 〇〇らしさっていい意味だけじゃなくて、ゆっくりと鎖のように自分自身を縛り付けて身動きが取れなくなっていきます。らしさの押しつは窮屈でもあるので、偏った一辺倒な自分らしさなら必要ないと思います。

8/13 他人の評価を気にして、万人受けする無難な人生は面白くありません。他人の目よりも自分の目を信じて“男らしく”“女らしく”じゃなくて“自分らしく”が大事です。

8/14 人って思っているほど他人に興味がないものです。だから他人の視線なんて気にするほど無駄です。本当に大切なのは自分が何をしたいかです。

8/15 たるみやシワをできるだけ防ぐためには、仰向きで寝るのがオススメのようです。

8/16 妊活をするとき年齢を理由にあきらめてはダメです。だって、今この瞬間が一番若いのですから!

8/17 子どもの人生に精子ドナーを含めるかどうかどうかは、精子ドナーではなく母親次第とすべきではないでしょうか。

8/18 慶応大のほか、過去に少なくとも7大学病院(札幌医大、新潟大、三重県立大、京都大、京都府立医大、大阪市立大、広島、)で精子提供が行われていたことが、精子提供者らの証言や専門誌への報告により明らかになりました。1949年に慶応大で初めて誕生して以降、1万人以上が生まれているとされていますが、実際は数万人に上る可能性があるようです。とはいえ、全大学病院を対象にしたアンケートでは「過去に実施していた」と回答した病院はなく、全容把握は困難です。

8/19 2005年にイギリスで行われた研究で、25人に1人、全体の約4%が「子どもと父親の血がつながっていない」という事実が発表されています。いわゆる「托卵」か「継父」のどちらかは分かりませんが、実際にそういった家族は少なからず存在するようです。そのうち、出生届に「DNA鑑定結果」の添付を義務付ける時代が来るのでしょうか。逆に、子供が生まれなければ家臣もろとも路頭に迷う時代には托卵はいくらでもあったのかもしれません。

8/20 養育費の請求権は親権者である親の権利ではなくあくまで子どもの権利です。例えば、ドナーと被提供者間で「養育費については請求しない」というような養育費の不払い合意をした場合、合意をした当事者間では基本的に有効ですが、当事者間の合意の効果は子どもには及ばないと考えられています。

8/21 東大に受かる秘訣は、勉強のモチベーションを保ち続けられることと、自分の勉強管理がしっかりできることのようです。

8/22 最近、「河野塾ISM」が気になっています。オンラインという特色を活かし、誰もがコスパの良い勉強を学ぶ(安価で質の高い講座を受講する)ことが可能です。このシステムを是非学校の授業に取り入れて欲しいものです。

8/23 妊活を続けていると「全然できない」と不安が募り、体が重くなることもあります。妊娠しようと必死で、どうか自分を追い込んでしまわないように…。妊活には心の安定が必要で、そのためには規則正しい生活が不可欠です。

8/24 自分では変えられないことが三つあります。一つ目はサイコロの目、二つ目は天気、三つ目は相手の心です。「他人基準」より「自分基準」の発想が大事です。自分を大切にして、自分の「軸」をしっかり持ってください。そうすれば、妊活中の不安(外野からの声など)は、はじき飛ばせます。

8/25 落ち込んだときには弱音を聞いてあげられる。そんな味方のようなドナーになりたいと思っています。 

8/26 日本製機能学会は、男性の不妊症の原因の1つである勃起障害(ED)について、推計1400万人となったことを明らかにしました。20代でも2割以上に上るため、治療環境の整備や周知が求められます。

8/27 【卵子提供の光と影】報酬150万円で卵子ドナーを募る仲介業者もいるようですが、ビジネスとして卵子提供するのは、趣旨が違うように思います。

8/28 台風10号の接近等で、精子提供の日程調整が少し大変な1週間でした。結局、関西は直撃せずに事無きを得て、ご希望日に提供できたので良かったです。

8/29 アラバマ州の最高裁では、体外受精でできた受精卵を凍結保存した「凍結胚」を「子ども」とみなすと判断しています。それを受けて、「凍結胚」を廃棄しても罪には問われないとする州法も制定されています。

8/30 トランプ前大統領が、米大統領選に向けた演説で、体外受精の全費用を補助金や保険で賄うと表明しました。

8/31 テレビコメンテーターで元衆議院議員の金子恵美さんが、『6年間の不妊治療』について語られています。一人の女性として考えたとき、仕事のためという固定概念を柔軟に考えることが大切なようです。

 

ドナーの日記(2024年7月)

『R6.7月の日記』

7/1 妊娠前だからこそ、さまざまな“if”を考えてみるプレコンセプションケア(妊娠前の健康管理)がとても重要です。

7/2 宇都宮市の病院が、クラウドファンディングで、受精卵を育てる機器など不妊治療に必要な機器を購入する資金を募ります。地域住民からの経済的な支援により、子どもができない方のお手伝いをするという仕組みは素晴らしいと思います。

7/3 「もし悪い結果が出たら希望がなくなる」という理由で、ブライダルチェックを躊躇される方がいますが、検査によって原因がわかれば、それぞれに応じた治療を系統立てて行えるため、早く検査した方が良いという考えもあります。

7/4 平均年金額は若い世代ほど高くなる試算が出ています。子どもを望む方々にとって、朗報ではないでしょうか。

7/5 流産を2回繰り返すことを不育症と呼ばれており、その確率は1%程度とされています。不育症の治療は分かっていないことが多いため、豊富な治療実績がある医療機関を受診することが肝要です。

7/6 夢への挑戦やキャリアアップを目指す若い女性たちの間で、「卵子凍結どうしよう」というのが話題になっているようです。卵子凍結には賛否両論ありますが、妊娠・出産のタイミングを周りと共有でき、真剣に考えるきっかけになっていることは評価できます。

7/7 七夕に面談がありました。どうか願いごとが叶い、可愛い赤ちゃんを授かれますように☆

7/8 決して無理はしないけれどあきらめる事もしない。妊活に当たり、大事な心構えかもしれません。

7/9 卵子提供と代理母に5800万円かけて3児のシングルファーザーになったカナダ人男性が話題になっています。エゴイストや人身売買という批判もありますが、本人、ドナー、代理母、子供のみんなが幸せになれるのならアリという肯定的なコメントもあります。 (参考)『卵子提供、代理母に5800万円かけて3児の父に…! 夢を叶えたシングルファーザーが話題 「とても力強く感動的」

7/10 アメリカでは精子・卵子ドナーが介入して生まれる子どもは毎年3万~6万人いると言われています。

7/11 2010年から不妊治療を開始し、2015年に、9回目の人工授精で三つ子を授かった日本人女性がいます。長年待ち望んでいた赤ちゃんに、しかも、3人一度に対面できたときの感動は想像できないものがあります。

7/12 国連は、今世紀中に世界人口が減少に転じると予測しています。2080年代に約103億人のピークを迎え、以降は徐々に減少するようです。ただし、技術開発により、食料生産、住宅供給、医療教育環境を自動化、無料化すれば、人口は増えると考えています。

7/13 「結婚したくない、子どもを欲しない現代人」といった話も聞かれますが、一方で、不妊治療の件数は増加傾向にあり、切実に子どもを望みながらも妊娠に至っていないカップルも存在します。後悔先に立たず。「もっと早くに病院を受診しておけばよかった」など、妊娠できなかったときに始めて後悔することもありますが、いざというときは卵子提供という方法もあります。

7/14 命を紡ぐボランティアをしている者として、安楽死は、とても関心があるテーマの一つです。

7/15 東京都の「はらメディカルクリニック」は、2022年から2023年の1年間、精子ドナーを一般募集し、提供精子を用いた人工授精や体外受精の国内の総実施件数に相当する約2千回分の精子を確保しています。精子ドナーの希望者はとても多く、非匿名化のドナー確保も難しくはなさそうです。

7/16 夫婦別姓を認めるべきとの声が高まる中、結婚しているLGBT女性の性別変更が認められない件についても議論になっています。

7/17 ママと言えば、4人の子どもたち全員を東京大学医学部合格に導いた「佐藤ママ」が有名ですが、受験に向けては、3年(例えば、0~3歳、3~6歳)を1タームとして考えることがポイントのようです。子どもたちが、せっかく勉強したのに間に合わなかったという悔しい思いをしないように、時期ごとに準備ができているか見てあげる親のフォローが大事です。頭脳の遺伝のおかげという人がいますが、子ども4人が東大理Ⅲは異常です。本当にすごいのは、佐藤ママの教育への努力と本人をその気にさせるメソッドだと思います。

7/18 20億年前から生きているとみられる微生物を採取することに東京大学の研究チームが成功しました。地球の生命の起源や進化に迫る重要な発見になる可能性があります。今後のゲノムを解析による遺伝情報の解明が待たれます。

7/19 梅雨は明けたようですが、蒸し暑さで、座っているだけで体力が奪われます。食欲減退気味なので、アイスクリームで栄養補給するような毎日です。ただ、アイスクリームと言っても馬鹿にできず、1日に必要なカルシウムの20%をまかなえ、脂質やたんぱく質、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2などもバランスよく摂ることができるそうです。

7/20 頭を打ったので病院でMRIを撮ってもらいました。どこも異常がないどころか、医師から「血管の1本1本まで全てきれい」と言われました。これで安心して、週明けから仕事や精子ドナー活動ができます。

7/21 提供精子や卵子で生まれてきたいわゆる「donor conceived」の人の91%はドナーと何らかの関係を持ちたいという研究結果があります。つまり、子どもの出自を知る権利の尊重は極めて重要です。

7/22 食欲減退気味なので、アイスクリームで栄養補給しているような毎日です。

7/23 甘酒は飲む点滴といわれるくらい元気が出るようです。普段お酒は飲まないようにしていますが、夏バテしたときは試してみたいと思います。

7/24 『高齢不妊女性に対するサプリメントの有用性』について研究が行わていますが、既に一部の薬局では高齢妊娠確率が上がると噂のサプリメントをが販売されています。

7/25 最近は40代での出産が何ら珍しくない世の中になって来ました。やはり子供を授かる喜びと言うのは人生の中で最大の幸せと言っても過言では無く、何ものにも代えがたいものです。

7/26 妊活中の女性が抱える切実な悩みは、金銭面よりパートナーの理解が足りないことが多いようです。

7/27 普段汗があまり出ないタイプなのですが、久しぶりに日中に外に出たせいか、ものすごく汗をかいてしまいました。

7/28 語呂で「夏休みの日」かなと思ったら「なにわの日」でした。

7/29 各地で観測史上最高気温を更新しているようですが、こんな暑いときこそ精子ドナーには清潔感が大事です。

7/30 ドラマ『海のはじまり』で、「母親ってそうじゃない女より偉いのかよ!」という娘から母へのセリフが話題になっています。子どもがいない女性よりエライと思ったことはありませんが、単に子ども目線でいえば、母親は偉大でスゴイ!と思います。 

7/31 男性の育児休業の取得率が初めて3割を超えたことが厚生労働省の調査で分かりました。とはいえ、育児のための休みではなく、自分のための休みとしている人もいるようで、まだまだ課題や改善点があります。

 

ドナーの日記(2024年6月)

『R6.6月の日記』

6/1 ここ数年、女性特有の健康課題を技術を用いて解決する「フェムテック」や、女性の悩みに寄り添う「フェムケア」の商品・サービスが多様化しています。

6/2 化粧品などを手がける「アンファー」は、妊活中の男性に必要な栄養素を含んだ健康食品を開発しました。亜鉛や葉酸などを配合し、プロテインやみそ汁などの調理に使える出汁(だし)という形で商品化しています。

6/3 厚生労働省が、全国にある出産施設(約2000施設)の費用が分かる特設ウェブサイト『出産なび』を開設しました。費用の「見える化」で簡単に相見積もりができるようです。

6/4 宮崎市はLINEでの妊活サポート事業を開始しました。不妊治療経験者は「不妊治療に負(病気)のイメージがあること」、産婦人科医は「不妊治療を始める年齢が遅いこと」が問題だと指摘しています。

6/5 改正子育て支援法が成立しました。児童手当が高校生まで支給対象となり、第3子以降は3万円に倍増します。増税等への批判もある中で、政府はどのくらい少子化が改善するか示すことが大事です。

6/6 2023年の日本の合計特殊出生率が過去最低の1.20となりました。東京都は0.99と初の「1」を割り込みました。ただし、上智大学の中里透准教授の以下の論考では、女性人口千人当たりの出生数を確認すると、東京の都心3区(千代田区・港区・中央区)はとびぬけて出生率が高くなるようです。とはいえ、核家族化、晩婚化、共働き社会と子育ての相性が悪いのは事実でしょう。

6/7 先の見えない不妊治療は、苦行のように感じることもあります。上手く行かなくても、落ち込み過ぎず、自分を責めず、今回は縁が無かったと、穏やかな心に戻ることが大事です。心も体も、時間がゆっくりといやしてくれます。その流れに身を任せるしかありません。

6/8 元スーパーモデルのナオミ・キャンベルさん(54歳)が、自身の子供たち(3歳と1歳)が代理母出産であることを明かされました。人工子宮の技術開発が加速する予感がしています。

6/9 アメリカの俳優トリーナ・マギーさんが、54歳で第4子の妊娠を発表されました。卵子凍結や卵子提供でなければ奇跡です。ちなみに、出産年齢のギネス世界記録は、自然妊娠57歳、体外受精66歳が最高齢で、日本最高齢出産は影山百合子さんの60歳です。

6/10 『とるだけ育休の夫はいらない』という電子コミックが大きな反響を呼んでいます。

6/11 婚姻率低下や少子化の根本理由として、巨大な自由市場のなかでの恋愛の「無理ゲー」にうんざりしていることや、子育ては「タイパ」が悪いことがあるようです。(参考)『橘玲氏に聞く少子化対策「自由恋愛で『一夫一妻制』は崩壊!会社は社内結婚の斡旋を」、男性は「インセル」の懸念も

6/12 日本では今、議員連盟により、精子提供に関わる新たな法整備についての議論が進められており、子どもの出自を知る権利を完全に保障することは認めないだけでなく、レズビアンカップルやシングル女性が提供精子を使った生殖補助医療を受けることが禁止される見通しとなっています。家族観は近年大きく変わり、結婚は続かないことが往々にしてありますが、親であることに終わりはないため、いかなる形であれ、親が子どもを持つ権利(どのような形で家族をつくるか)を法律で制限すべきではないと考えています。

6/13 ある精子ドナーの経験によると、シリンジ法とタイミング法の妊娠率は、最終的にはほぼ同じ確率になるものの、提供回数当たりの妊娠率はタイミング法の方が圧倒的に高くなるそうです。そのため、依頼者のシリンジとタイミングの選択割合は5:5となっているそうです。

6/14 渋沢栄一はふたりの妻との間に7人の子どもをもうけていますが、そのうち5人を授かった最初の妻とはいとこ同士の結婚です。血縁同士の結婚だと遺伝疾患のリスクがあげられますが、全員が健常児です。いとこ同士婚の出産については、サンプル数が圧倒的に少ないため、データの数字はあまり参考になりません。

6/15 「下請け」という用語に差別的な意味合いがあるとして「パートナー」と呼ぶ動きが広がっています。「大企業」や「中小企業」という用語もしっくりきません。どの会社にもそれぞれ同じだけの大事な役割があって、売上の大小や社員の数で会社の価値や社員の幸せは図れないからです。「中小企業」も「先端企業」や「専門企業」などに変えてはどうでしょうか。

6/16 射精する度に寿命が縮むという研究結果が出ました。無償の精子提供は命を削って支援する急遽のボランティアです。(参考)『精子できなくすると寿命13%延びた…短命の魚で解明、女性が長生きの理由の一つか

6/17 発達障害の診断を受けても、これからの過ごし方や何かのきっかけで大きく変わっていく可能性があります。発達障害の診断は、適切な治療・支援を受けるためのパスポートです。いつの日か、パスポートがなくてもフライトできるようになる日が来るのかもしれません。

6/18 最新の染色体研究により、精子の数が「現代男性は祖父世代の半分以下」、「日本はフィンランド男性の2/3」という衝撃の事実が明らかになりました。

6/19 体外受精により双子を出産された元バレー日本代表の大山加奈さんが、今月に迎える残り1個の凍結胚の保存期限を延長しないことを決断されました。本当に勿体ないと思います。誰かにお裾分けできないのでしょうか。

6/20 女性の不妊は、私たちが信じている以上に複雑です。情報収集と医療機関の早期受診が肝要です。

6/21 世論調査では同性婚に賛成が過半数、G7で同性カップルに関する法的保障がないのは日本のみ、パートナーシップ制度は約8割の自治体で導入されているという状況です。数年以内に、同性婚(法律婚)を認める法整備が実現する可能性はありそうです。

6/22 人にやさしい子や字がきれいな子は、成績優秀な子が多いといわれます。両者に共通するのは「配慮」ができるということです。

6/23 大谷翔平選手はインタビューで客観的な表現を用いてコメントしています。常に自分を俯瞰的に見ている証拠です。そのため、プレッシャーに強く、多少のことには動じないのでしょう。

6/24 世論調査では賛成多数の同性婚ですが、なぜ法制化されないのでしょうか。GPT-4(OpenAI)は、同性愛者自身が少数派であるため、大規模な運動を組織するのが難しいという点をその理由の1つに挙げています。

6/25 「死ぬ権利」について、フランスで議論が進んでいます。日本は急速に高齢化が進む中、日本人の中にはすでに安楽死を求めてスイスへ行く人もいるようです。

6/26 がん治療を受ける男児のために、「精子バンク」ならぬ「精巣バンク」の運用が来年にもスタートするようです。

6/27 ビジネス界きっての子だくさんパパとして知られるイーロン・マスクに、12人目の子どもが生まれていたことが明らかになりました。体外受精で双子2組と三つ子1組、代理母出産で1人をもうけたことも公表しています。日本でも歴史を振り返ると、将軍や政治家、大企業の創業者の中には、沢山の子供をもうけた人物もいますが、教育や育児の面で充実したサポートができるなら、子供はそれくらいても良いと思います。

6/28 人体のあちこちからマイクロプラスチックが検出されることについて世界中で危機感が高まっている中、今度は、男性の精液からもマイクロプラスチックが発見されました。しかも、マイクロプラスチックを含む精子の運動性に異常が見つかっており、この種のプラスチックが不妊の原因となっている可能性もあるようです。

6/29 「パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話」という本を読んでみました。なかなか面白くて読みやすくて勉強になり、パパには結構オススメです。

6/30 命名のお手伝いをさせていただきました。

 

ドナーの日記(2024年5月)

『R6.5月の日記』

5/1 シングルマザー、男性不妊、FTM、レズビアンのカップルなど、同じ境遇の方への支援実績があることが依頼者様の安心材料になっているようです。

5/2 高齢出産でも元気な赤ちゃんを産んでいる方は沢山いらっしゃり、精神的・経済的にゆとりを持った状態で出産に望めるというメリットもあります。

5/3 GWの後半に入りました。端午の節句、未来かなえがお手伝いした男の子たちも元気に成長してくれているようです。

5/4 大阪の寝屋川市は、不妊治療の保険適用に加えて、体外受精や顕微授精に年度当たり最大10万円の助成を始めました。保険適用での体外受精の費用は20万円程度と試算されているので、経済的な負担がかなり軽減されます。

5/5 「こどもの日」です。15歳未満の子どもの数は約1400万人となり、50年前と比べてほぼ半減しましたが、各地で様々なお楽しみイベントが開催されています。

5/6 ボクシングのタイトルマッチで10年振りくらいに感動的で面白い試合を見れました。高校時代、プロボクサーになりたかったときのことを思い出しました。井上尚弥選手最高です。大リーグでも大谷翔平選手がホームランを2本を含む4安打を打つなど、忘れられない歴史的なスポーツデーとなりました。

5/7 中学受験の入試問題の難しさがSNSで話題になっています。「大学受験並みだ」といった声があふれ、親世代と比べると「勉強量は3倍」と言われています。エスカレートする原因は皮肉にも塾や保護者による受験対策の強化のようですが、過熱する受験競争に対して子どもを守る教育も必要だと切に感じています。

5/8 東京の医療機関「プライベートケアクリニック東京」が、親が堂々と子どもに出生の事実を告知できる社会にするために、身元を開示できるドナーのみを募り、国内初の非匿名限定の精子バンクを設立するようです。(参考)『初の非匿名限定、精子バンク設立 「堂々と告知できる社会に」

5/9 「子ども様」が流行語になり、今や最も市場価値が高い女性は、複数の子どもがいて、バリバリ働く既婚女性となったようです。しかしながら、「子どもがいない=かわいそう」というレッテルを貼ったり、子どもを持たない選択をした女性たちが生きづらさを感じる社会であってはなりません。

5/10 今の日本では結婚しても子どもをもたないことを選択するDINKs(ディンクス)として暮らしていく夫婦は少なくありません。ただ、男性不妊で子ども諦められないときは、精子提供が希望になるという考え方もあります。

5/11 SNSやアプリで「精子提供」を受ける女性が急増しています。アメリカでは、精子バンクを利用した女性は2016年時点で既に44万人を突破し、選択的シングルマザーも約270万人いると推定されています。規制の枠外にあるフリーランス精子提供システムを利用した女性は、更にその何倍もいるはずなので、オンラインのベビーブームが到来したと言えます。(参考)『SNSやアプリで「精子提供」を受ける女性が急増中…性被害などのリスクと、精子バンクにはないメリット(米)

5/12 ネット上の取引では、会えるドナーから、新鮮な精子(最長5日間受精能力を保つ)が手に入ります。対して、精子バンクの冷凍精子は法外に高い費用にも関わらず、女性の体内で最長24時間しか持たず、排卵日にぴったり合わせて注入しなければなりません。

5/13 卵子の老化で妊娠しにくくなることを懸念して行う「社会的適応」の卵子凍結が、体外受精行う医療機関の3割で、ここ数年で累計数万件実施されていると推定されており、すぐに妊娠・出産する予定がない女性の中で広まっています。

5/14 生殖医療専門医と出産ジャーナリストによれば、「少子化」が止まらない本質的な原因は、男女交際以外で満たされる手段ができて、恋をする機会が減り、婚姻数が減少したことにあるようです。

5/15 精子バンクによれば、精子ドナーに選ばれる基準として重要な順序は、ドナーの外見、人種、キャリア、趣味、病歴のようです。そのうちキャリアについては、理系の男性が圧倒的に好まれるようです。【参考】『〈特集・精子バンクの功罪〉「私の精子でぼろ儲けしたのです」 97人の子が誕生 33歳白人男性の精子はなぜ「大人気」だったのか

5/16 妊娠された方から、出生前診断費の支援を求められました。本当に自分の子どもなのか分かりませんが、「ほかに精子提供を依頼したドナーはいない」、「出産後にDNA鑑定をしてもよい」という言葉を信じることにしました。

5/17 ロサンゼルス市は、5月17日を「大谷翔平の日」に制定しました。大谷翔平選手の年間収入は132億円でスポーツ選手世界13位、野球選手ではトップで、日本一の偉大な大富豪です。

5/18 お手伝いしたシンママさんから、「60万円程かけて、臍帯血保管をした」と聞きました。さい帯血の中には、人間の体をつくる元となる「幹細胞」が豊富に含まれているため、赤ちゃんに何らかの病気が見つかったとき、効果的な治療手段として活用できる可能性があるそうです。

5/19 2年間の不妊治療を経て44歳の時に第1子を出産された元アナウンサーの宮崎宣子さんは、「30代のうちに卵子凍結をしておけばよかった」と振り返られています。外国では30歳くらいで卵子凍結することがスタンダートになっているそうです。

5/20 子どもは自然に授かるものと考えがちですが、子宮筋腫や月経困難症、PMS、無排卵などで授かれないこともよくあります。妊活が実を結ぶには、事務的な作業と割り切ることも必要です。

5/21 京大の研究チームが、iPS細胞から、卵子のもととなる細胞を大量に作る方法を開発しました。クローンを認めるかどうかの倫理的な議論にも発展して行きそうですが、キャリアを積んで40代を迎えた女性の希望になればと思います。【参考】『iPS細胞から精子と卵子のもとを大量作製 不妊の解明も 京大研究

5/22 「ご夫婦の日」に出産100日祝のご報告をいただきました。赤ちゃんのイベントを通じて、親戚で集まる機会が増えたそうです。

5/23 二人目の卵黄嚢確認のご報告をいただきました。一人目の赤ちゃんは、髪が茶色で色白でまつ毛が長く、ハーフ?と聞かれることが多いそうです。

5/24 赤ちゃんを授かれずに43歳で妊活卒業されたムク子さんのブログには金言が詰まっています。「36歳、本当に本当に大事な時期、今すぐ体外受精に進んで」等々。35歳以上で妊活開始される方は是非ご一読ください!!!『40代ムク子の妊活治療ブログ

5/25 子どもがいたらいいですけど、いない人生も十分楽しいものです。

5/26 中国にモソ族の「女性の国」と呼ばれる場所があります。家母長制で女性が働き、結婚という概念がない女系社会の習慣は、今の日本社会に参考となる点がありそうです。【参考】『中国西南部におけるモソ人の母系社会について

5/27 体外受精(特に顕微授精)で生まれてきた赤ちゃんは、何故かみんな容姿端麗です。良好な精子を選別することで良好な受精卵(胚)を得られることが、その理由かもしれません。

5/28 『燕は戻ってこない』という女性の貧困と生殖医療ビジネスの倫理をめぐる長編小説のドラマ化が話題となっています。

5/29 サロゲートマザーのニーズが高まっています。日常的に、とは言えないまでも、アメリカではかなり行われているようです。

5/30 44歳の方が、高濃度NMNと波動機器でAMHを10ヶ月で0.2から1.03まで改善できた方がいるようです。幹細胞やNMNで若返りをしている人は、妊娠中も産後の回復も良くいそうで、年齢を感じさせない身体作りをすれば、妊娠に関しても年齢は関係ないのかもしれません。

5/31 一般的に、夫婦間の妊活は正で、精子ドナーとの妊活は悪との風潮が未だにありますが、男性が自分の体で、妊娠・出産に直接関与するのは、極論をいえば、精子を提供することだけです。

 

ドナーの日記(2024年4月)

『R6.4月の日記』

4/1 未来かなえは、依頼者様をお姫様として接しているため、「ドナー」より「キャスト」という呼び方がしっくりくるかもしれません。癒やしとやすらぎのひと時を提供できるように努めています。

4/2 未来かなえは、豊富な精子提供の実績があるため、最近は、精子提供による妊活について、経験者ならではの視点によるコンシェルジュ的な相談も増えています。

4/3 「どうですか?」→「いいね!」大人同士でも、打ち明けて、認め合える。そんな社会が理想です。

4/4 知人の死、不妊治療の失敗、株価の暴落、仕事多忙の4重苦ですが、健康なのが唯一の救いです。

4/5 体外受精が上手くいかなっかったときの気持ちの切り替え方は、分かち合える人に話すことだそうです。ドナーもその一人になれればと思っています。

4/6 花見の穴場スポットを見つけました。赤ちゃんできたよの報告に、お祝いも兼ねてご案内したいところです。

4/7 お客様から桜餅、桜最中、三色団子をいただきました。

4/8 東京都は今年度から、男性の精液検査も実質無償化し、子どもを持ちたいと考える男性への支援を始めます。18歳から39歳の男性を対象に、最大で2万円を助成する方針です。

4/9 生理はなぜ起こるかといえば、毎月受精卵を迎え入れるために子宮内膜を厚く、ふかふかに整えておく必要があるからですが、最近の研究で、子宮内膜には特別なバイオセンサーがあり受精卵の状態を識別する能力を持っていることがわかりました。フレッシュな内膜を維持することで、異常のある受精卵を識別できるようにしているそうです。

4/10 子どもを望む高齢男性は決して少なくなく、70代で病院を訪れる人も一定数いるそうです。

4/11 世界的に精液の質が低下していることが明らかになっています。実際に、「欧米男性の精子の濃度が40年で半減した」との調査結果も出ています。一説では、これから子どもを希望する男性の4人に1人は、すでに精液所見が悪化している傾向にあるそうです。

4/12 男性は抗がん剤治療の後でも子供を授かれる可能性があります。リスクの低い抗がん剤の場合、投与中止後約3-4カ月で、精祖細胞が回復し、精子数は改善すると報告されています。

4/13 卵子凍結を希望する方は30代に多く、仮に10個の卵子を採れたとしても、融解して使用できる卵子は2~3個ほどで、 1個の卵子から出産できる確率は、30代前半で10%前後のようなので、コツコツと卵子をためておく必要がありそうです。費用は、採卵+保管料(2年間)で約50万円くらいなので、これが一番のネックになりそうです。【参考】『将来的な妊娠を見据えて広まりつつある「卵子凍結」の実態

4/14 スペシャル支援のお申し出がありました。高度不妊治療を受けて出産された方に、返済不要の給付型奨学金「育児・未来教育支援」をお支払いしました。

4/15 依頼者のご家族同席で面談をさせていただきました。やはり親族の方は、何故このような活動をしているのか気になられるようです。

4/16 面談で、選択的シングルマザーとして精子提供を考える女性はどのような理由からかという質問を受けました。なかなかパートナーが見つからず、歳月が経つことにプレッシャーを感じる方が多いようです。でも、日本で第三者から精子をもらえるのは、無精子症などで悩んでいる夫婦に限られます。昨年、第三者からの精子提供などを規定する新法の案がまとめられたものの、提供を受けられるのは婚姻関係にある夫婦だけで、シングル女性は対象外となっています。未婚女性が精子提供を受けるには、海外のエージェンシーに依頼するかたちになり、そのハードルは、かなり高いといわざるをえません。そのため、未来かなえは、選択的シングルマザーになることを決断した人に、できるだけの支援をしたいと心から思っています。

4/17 タレントの宮崎麗果(36)さんが第5子の妊娠を発表されました。3度結婚して4人出産。第2子と第3子も年子、第4子と第5子も年子になるようですごいです。第4子は帝王切開だったようで、そこまたすぐに妊娠出産で、母体は大丈夫なのか気になります。

4/18 凍結精子で出産の女性カップルの子の認知を巡り最高裁で訴訟が行われてます。性同一性障害特例法に基づいて男性から性別変更した40代女性が、自身の凍結精子を使ってパートナーの30代女性との間にもうけた子を認知できるかが争われているものですが、性自認が女性でも女性が恋愛対象という方も多く、人を無理やり男か女かに分けるのは無理があるような気がします。このような議論を通じて、より人にやさしい社会になっていくことを願います。

4/19 精子も老化するものの、卵子ほど明確な影響はありませんが、がん治療を受ける前には精子を凍結しておく男性もいるので、浦安市では卵子のみならず精子の凍結も助成の対象としています。

4/20 フランスでは、未婚の女性でも、同性愛のカップルでも、卵子や精子の提供を受けられ、子どものいる家庭を築くことが法的に認められています。しかし、日本では第三者の精子、卵子をもらうことについて、法整備がまだできておらず、一刻も早い解決が望まれます。

4/21 精子提供で生まれた子どもが100人近くいるアメリカ人が注目を集めています。学生時代に週3回提供し、実際は200人を優に超えているかもしれないようです。(参考)『【独占告白】「私の精子から97人子どもが生まれた」 米国人男性(33)が告発する精子バンクの実態

4/22 同じ男性の精子から生まれる子どもの数の上限について、アメリカの米国生殖医学会のガイドラインでは、人口80万人に対して25人までとしています。つまり、アメリカ国内で1万人、世界中で27万5千人の子どもが誕生してもよい計算になります。

4/23 他国では不妊治療は20代からしてるそうです。高齢になれば着床しづらくなるなど、性教育が充実していることが理由だと思いますが、日本人は少しゆっくりし過ぎているのかもしれません。

4/24 日本でも着床前診断が浸透してきていますが、PGT-Aにおけるモザイク胚移植後のほとんどの出生前検査の結果は、染色体異常のない正常な健康な胎児を示しており、モザイク胚移植に対する賛否両論が存在しています。【参考】『PGT-Aにおけるモザイク胚の管理

4/25 体外受精の保険適用は43歳までなら3回で、40歳未満なら6回まで適用されますが、それなら40歳以上には着床前診断も保険適用すべきだと考えています。

4/26 「産みたいのに、もう産みたくない…」不妊治療中のメンタルヘルス不調は珍しいことではないので、気軽にドナーにも相談してください。特にこの時期は感情に波が出やすいようなので…

4/27 たまひよONLINEで、45歳のライターさんが、不妊治療から双子出産された記事を読みました。在宅でフリーの仕事をしている方は、通院等において時間的な融通が効くので妊活に有利なようです。

4/28 ゴールデンウィーク、多くの方が子どもとの思い出づくりに出かけられています。子どもにとっては、遊園地等よりタケノコ堀り等の自然の中での体験の方が記憶に残りやすいようです。

4/29 35歳から40歳にかけて妊娠率は-17%、流産率は+12%となってしまうことがわかっています。特に35歳以降で出産や2人以上の子どもを望むなら、早め早めのスケジューリングが重要です。(参考)『正常妊孕性カップルの累積妊娠率』『加齢と妊孕性低下

4/30 モデルのネイボールの奥さん(35)さんや女優のキム・ユンジ(35)さんが体外受精で妊娠されたニュースを見ました。35歳以上の初産は高齢出産になり、様々なリスクが上がるとされていることから、32歳を過ぎたあたりで体外受精を考えられたようです。

 

ドナーの日記(2024年3月)

『R6.3月の日記』

3/1 厚生労働省は、2023年の国内の出生数(速報値)が過去最少の75万8631人だったと発表しました。前年比5.1%減で、8年連続で過去最少の更新です。少子化は今後も進行すると予想されています。

3/2 韓国の出生率(暫定値)が0.72で過去最低を更新しました。ソウルは更に低く0.55となっています。日本の1.26と比較すると深刻な状況です。少子化対策には、子育て世帯への給付金より、未婚で子どものいない若い世代のカップルへお金を配ること(例えば、カップルの同居に対する家賃補助など)が有効なのかもしれません。

3/3 ロート製薬は、「妊活白書」2023年度版で、18~29歳の未婚男女400人のうち「将来、子どもをほしくない」と回答した割合は55.2%に上ったことを公表しました。男女別では、男性が59.0%、女性は51.1%となっています。

3/4 日経平均株価が史上初めて節目となる4万円を超えました。今後の水準がどこを目指すのか注視されます。

3/5 大谷翔平さんの結婚相手と言われる元バスケ選手の田中真美子さんは180cmの長身です。身長193cm以上の日本人男性と身長180cm以上の日本人女性の割合はどちらも0.02%のようなので、このお二人のような高身長カップルは、5000分の1×5000分の1で2500万分の1の確率で、日本に4組しかいないことにあります。しかも、美男美女のトッププロスポーツ選手同士なので、日本史上最高最強カップルではないでしょうか。

3/6 資産1000億円以上の日本人は33人程しかいません。大谷翔平選手は20代でその仲間入りです。しかも、スポーツ選手では初です。

3/7 兆単位の資産がある方とお会いする機会がありました。スピードとコスト、何よりインスピレーションを大事にされていることに良い刺激を受けました。

3/8 漫画「ドラゴンボール」の生みの親である鳥山明さんが亡くなられたことが発表されました。現在の冒険・友情・バトル漫画の源流は全て「ドラゴンボール」にあるといっても過言ではありません。少年の頃、お金では測れない、たくさんの夢と希望と勇気を与えてくれてありがとうございました。

3/9 菅田将暉さん・小松菜奈さん夫妻が、第一子の誕生を発表されました。妊娠の発表はされていなかったようで、芸能界では、今後このような形の報告が増えていくのかもしれません。そっと温かく見守ってあげたいと思います。

3/10 3月に入り、早咲きの桜も見られるようになりました。寒空の下、春の訪れを待ち侘びる今日この頃です。

3/11 ダウン症のモデル菜桜さんがパリコレに出演しました。ハンディを乗り越えて、多様な美を発信されています。 

3/12 ドラマ「大奥」を観ていて、歴代の徳川将軍が授かった子どもの数が気になりました。初代から15代まで順に、家康16人、秀忠8人、家光6人、家綱0人、綱吉2人、家宣6人、家継0人、吉宗5人、家重2人、家治4人、家斉53人、家慶27人、家定0人、家茂0人、慶喜21人となっています。【参考】『徳川15代将軍子だくさんランキング!

3/13 一夫多妻制を認める理由は、犯罪等の様々な問題の解決策となり得るからのようです。男性のためではなく、家族のため、そして女性の負担をなくすためにある制度のようです。

3/14 同性カップルの結婚を認めないことについて、高裁初の違憲判断が示されました。

3/15 メジャーリーグやWBC侍ジャパンでの大谷選手の活躍を受けて、大谷選手の精子を配れば少子高齢化は解決するといったツイートが多くみられます。Xに「大谷翔平と結婚できなくていいから、大谷翔平の精子提供だけお願いしたい」といったコメントも見られます。(参考)『大谷の精子がコンビニで売っていたら買うべきなのだろうか?

3/16 「クッキーで旅をする。」最近、世界各地の郷土色豊かな焼き菓子にハマっています。

3/17 今年も別れと出会いの時期がやって来ました。一度でもお会いした方とのご縁を大切にするのがモットーです。

3/18 タレントの井上和香さんが43歳での第2子妊娠を報告されました。44歳での出産になるようで、無事に元気で生まれてきてくれることを願いたいと思います。

3/19 不妊治療はあらがうことから始まります。どんなにつらくても希望をかき集めて…。まだ時間は残されていると信じています。

3/20 不妊治療には、夫婦が納得するためのコミュニケーションを取り、「温度感」を合わせることが大事です。子供の人生や家族の在り方に関わる治療であり、何に重点を置いて決断するかのプロセスは、十人十色です。

3/21 ライフスタイルが多様化した現代、「出産適齢期」も千差万別です。子供を授かれる時期は実は短いという認識は広まっていますが、キャリアとの兼ね合いの中で、30代後半や40代前半で体外受精に臨む女性も増えています。

3/22 大樹のような強くたくましい生き方では周りも肩が凝ります。ときには、柳のようにしなやかに揺れて受け流す生き方も大切です。

3/23 米女優のキャメロン・ディアスさんが51歳で第2子の誕生を公表されました。自然妊娠なら40代の方への希望のニュースですが、5年前の第1子と同様に凍結卵か卵子提供での代理母出産のようです。4

3/24 韓国人俳優のキム·スンヒョン(43歳)、チャン·ジョンユン(46歳)夫婦が3回目の体外受精で成功されました。そのプロセスが、妊活をテーマとしたリアリティ番組で放送されています。

3/25 20代で不妊症と診断され、特別養子縁組で42歳で女の子の母になった方もいらっしゃいます。子どもが授かれないからこそ、子どもをもつことに固執してしまうものですが、そんなときは、子どもがほしい理由を深堀りして考えてみるのもいいかもしれません。

3/26 フジテレビ「めざまし8」で、卵子凍結の特集が放送されました。精子提供の次は卵子凍結に関心が高まっているようです。

3/27 大谷翔平と結婚できた田中真美子さんは日本一幸運な女性と言われますが、二人が出会う確率は1億分の1程です。私たち人間が親から生まれてくる確率は、「7兆分の1」とも言われいるので、慎ましやかな生活だとしても、平和な世の中に生きていられることだけで十分幸運と言えるのではないでしょうか。

3/28 初恋の相手と結婚できる確率は、わずか1%といわれますので、まさに「運命の赤い糸」で結ばれた奇跡の夫婦です。

3/29 問合せの中でパートナーの方が妊活に賛同されることになり、精子提供していないにも関わらずとても感謝されました。カウンセラーとして妊活のお手伝いができて嬉しく思います。

3/30 医療機関のデータでは、30代後半あたりから、1年ごとに妊娠率がダダ下がりします。思い立ったら吉日、慎重なドナー選びよりも、まず目の前の1周期を大切にした方がよいのかなと思っています。

3/31 50歳で自然妊娠された方や、右の卵巣と左の卵管がなくなっても体外受精で双子を授かられた方、7年間の不妊治療の末に45歳で双子を授かられた方もいます。待てば甘露の日和あり、です!

 

ドナーの日記(2024年2月)

『R6.2月の日記』

2/1 飲食店では、見た目や味より栄養素を重視してメニューを選ぶようにしています。

2/2 DHA・EPA・アマニ油・しそ油などは「オメガ3系オイル」と呼ばれ、細胞活性によって、卵子や精子の質改善が期待できるそうです。さらに、α-リノレン酸のアプローチで黄体ホルモンをケアして着床をサポートすると良いそうです。

2/3 節分を迎えるとともに、大寒期も終わを迎えます。皆様にたくさんの「福」や「心地よさ」が訪れますように!

2/4 沖縄の山林地帯に自生し、「不老不死の薬」 とも言われる幻の実「クーガ」を一度食べてみたいものです。

2/5 ガザ自治区では、麻酔なしで帝王切開しなければならないなど、想像を絶する中で出産が行われています。

2/6 頑張った先人たちのおかげで、今の私たちがいると思うととても感慨深いものがあります。

2/7 シリンジ法でご依頼いただいた方から、提供当日にホテル内で、タイミング法での提供を求められました。性病検査の結果も提示されないため、提供自体をお断りしました。

2/8 シリンジ法は最も痛みが少ない方法ですが、精液中に含まれるプロスタグランジンの作用により、子宮が収縮し痛みを感じることがあるようです。また、医師いわく、痛みがある精液の方が妊娠しにくい傾向があるそうです。

2/9 日本ではうるう日(2月29日)生まれの人は、平年には3月1日を誕生日として祝うようです。4年に1度の誕生日はいつもより豪華するのも楽しそうです。

2/10 港区住みシンママさんの記事を見ました。母子家庭で大都会を生き抜くのは本当に大変です。養育費の支払いは義務付けて、父親の給与から天引くようにするべきなのかもしれません。

2/11 モデルとして活躍中の井手上漠さんが「情熱大陸」に出演されました。 ホルモン剤や手術はしていないので性別は男性だけど、訓練により女性の見た目や声、仕草を手に入れたそうです。男性か女性かの問いに、本人は性別なし(Xジェンダー)と主張されています。

2/12 元女性の夫と元男性の妻の性別回帰夫婦がいらっしゃいます。「LGBTQ関係者のパートナーズ婚についてのヒアリング」で出会われたそうです。苦しみを分かち合い、喜びは2倍の幸せ生活を送って欲しいと思います。

2/13 最近は、リモート面談を希望される方が増えてきました。セキュリティ上、カカオトークやLINEは不可ですが、Zoomは対応させていただいています。

2/14 LINEヤフーが、従業員などの個人情報13万件以上が流出した可能性があると発表しました。精子提供の連絡方法としてLINEを希望される方がいますが、このようなセキュリティの脆弱性からメールでの連絡を推奨しています。

2/15 「ガイアの夜明け」で紹介されたゼネコンの女性現場監督の寝坊が、SNS上で話題となっています。寝坊したのに悠長に朝食をとってから会社に出勤し、上司に報告したことが批判され、炎上したようです。

2/16 「異次元の少子化対策」を実現するための少子化対策関連法案が閣議決定されました。子育て世帯に支援金を給付するために、医療保険料に月約500円が上乗せして徴収されることや、少子化対策ではなく、既に子供がいる世帯への支援であることに反発が高まっています。国民の負担増に見合うメリットについて、政府からの説明が求められています。

2/17 千葉県が全職員対象に選択的週休3日制を導入しました。ざっくり例えると、8時間の5日勤務か10時間の4日勤務を選べるというものです。職員にはメリットしかありませんが、大事なのは市民サービスが向上するかどうかです。

2/18 精子の卵管への旅は、マラソンに似ているように思いました。ゴール地点まで完走できるのは極一部という過酷なレースです。

2/19 精子は助け合って卵子を目指すのだそうです。1つの細胞に過ぎない精子が、 お互いに相手を厳密に見分ける機能を持ち、目的を同じくする仲間と手を取り合って助け合うという、利他的な協力行動をとることが分かって来ています。

2/20 東京都は、25歳以下の初産の妊婦を対象に、1人の行政の担当者が妊娠中から出産後1年経過するまでサポートするファミリーサポートワーカー(FSW)制度を創設するために、モデル事業を行いました。「ゆとり感」という指標を用いて産後うつのリスクが半分になるという効果も検証されており、切れ目なく、困りごとを一緒に解決する新たな取り組みとして期待されています。

2/21 損害保険大手の三井住友海上は、業界初の「卵子凍結保険」 を4月から提供します。39歳未満の女性の凍結卵を対象として、解凍した際に卵子が使えなくなった場合、採卵と凍結にかかった費用を卵子1個当たり最大で2万5000円補償するといった内容の商品です。

2/22 日経平均株価が史上最高値を更新しました。今年はもっと上がると予想されているため、投資より貯金の方がリスクと言えそうです。

2/23 生成AI関連の成長期待により半導体産業の株価が急騰しています。特に、アメリカのエヌビディアや日本のSCREENホールディングスはうなぎのぼりです。お金儲けだけなら、時代の先を読み、需要が見込める銘柄に投資すればいいだけなので、ある意味簡単です。大切なのは、何をするかではなく、何のためにするかです。

2/24 ウクライナ女性が、戦死した夫の凍結精子を人工授精して双子を出産しました。絶望の中で起きた奇跡と言われています。

2/25 ママのワンオペ育児の負担を軽減するために大手企業を退職した子だくさんのパパがいます。転職後は収入大幅ダウンしたものの、家族ファーストで考えるとプラスのようです。

2/26 男性の育休取得について、育休取得率は8割以上となり浸透してきていますが、取得期間は3ヵ月未満と短い状況です。給料が少なくなる、キャリアにも支障が出るといったことが敬遠される理由とみられています。社会経済文化として、時短勤務することを昇進の評価基準に位置づけることが大事なのかもしれません。

2/27 米アラバマ州最高裁判所が、体外受精による受精卵を凍結保存した「凍結胚」を「子ども」とみなし、出生後の生きている子どもと同じ権利を持つと認定しました。着床前診断や遺伝性疾患のリスクを抱えるカップルに影響を与えそうです。

2/28 モデルのミランダ・カーさんが、40歳で第4子男児を出産されました。「これ以上の喜びはありません」とコメントされています。4人とも男の子なので、更に賑やかな家庭になるのでしょうね。

2/29 野球選手の大谷翔平さんが結婚を発表しました。「人生設計ノート(夢ノート)」に記載されたプライベートに「26歳の時には結婚、28歳で長男、31歳で長女、33歳で次男誕生」についても有言実行されています。また、うるう日に腕時計が止まりました。電池交換したばかりだったので不思議です。

 

ドナーの日記(2024年1月)

『R6.1月の日記』

1/1 謹賀新年、今年も赤ちゃんを望まれる依頼者様の気持ちに寄り添って、鋭意お手伝いして参りたいと思います。

1/2 新年早々、事始めの提供でした。

1/3 今年は、神社ではなくお寺に初詣に行きました。法話で、お寺の存在意義や仏様の本当の願いというものを聞くことができました(感謝)。

1/4 仕事始めです。日々のささやかなランチタイムを楽しみに頑張りたいと思います。余談ですが、ランチの際、お店は空いているのに、なぜか隣の席に座られることが多いです。ちなみに、ランチは一人でゆっくり食べたい派です。

1/5 近年は正月飾りなどをあまり見かけなくなり、正月感が薄れてきています。年末年始の休暇は何のためにあるのか、改めて考えさせられます。

1/6 活動開始後、一度も風邪をひいたことがありません。精子提供は健康のバロメーターなのかもしれません。

1/7 家電量販店に行ったところ、あったら便利という製品がたくさん見つかりました。購入の優先順位付けに悩みます。やはり、一番は節水器具でしょうか。

1/8 長らく続いたコロナ禍の影響で、男女問わず、化粧品や美容に関する意識も変わってきたようです。マスク着用の習慣から、肌トラブルを気にする人が増えるとともに、自粛生活の反動でご褒美需要が増加し、高額な化粧品を購入する人が増えているそうです。

1/9 昭和を代表する演歌歌手である八代亜紀さんが逝去されました。「舟唄」や「雨の慕情」などは名曲として、艶っぽくハスキーな歌声とともに人々の心に残り続けることでしょう。心よりご冥福をお祈りいたします。

1/10 今年は「人生一度きり」をモットーに、できることはなんでもチャレンジしていきたいと思います。

1/11 『特定生殖補助医療(第三者の精子・卵子提供による生殖補助医療)に関する法律案』の2回目となるたたき台が示されました。治療を受けることができる対象者は、依然として法律婚の夫婦のみに限定されています。政府が進める異次元の少子化対策とは名ばかりでしょうか。

1/12 日本にも一夫多妻を実践する家庭があります。夫が家事を担うという役割分担の中で幸せに暮らしているようで、一層生活の多様化が進むように感じています。【記事】『“一夫多妻のヒモ男” 』【映像】『“一夫多妻”生活の様子

1/13 「2人目の妊活はいつから始めればいいですか?」というご相談をいただくことがあります。1歳を過ぎて育児に少し余裕が出てくる頃(赤ちゃんがひとりで歩けるようになり、育児が少し楽になったと感じられる頃)を目安にとお答えしています。

1/14 震災復興が進んでいますが、被災者の方が負われた心の傷は目に見えません。死別の悲しみを抱える遺族をサポートする「グリーフケア」により、気力を養うことが大事だと考えています。

1/15 民間調査で、18~25歳までのいわゆる「Z世代」の45%が、「将来子供を持ちたくない」と答えていることが明らかになりました。やりがいのある仕事と充実したプライベート、教育費への不安があいまって、「30歳になったときに改めて考えればいい」という傾向があり、それが晩婚化と少子化に直結しているようです。

1/16 「ポリアモリー」「婚外恋愛」「契約結婚」「セカンドパートナー」「フィクトセクシャル」「対物性愛」など、様々なアイのカタチが生まれています。

1/17 過去にお手伝いした方から、色白でぱっちり二重の信じられないくらい可愛い天使ちゃんに会わせていただきました。

1/18 学会誌等で氏名等が公表されることがないよう留意しながら、慎ましやかに生きるようにしています。

1/19 俳優の宮沢氷魚さんと女優の黒島結菜さんが、事実婚と第1子妊娠を発表されました。日本では事実婚にまだ賛否もありますが、認識が一層高まってていくように思います。「ちむどんどん婚」とも言われ、ファンからは祝福の声が挙がっています。

1/20 1月20日午前0時20分、小型月着陸実証機「SLIM」が日本で初めて月面着陸に成功しました。深夜にネットでリアルタイム実況を見ていましたが、着陸の瞬間は少年の頃に戻ったみたいに感動しました。

1/21 超新星爆発によって飛び散ったガスは、宇宙空間をただよって、再び星の材料になります。火葬によって灰になった人間も、地球内部にとどまって、再び生命の一部になるのでしょう。

1/22 生命の存在理由について、人間も含めて自然現象の存在自体に理由はなく、そもそも宇宙空間や物質は「有る」ではなく「無い」でいいという存在論の話に帰結します。哲学を用いて強いて言えば、生きる喜びとみんなの夢をまもるためなのかもしれません。

1/23 コンパクトで保温ができて容器を出し入れしやすくて見た目がかわいくて持ち運びしやすい採取容器のベストな入れ物が見つけました。

1/24 株価が急騰していますが、キャッシュレス化によりスマホ決済が進むと、現金を見る機会も少なくなり、お金とはただの数字のような気がくるのではないでしょうか。

1/25 「死ぬこと以外はかすり傷」「生きているだけで丸儲け」という言葉があります。素直に頷けない場面もありますが、それでも、ストレスに押しつぶされそうになったときには、この言葉を思い出し、強い気持ちや前向きな思考を持つようにしています。

1/26 数々の苦難を乗り越え、自分を嫌いな自分も一つの自分だと素直に受け入れ、周りからのバッシングも受け流すことができる人は、すごいマインドの持ち主だと感心します。

1/27 スーパー戦隊シリーズ「炎神戦隊ゴーオンジャー」で主演(ゴーオンレッド役)を務めた俳優の古原靖久さんが、児童養護施設に入っていた過去を発信されています。母が16歳のときに産まれ、父と母の2人とも夜の仕事で、両親の離婚後に、母親ひとりで育児するのは無理ということになり、児童養護施設に預けられたそうです。その後、母親と会うこともほとんどなく、若くして亡くなられたとのこと。同じ境遇の母子を知っていて、その子はゴーオンジャーが大好きだっただけに胸が苦しくなります。応援していますので、笑顔で前を向いて頑張ってください。

1/28 日記は自分を知るためのツールです。例えば、妊活の楽しかったこと辛かったことを記録しておくと、後で読み返したときに、自分の心の変化や成長を感じることができます。

1/29 芸能人の東さん安さんご夫妻に第2子が誕生しました。54歳と42歳の夫婦合わせて96歳ということで、包容力のある子育てができるのかもしれません。

1/30 ゲノムベビー作りの支援のようなご依頼を受けましたが、丁重にお断りさせていただきました。

1/31 ここ数年で“なりたい職業”に「インフルエンサー」がランクインしています。クリエイティブな趣味嗜好が受け入れられる社会に希望を感じています。

 

ドナーの日記(2023年12月)

『R5.12月の日記』

12/1 今年もだんだんと、年末年始が迫ってきました。年賀状の店頭販売も始まり、お正月の雰囲気も感じます。とはいえ、忙しい年末年始において、自分・相手どちらにとっても負担になりやすいことから、デジタルの年賀状に人気が集まっているようです。

12/2 クリスマスカードは、ポストカードや手紙など、現在でも実物のものが人気のようです。クリスマス会など、対面で交流をしている際に渡す機会が多いことや、カードを開くとギミックのある絵を楽しめるものなど、その場で相手にも喜んでもらえるからなのかもしれません。

12/3 31歳を迎えたタレントの指原莉乃さんの「卵子凍結」告白により、東京都で1000人超の女性が、助成金を利用した卵子凍結の申請を行いました。助成金を受けても50万円以上の負担や、採卵前後の痛みもあるようですが、体験者は、前向きに仕事やプライベートに向き合えることができるようになり「やってよかった!」と感想を述べられています。

12/4 卵子凍結の基礎知識として、実際に卵子を使用した人のうち子供を授かったのが2割と決して高くないのが実績です。34歳で10個、37歳で20個、42歳で61個ぐらいあると、大体4人に3人は赤ちゃんを授かるとされています。ただ、加齢とともに卵は取れにくくなるので、42歳で61個は現実的ではありません。

12/5 齢を重ねると、質の良い卵子が排卵されることは、二度とないかもしれません……。もし迷うようなら、ひとまず試しにトライしてみてはいかがでしょうか?そのときにしか来ないビッグチャンスを、ぜひ掴み取っていただきたいと思っています。

12/6 竹田こもちこんぶさんという、5児の母の芸人さんがいます。35歳で長男、38歳で次男、40歳で三男、42歳で四男、そして2023年9月に45歳で五男を出産されました。「35歳から5人というのが凄い」というコメントがありますが、友達や遊び、そして目の前のお金より、それだけ子供が好きなのでしょうね。応援します。

12/7 住友生命保険の調査で、子ども「2.4人」欲しいが現実は「1.8人」で、現実が理想を下回りました。経済的負担が主な要因のようです。また、夫と妻の家事・育児の負担の割合について、夫側の回答「夫4 対 妻6」に対し、妻側は「夫2.6 対 妻7.4」で、夫が思っているほど、妻は夫が家事を負担しているとは感じていないようです。

12/8 政府は、2025年度から所得制限なしで、子ども3人以上の世帯を対象に、大学の授業料を無償化する方向で調整が進めており、年内の閣議決定を目指しています。対象は3人全員になるのかなど、まだ詳細は明らかになっていません。

12/9 子供を産むのは、金銭的な話ではなく、子供が欲しいと思うかどうかではないでしょうか。自分の自由が奪われるという考えの人はお金をもらっても産みません。良い例が沖縄で、決して裕福ではないが、子沢山です。反対に東京は一番裕福ですが、一番子供は産みません。ひと昔前の人は、忙しくても、貧しくても10人とか子供を産んでいました。それを幸せなことだと思っていました。仕事とのバランスの取り方や、子供の素晴らしさを今の人にどう伝えるかが大事だと思っています。

12/10 野球の大谷翔平選手が10年総額7億ドル(約1014億円)の北米プロスポーツ史上最高額でドジャースと契約を結びました。将来を担う日本の子供たちだけでなく、その親にとっても夢のあるニュースです。

12/11 世界各地や身近なところでも紛争が起きていますが、「憎しみの連鎖」を断ち切る方法は、専門家によると、自分が憎む相手と同類の「破壊者」になっていることに気づき、そして、自分の中に巣くう「邪悪」を祓うことだそうです。利害関係のない第三者との対話により、「絶対に相手が悪い」という緊張の糸をほぐし、自分を許すことができるかどうかにかかっているようです。なかなかできることではありませんが、あのガンジーも「敵を許すことは、敵を罰することより気高いことである。」と説いています。

12/12 江戸時代の11代将軍徳川家斉は、生涯で53人(一説によると55人)の子どもをもうけましたが、そのうち、無事成人したのはわずか28人(一説によると26人)と言われています。乳幼児死亡率が高かっため、「7歳までは神のうち」とも言われ、七五三を祝うのうもそうした事情があったからだそうです。

12/13 注目される「卵子凍結」で、女性たちは「自分はいつ産むか」ということを真剣に考える機会になっているようです。そんな中、子どもが欲しくて婚活中の方には、「せっかく結婚しても子どもができなかったら意味がないので、早く結婚したいというよりも、早く授かりたい」と焦りの気持ちが大きいという意見も出ています。卵子を若返らせる治療法は今のところないため、卵子凍結は加齢にあらがう唯一の方法ですが、「卵子は保存してあるから大丈夫」という安心感のようなものが、逆に先延ばしになってしまう可能性があることも考えなければなりません。ムーブメントに乗るのではなく、メリット・デメリットなどの正しい知識を持って判断する必要があります。

12/14 リクルートブライダル総研が調査した『恋愛・結婚調査2023』において、20歳から49歳までの未婚の男女1200人のうち7割が「恋人がいない」という結果が出て、「(いずれは)結婚したい」と答えた女性も5割を切ったことが分かりました。

12/15 「子ども3人以上で大学無償化」の条件が明らかになりました。第1子が社会人となり扶養から外れると、第2子と第3子は支援対象外なるようです。これでは、ただの多子世帯への教育費補助であり、少子化対策にはならないと考えています。

12/16 自分はなぜ、この親の子として生まれたのか。「出自」は、自分を受け入れて生きていくために重要なものでもあります。子供が前向きに生きていくために必要であれば、一定の条件のもと、科学的な証明にも協力したいと考えています。

12/17 数学の成績の遺伝率は2割に満たず、環境要因が7割近くあるそうです。数学においては、公文やそろばんなど、勉強に力を入れているかどうかが成績に表れやすいと言えます。

12/18 IQに差がある子どもたちと過ごすことは、学年が異なるクラスで過ごすようなものです。IQが高い人は、関心事が合わない集団の中にいながら、ほかの人よりもセンサーが敏感なので疲れてしまいます。何でもできるスーパーマンでもありません。自分の子どもがもしギフテッドだったら、親はそのつらさを理解し、個性の一つくらいとして誇りに思うことが大切です。

12/19 精子提供のベテランドナーとして、後継者育成も視野に精子の質の維持向上に役立つ情報を載せていきたいと思います。

12/20 男性の「禁欲」は妊娠に向けた正しい方法ではないと、オーストラリアの体外受精研究機関の調査で明らかになりました。1週間毎日性交渉を持つことにより、精液の量は減少するが、それは特に問題にはならず、精子の状態が著しく改善し、妊娠の可能性が高まると結論付けています。(参考)『毎日の性交渉で精子の質改善、妊娠の可能性高める=豪研究者

12/21 世界的に精子の数は減っている中で日本人の精子数はさらに少ないことがわかっています。日本人は働きすぎで、睡眠不足やストレスが多いことが要因だと考えられています。(参考)『「日本人男性の精子」量も質もよくない衝撃事実

12/22 ある研究結果によると、精子の質は睡眠時間は、6.5時間未満だと約30%低下し、9時間以上だと約40%低下し、7.0~7.5時間のときに最も高くなるようです。(参考)『寝不足が男性の精子に与える影響

12/23 自転車に乗ることは着床にあまり影響がないとされていますので、砂利道を毎日30分走るとかでなければ“普通の生活”を送ってOKのようです。詳しくは、『胚移植後は安静に?【医師が回答!】』をご覧ください。

12/24 夜が長くなり始めたいま、プロジェクションマッピングによるイルミネーションを見かけます。明るさの割に意外と省エネのようです。

12/25 現代の子どもの三種の神器は、スマホ、プライム、ニンテンドースイッチのようです。

12/26 「精子提供 関西(大阪・京都・神戸・滋賀・奈良などの関西圏内の都市名)」でキーワード検索すると、「未来かなえ」が上位検索されるまでになりました。

12/27 多くの方に閲覧いただいている理由は、日々情報を更新していて実際に活動していることが分かる、問い合わせへの返信が早い、提供日時の日程調整がスムーズ、実績が豊富でアドバイスも受けられるといったことがあるようです。

12/28 未来かなえで支援させていただいた方に、将来、アンケート調査ができないかと考えています。精子提供を利用した感想や想定外のお困り事、子供たちの健康状態や出自の説明状況などについて、任意回答でお聞きしてみたいと考えています。

12/29 今年も残すところあと僅かとなりまたが、無事に提供納めができました。今年も1年間妊活をご一緒させていただき、素敵な思い出になりました。何とか頑張れましたのも、皆さまの前向きな気持ちのお陰です(感謝)。

12/30 子育てに大切な4つの要素は、愛すること、信じること、頼りにすること、人の役に立つ機会を与えることのようです。

12/31 今年妊娠・出産された方、本当におめでとうございました。健闘及ばず授かれなかった方、来年もよろしくお願いします。願いが届くよう、赤ちゃんへの想いに寄り添いながら、貢献できるように頑張ります。よいお年をお迎えください。

 

ドナーの日記(2023年11月)

『R5.11月の日記』

11/1 最近は、シリンジ法キットの比較や使い方のコツがネット『私に合ったシリンジを探そう!シリンジ法キット比較』で掲載されています。ここ数年で、シリンジ法が一気に普及しているようです。

11/2 夫の死亡を医師に伏せて第三者の提供精子による体外受精を受けた女性が妊娠した問題を巡り、新規実施を停止していたはらメディカルクリニックが、複数の再発防止対策を導入、徹底することで、提供精子による体外受精の再開しました。ちなみに、今回の問題は、女性との妊娠後面談で発覚したそうです…。

11/3 アメリカに住む30歳の女性が帝王切開で8人目の赤ちゃんを出産し話題になっています。帝王切開のギネス記録は11人のようですが、身体の回復が早い若いうちは可能なのかもしれません。

11/4 ウガンダに住む女性が27年間で44人の子供を出産したことが話題となっています。医師から「卵巣が異常に大きく過排卵(卵巣から正常の排卵数をはるかに超える数の卵子が放出される症状)を起こしており、異常なほど妊娠しやすい体質」と告げられており、実際に、双子が4組、3つ子が5組、4つ子が5組の子供を出産していることから、卵巣過剰刺激症候群と示唆されています。

11/5 排卵日と妊娠率(%)の関係について、5日前「6.1%」、4日前「14.2%」、3日前「24.3%」、2日前「30.3%」、1日前「38.4%」、当日「17.2%」、排卵後1日「5.1%」、排卵後2日「0%」というデータが出ています。 月経周期に関しては、平均28日、低温期15日、高温期13日という結果で、オリモノの変化では、排卵前日が最も多く、排卵3日前から排卵後1日までは多いという結果となっています。自己報告ではありますが、約10万人の女性を対象に23000周期に関するデータなので信憑性はあります。やはり、タイミング1日前が最も妊孕性が高いといえます。

11/6 使わなかった凍結受精卵を保存続けるか、廃棄するか、不妊治療の尽きない悩みです。できれば、凍結受精卵を譲って欲しいという方もいます。命の源を棄ててしまうくらいなら、お裾分けできないのかなとも思ってしまいます。養子縁組ならぬ、受精卵縁組という制度です。

11/7 超党派議員連盟が示したたたき台で、精子や卵子の提供で産まれた子が18歳以上になれば提供者の情報を一部開示できるようにすることなどが明示されました。同性カップルや代理出産は認めない方針です。来年の法案成立を目指すとしています。

11/8 『子宮内膜症患者の30~50%が不妊になる』といわれています。早期発見により、治療後直ぐに妊娠された方もいらっしゃいます。

11/9 血のつながりがなくても「親性」という子どもを守ろうとする脳のネットワーク、いわゆる「子育て脳」があるそうです。「子育てはママ」、「同性カップルの子育ては子どもに悪影響を及ぼす」という主張は誤りであることがわかります。(参考)『子持ちじゃなくても男性でも「子育て脳」がある!最新の脳研究「親性」はヒトの生き残り戦略に必要なもの

11/10 東京都の合計特殊出生率は1.04となり、6年連続で低下しました。都内女性の平均初婚年齢は30.7歳で、全国でもっとも高くなっています。女性の社会進出により、晩婚化が進み、少子化に繋がっているというのは明らかです。

11/11 シリンジ法で提供した方が、精液の量がかなり多くてビックリされました。

11/12 金の価格が高騰していますが、江戸時代には金より紅花(紅餅)の方が高値で取引されていたこともあるそうです。

11/13 芸能人の18歳年の差婚が話題になっています。2022年人口動態調査によれば、初婚同士の結婚で18歳以上の年の差婚というのは初婚全体のわずか0.5%に過ぎません。さらに、今回のように、18歳以上の年の差でお相手の女性が19歳以下の場合だけに限定すると、0.02%という数字になります。年間の婚姻件数が約50万件なので、年間ベースで約100組いらっしゃるということになります。

11/14 保険適用による不妊治療に年齢・回数制限があることに、プレッシャーや葛藤を抱える人が増えているようです。いわゆる”43歳の壁”と言われ出してきているものです。

11/15 アメリカで、生まれつき子宮が二つある女性が、両方の子宮で妊娠されたそうです。非常に珍しい症例で、予定日は今年のクリスマスということで、まさに神様からの贈り物です。

11/16 アメリカで、産後うつの飲み薬が承認されました。出産後の女性のおよそ7人に1人が産後うつを経験していると言われており、希望のニュースです。

11/17 11月17日は「世界早産児デー」です。世界最小の258gで産まれた日本人の赤ちゃんも5歳になり、10㎏にまで元気に成長しています。

11/18 8年間不妊治療を続けたアメリカ在住のある夫婦が、3か月間で4人の子供の親になったそうです。養子縁組で1人、胚養子縁組により3人(3つ子)を授かられています。アメリカでは、胚養子縁組という、体外受精の過程で使用されなかった凍結胚を持っている人々から提供を受け、妊娠出産を行うことができる制度があります。この夫妻にとっては、どのような方法で子供を授かるかではなく、親になることそのものが重要だったようです。

11/19 韓国で初めて子宮移植が成功しました。今後、移植前に採取した卵子と夫の精子で受精した胚移植による妊娠と出産に期待を寄せられています。世界的には100件程度の移植成功事例があり、出産まで至った事例があることが分かっています。

11/20 真夏日がやっと過ぎたと思ったら、既に信州では氷点下だそうです。

11/21 【至急】本日「@ezweb.ne.jp」のアドレスでご依頼いただいた方へのメッセージです。メールを受信できないアドレスであるため、返信ができません。つきましては、Gmailなど他のアドレスを教えていただければと思います。

11/22 タレントの指原莉乃さんが31歳の誕生日を迎えた報告とともに卵子凍結を行ったことを公表されました。年齢とともに卵子の質は落ちるので、当面結婚願望がなくお金のある女性は、30歳を目途に卵子凍結することがスタンダードになってくるかもしれません。

11/23 近い未来、卵子バンクの整備や人口子宮の開発が進めば、女性は婚活期や妊活期に対する焦り、妊娠や出産に伴う苦労から解放され、子供は欲しいけど夫はいらないといった要求も満たされるなど、夫婦の価値観は大きく変わると思います。

11/24 東京都の卵子凍結保存助成のオンライン説明会に5000人超の申し込みがありました。関心の高さを示していますが、9割が30代のようなので、もう少し20代の年齢層が増えてくると、望むタイミングで望んだ人数の子に恵まれる権利、いわゆる「SRHR」(リプロダクティブ・ライツ)が一層保障されると思います。

11/25 元アイドルで実業家の川崎希さんが、不妊症・不育症に関するフォーラムで、「出産可能な限り家族を増やしたい。10人でもいいくらい」と告白されました。第1子、第2子ともに体外受精を経て出産し、現在も第3子の妊娠に向けて通院中ということで、少子化対策のお手本とも言えるようなバイタリティに感服します。

11/26 来年度から実施予定の児童手当の第3子加算が話題となっています。第3子の加算対象となる第1子について、現行の「高校卒業」から「22歳の年度末」まで延長されるものですが、1人当たりの子育て費用は変わらないので、年子に有利となるこのような年齢制限は廃止すべきとの意見も出ています。

11/27 2人目不妊は、仕事や不妊治療に加えて子育てとの両立など、1人目とは全く違う大変さがあります。サポートが課題になっているところ、近隣の子育て施設と提携し、治療中に子どもを預けられるようにしたクリニックもあります。

11/28 モデルの鈴木サチさん(44歳)が、第5子を妊娠したことを発表されました。2019年に第3子、2022年に第4子と、40代になって3人目の出産にエールを送りたいと思います。

11/29 世間でよく言われる「男の子は単純バカで、女の子は早熟で賢い」というのも、今では、ジェンダー差別に当たるようです。個性にもよると思いますが、ただ、その傾向はあると思います。女性を立てるために、男性は無意識的に単純バカを演じているのかもしれません。

11/30 視力が1.0未満の小中高生の割合が過去最多となりました。小学生でも40%程度、高校生は70%を超えます。家庭での端末や携帯の利用が増えたことが要因とされています。私は、未だに裸眼で1.5以上あるので、目の強い子供に産んでくれた母親に感謝しています。

 

ドナーの日記(2023年10月)

『R5.10月の日記』

10/1 ノーベル賞の受賞者が発表されていますが、そろそろ、ノーベル漫画賞という部門ができてもよいように思います。

10/2 「命名」は、その名のとおり、親からの赤ちゃんへの最初のプレゼントです。そんな、命名を依頼されることもあります。

10/3 お手伝いした妊婦さんから母子手帳の記録を見せていただきました。マタニティの苦労だけでなく、それ以上に、ママの赤ちゃんに対する思いがびっしり書かれていて心打たれました。

10/4 一人以上の子を産んだ母親が産む子どもの数は、1980年代と今もたいして変わっていません。結婚できた夫婦の子ども数は増えているのに全体の出生数が減り続けている理由は、少母化にあるようです。

10/5 「40歳未婚女性、子ども欲しい」との読売新聞の記事を見ました。子どもをあきらめられない気持ちに寄り添いたいと思います。未婚でも不妊治療ができる病院など、妊活のアドバイスも行います。

10/6 今年の夏は異常な暑さでしたが、9月の平均気温は、日本だけでなく、世界でも観測史上最高を記録したようです。温暖化の真の要因の解明が待たれます。

10/7 2023年の夏は、数年ぶりに各地で花火大会が行われるなど、楽しいイベントが再開されました。久しぶりに、夏ならではの場所に遠出をしました。いつか、モルディブの海で真のコバルトブルーというものを見てみたいものです。

10/8 1日に授乳24回、おむつ替え16回、ぐずり泣きの抱っこや病気の対応など、多胎児育児は寝る間もないくらい大変です。双子などの多胎児のママの育児支援が急務です。神戸市の一般社団法人「日本多胎支援協会」をはじめ、尼崎市のNPO法人「つなげる」、岐阜県のNPO法人「ぎふ多胎ネット」など、各都市で様々な支援が展開されています。

10/9 今日は体育の日ですね!筋トレ、ヨガ、パーソナルなどの運動や、お子様と好きなアーティストのダンスを一緒に踊ってみるのもよいかもしれません。

10/10 「ChatGPT」などに代表される対話型AI。広島で開催されたG7でも、主要議題として取り上げられるほどの注目されています。質問を投げかける際の重要なポイントは、抽象的ではなく、日時や詳細を含めたなるべく具体的な質問にすることです。「100文字以内で」「候補を10個」など、条件を絞ることで回答も具体的になります。一方で、対話型AIが生成する文章においては、情報の正確性の担保がされていないため、注意が必要です。情報を全て鵜呑みにして活用することは避けたほうがよいといえます。

10/11 日本人の若者を代表する藤井聡太と大谷翔平の両親の子育てには「否定の言葉を一切使わない」という共通点があるようです。2人とも、理知的で穏やかなお母さんのようです。

10/12 棋士の藤井聡太さんが将棋の主要タイトルである八冠独占を達成しました。今後達成できる人は誰もいないかもしれないという大偉業に興奮してしまい、昨夜は眠れませんでした。才能だけでなく、努力や謙虚さなど人間力も素晴らしく、人ではなく神様のようです。20代の若者もなかなかたいしたものでまだまだ捨てたものではありません。日本の将来にも希望が見えました。

10/13 同性カップルの方からお問合せをいただきましたが、アドレスに誤りがあるか、メールを受信できない設定となっている、返信ができない状況です。正しいアドレスかGmailのアドレスを教えていただくか、受診設定をご確認いただければ幸いです。

10/14 秋の観光シーズンは道路の混雑が見込まれるため、遠方からのご依頼には早めの日程調整が必要になります。電車や高速バスを使ってアクセスが基本ですが、気分転換も兼ねて自家用車でマイペースに向かってみてもよいかもしれません。

10/15 精子提供活動を始めて以来、温泉や特にサウナは控えていますが、たまには森林浴でもしながらバレルサウナやロウリュを楽しんでみたいものです。

10/16 滝川クリステルさんが第2子妊娠を公表されました。本人は「想定外」とおっしゃっていますが、46歳という年齢からみても、相当妊活を頑張られ、経済力、体力、精神力すべてに余裕があってのことだと思います。46歳での妊娠率は、体外受精をしたとしても3%以下なので、42歳の一人目妊活のときの凍結受精卵があったのか、若い頃に将来を見越して卵子凍結をされていたのでしょうか。40代まで仕事一筋で財産を築き、人生の後半は子育てに尽くせるのは理想的かもしれません。

10/17 注目のアニメ「チェンソーマン」と、ドラマ「遥かなる山の呼び声」を見ました。全く別のジャンルのように見えますが、どちらも主人公に共通点があるように感じました。

10/18 積読本がたくさんありますが、読書の秋に一気読みしようと思っています。

10/19 熊本出身の俳優、財津一郎さんが逝去されました。天才的なギャグの持ち主で、タケモトピアノのCMは赤ちゃんが泣き止むということで有名だったようです。ご冥福をお祈りいたします。 

10/20 世界中で多様な家族のかたちが広がっています。アメリカにはパパが3人いる家族もあったりします。大事なのは子どもの気持ちなので、子どもが大人になっても誇り思えるような素敵な家庭を築いていってほしいものです。

10/21 人がわざわざスリルを求めてしまうのは、恐怖が快楽に変わるという生物学的特徴があるので仕方のないことかもしれません。もちろん、恐怖に立ち向かうことは、大人になるための大事なプロセスでもあります。

10/22 今月はハロウィンですね!未来かなえで赤ちゃんを授かった方の中にも、お子様と衣装やメイクをして、ハロウィンを思いっきり楽しむ方がいるのでしょうか?

10/23 東京のはらメディカルクリニックで、夫の死亡を医師に知らせず、精子提供により女性が妊娠・出産したことが発覚し、大きなニュースになっています。今回の問題を受けて、病院側は、胚移植当日に夫に電話で生存確認を行うという対策を取るそうです。体外受精を受けるための要件が厳しくなり、門戸が閉ざされていくことを危惧します。(参考)『ニュース1』、『ニュース2』、『ニュース3』、『ニュース4

10/24 男性不妊のカップルが悩んだ末に精子提供を選択されて、二人の子供を出産された事例が紹介されています。(参考『夫が無精子症で第三者から精子提供を受けて妊娠 夫婦が悩んで出した答えとは

10/25 熊本大学などの研究チームが、マウスを使った実験で、卵子をつくるしくみをコントロールするたんぱく質を発見しました。早期閉経など、女性の不妊症の解明に期待が持たれます。(参考)『卵子づくりに関わるたんぱく質明らかに 女性不妊解明に一歩 熊本大

10/26 沖縄県の人口が、1899年の調査開始以来、初めて自然減に転じました。晩婚化が影響しているものと推測します。

10/27 人生100年時代。これからは、「貢献寿命」が大切なキーワードになるようです。誰かの役に立っていると感じられる幸福感が健康長寿に寄与することが研究でも明らかになってきています。精子提供のボランティア活動も小さな奉仕活動ですが、幸福感を高めることにつながります。(参考)『「健康寿命」だけが重要ではなかった…ほんとうの幸せには「貢献寿命」が関係していた

10/28 季節が猛スピードで過ぎていきます。妊娠適齢期を過ぎても、困難の9割は意思の固さで何とかなるのではないかという信念でチャレンジしてみるのもありです。

10/29 生理痛が重いと感じていた人は、子宮内膜症に2.6 倍なりやすいそうです。子宮内膜症の方の3割程度が不妊症とされています。また、人生において生理を経験する回数が多ければ多いほど、発症するリスクが高くなることがわかっています。

10/30 不妊治療のスペシャリスト“胚培養士”。一番の悩みは、精子を選ぶときだそうです。どの精子を選ぶかで性別も決まるため、とても葛藤があるようです。11人に1人の赤ちゃんが体外受精で生まれる今、切なる願いを叶える胚培養士は責任とやりがいのある仕事として注目を集めています。

10/31 国連の未来人口見通しでは、2050年、世界の若者3人に1人は「アフリカ人」になるようです。これに伴い、アフリカの失業問題や環境対策が全世界の課題となると指摘されています。とはいえ、アフリカは最も速い都市化が進んでいて、経済が発展してきており、女性の社会進出が高まると晩婚化は進み、少子化になるので、予想通りの展開になるとは限りません。

ドナーの日記(2023年9月)

『R5.9月の日記』

9/1 出産がゴールではないと言う人もいますが、まずは授かることをゴールにして、それ以降のことはそれから考える、でいいと思います。ときに、妊活はそれほど大変なことです。

9/2 計画無痛分娩でも、陣痛促進剤が効かずに、結果帝王切開になることをフルコース出産と言うそうです。

9/3 精子提供のマッチングサイトを利用している女性は1万人以上のようです。25歳~39歳の女性人口は1000万人以下なので、単純計算で、1000人に1人は精子提供を利用していることになります。

9/4 2021年に国内で体外受精によって生まれた子どもは過去最多の7万人とのこと。12人に1人が体外受精で生まれた計算になります。10人に1人くらいは体外受精を受けていらっしゃるようです。

9/5 卵子は、胎児期に一生分が作られます。つまり、齢を重ねるほど卵子の老化が進行し妊娠しにくくなってしまいます。一般的に、閉経年齢51~52歳の9年くらい前である43歳くらいが出産可能な境界線だと言われています。(参考)『じつは、日本は不妊治療の件数が多すぎる「不妊治療大国」だった…!衝撃の事実のウラにある「本当の理由」

9/6 40代前半でも出産可能性は意外に高いという記事を見ました。実際、大正時代の日本では、40代女性の合計出生率が0.46もあったようです。『「結局、人は何歳まで子どもを産めるのか」専門家さえ気づいていない”40代前半の出産可能性”の意外な高さ

9/7 100年後の日本人口は5000万人という推計もあります。人口減少は避けられそうにないため、現在の経済レベルを維持するには、高度経済成長期のモーレツ社員以上に一人一人が稼ぐ力を身につける必要があります。徹底的に無駄をなくして効率化を図るしかないのかもしれません。『この国ではもう「結婚も出産も増えない」…深刻すぎる少子化の「どうしようもできない現実」

9/8 排卵日と妊娠率の関係について、排卵1~3日前が最も妊娠率は高くなり、排卵2日前がピークとなります。排卵日の妊娠率は排卵5日前と同程度しかありません。確かに、排卵後は妊娠しませんが、ここで注意したいのが、排卵検査薬で陰性になったら妊娠しないと勘違いすることです。排卵検査薬が陽性の翌日も充分に妊娠できる可能性があるとされています。(参考)『排卵日検査とタイミング治療について | 扇町レディースクリニック (olc.ne.jp)』

9/9 精子の受精可能時間は、子宮に到達する5.6時間後~36時間や5日間~1週間など諸説ありますが、一番有力な説は、射精後3日間です。5日前のタイミングでの妊娠も実在しますが、これにはかなりの個人差があると思われます。

9/10 排卵日の予測方法やタイミングの取り方について、動画で詳しく説明されています。個人差もあるため、全ての方に当てはまる訳ではないと思いますが、参考にはなりますので、妊活をスタートする前に一度視聴していただければと思います。⇒『【自然妊娠】早く授かる 究極のタイミング法!!時間を無駄にしないで

9/11 タレントの川崎希さんが、第3子の妊娠に向けて、人と比較しない不妊治療、いわゆる「ゆる妊活」を続けられていますが、無理せず自分のペースで頑張ることが大事なようです。

9/12 手紙を知らない人とカプセルトイを通してやり取りする「手紙ガチャ」が、若い世代を中心に人気となっています。手紙を書く文化を残したいという思いで、始まったそうです。

9/13 知人のススメもあり、「5-ALA」というサプリメントを飲め始めました。老化や様々な健康トラブルを改善するといわれており、大学の研究でも疲労回復に高い効果があることが確認されているようです。

9/14 9月といえば読書の秋…。静かな時間が流れるおしゃれなカフェに行けば、読書も捗りそうです。せっかくなので、カフェ巡りもしてみると楽しそうです。

9/15 全国の100歳以上の高齢者は9万2000人余で過去最多を更新しました。元気の秘訣は、「仕事や趣味を頑張ること」、「仲の良い人と過ごせることを最高の幸せだと感じ、そうした時間をできだけ多く設けること」のようです。

9/16 9月に入り朝晩は幾分涼しくなってきたとホッとしていたら、暑さがぶり返して、関西の一部の地域では猛暑日となったようです。

9/17 民間のクリニック(はらメディカルクリニック)で、「子どもが希望すれば、精子提供者に接触できる」条件の不妊治療による国内初の出産がありました。妊娠した場合にはクリニックが夫婦に精子提供者の身長・体重と血液型、職業や病歴などを伝え、生まれた子が18歳以降に希望すれば提供者が面会や電話・手紙などで接触に応じるというものです。賛否はあるかもしれませんが、「出自を知る権利」に配慮された画期的な事例です。(参考)『精子提供者の情報を子に開示、民間クリニックで国内初の出産例…「匿名」の不妊治療に風穴

9/18 テレビドラマ「VIVANT」の最終話で、「日本には考えの違う相手を尊重する美徳がある」というセリフに心を打たれました。

9/19 不徳にも出先で自転車の鍵を無くしてしまいました。落ち込んでいたら、「スマホを無くすよりどっちがマシ?」と言われ、慰められました。大きな失敗をしたときに、叱るのではなく励ましてくれるのが、真の友であり家族であると感じました。

9/20 怪我を負わされて痛い思いをしても、悪気がなければ笑って許してあげられる…そんな素晴らしい人もいます。

9/21 センセーショナルなタイトルですが、書籍「射精責任」が話題となっているようです。予期せぬ妊娠は男性のせいとの主張です。

9/22 1989年の国連総会で採択された子供の権利条約に、「父母を知る権利」が記されましたが、日本では、「出自を知る権利」について、法律や制度で規定されたものはないのが現状です。

9/23 告知のことを真剣に考えている「一般社団法人AID当事者支援会」という団体があります。告知をするのであれば、「親=血がつながっているもの」という認識を持ち始める前の幼少期が良いそうです。告知の言葉としては、例えば「パパに卵がなかったからあなたに会えたんだよ。あなたに出会わせてくれて、親切なドナーさんにも感謝しているし、パパとママは本当によかった」と伝えると良いようです。

9/24 9割のカップルが事実婚の関係を解消するといわれているからでしょうか。法律婚ではなく、パートナーシップ関係を選択するケースが増えており、社会保障においては法律婚と同様の扱いになりますが、子どもを持つ場合、共同親権が認められている、法律婚を選んだほうが有利なケースが多いようです。

9/25 一声が人を変える。何気ない日常の声かけからコミュニケーションが始まり、それを通して築かれた人間関係が人生でかけがえのない宝物になるます。

9/26 「戸籍の性別を変えるのなら性別適合手術が必要ですよ」という戸籍上の性別変更の際に手術要件を求める法律は、憲法に違反するのか、最高裁の判断が近づくなか、当事者等からの撤廃を求める声が高まる一方で、有識者等からの慎重な対応を求める声も出ています。話し合うことで問題点があぶり出され、また話し合う。お互いがベストを尽くし考える延長線上に答えが見つかっていくことを願います。

9/27 質の良い卵子を育てるためには「DHEA」というホルモンが鍵になるようです。DHEAを増やす「ジオスゲニン」が主成分の「ジオアップ」という育卵サプリメントがありますが、多少なりとも効果があることを期待します。

9/28 LH(黄体化ホルモン)が出始めてから36時間くらい経つと排卵となるので、排卵検査薬で反応が出た日とその翌日は妊娠しやすい日だと言われています。(参考)『「排卵日がもっとも妊娠しやすい」は間違い…不妊治療の名医が教える「本当の妊娠しやすい日」

9/29 1978年にイギリスで世界初の体外受精による女児が誕生して以来、45年しか経っていませんが、日本ではいまや10数人に1人が体外受精で生まれた子どもです。2018年には中国でゲノム編集した女児(双子)が誕生した発表されるなど、生殖医療は爆発的な進展を遂げています。(参考)『拡大し続ける生殖医療の適応範囲

9/30 「胚培養士(エンブリオロジスト)」が注目を集めています。約11人に1人が体外受精で生を授かる時代、不妊治療に欠かせないスペシャリストである胚培養士を国家資格にすることが社会の信頼・安心につながるのではないかと議論されています。

 

ドナーの日記(2023年8月)

『R5.8月の日記』

8/1 世界人口が80億人突破しました。50年前は40億人程度なので、人口爆発と言っていい状況です。1950年の25億人から2050年には100億人近くになると予測されています。

8/2 2023年最新の世界人口ランキングでは1位インド、2位中国、3位アメリカとなりました。

8/3 80億人中の55億人は、1日約10ドルで生活しています。物価と賃金の違いを考慮しているのかは分かりませんが…

8/4 世界人口の3分の2が少子化社会で暮らす一方、人口増加の半分はアフリカ・アジアの8カ国によるものとされています。

8/5 世界全体では、すべての妊娠のうちほぼ半数が望まない妊娠という点に愕然とします。

8/6 週刊ビッグコミックスピリッツで高度生殖医療の最前線を描く「胚培養士ミズイロ」が連載されています。今はWEBで不妊治療の体験漫画が読めたりもします。

8/7 国家公務員の「週休3日」導入が勧告されました。とはいえ、週の労働時間は変えないことから、勤務日がさらなる長時間労働になるのではと思います。

8/8 男性の育休取得率が10年連続で増加し17%超となりました。ただし、政府目標の「2025年度に50%、2030年度に85%」には程遠い状況です。

8/9 男性も育休を取得することで、子育て中の同僚の気持ちが分かり、生産性を上げる方法を考えるようになり、一層の効率を追求する会社になります。

8/10 先史時代から女性も狩猟に深く関わってきた事実が判明し、「男は狩猟、女は採集」という性別分業の定説が覆されています。「男は仕事、女は家庭」という固定観念も払拭されつつあります。

8/11 「2人目を持つかどうか悩んでいます」といったご相談もお受けします。不安が大きくなる気持ちも分かります。 ドナーとして最善のお手伝いはしますので、覚悟を持って進むべき道を決めていただければと思います。

8/12 発達しょう害者同士でも、お互いがそうしたいと思い、良きパートナーに出会えれば、結婚したり、子を持つことは可能です。ASD、ADHD、LDは子に遺伝する疾患でもありません。『夫28歳・妻33歳「発達障害同士」の結婚事情「100人いたら100パターン」と知ってほしい

8/13 熊本市の慈恵病院で新たに3人が内密出産制度を利用し、合計で14人になりました。養子として精一杯幸せにしてあげたいという人はたくさんいますので、是非、特別養子縁組制度で繋げて欲しいと願います。

8/14 カントという哲学者がいますが、死んだらどうなるかは考えても答えが見つからないから考えないことにしたそうです。

8/15 死んだら、喉仏(軸椎)以外は、土葬又は風葬により先祖の田畑の養分になれればとも思います。

8/16 ニューヨークには街で集めたDNA(髪の毛や爪)から、その人「ドナー」の顔を復元して3Dプリントしているアーティストがいます。

8/17 お盆が明けました。ビッグバンにより128億年前に真空から忽然と宇宙の元が生まれたと言われています。ビッグバンの前の宇宙はどんな感じだったのでしょうか。生命の神秘に似ています。

8/18 これだけ暑い日が続くと、省エネ、再エネ、創エネの政策に関心が湧いてきます。

8/19 素晴らしいお人柄の方と面談させていただきました。ご期待に沿えるよう善処したいと思います。

8/20 体育の先生役としてボランティアで子供の成長のお手伝いをすることになりました。

8/21 空振りを恐れず手遅れを恐れる。早め早めの妊活とタイミングを心掛けたいものです。

8/22 不妊治療において、藁をもすがる思いの人達にコンプレックス商法で弱みに漬け込んだ商売は看過できません。

8/23 「AIの遺伝子」という漫画を読みました。人工知能やロボットなどの技術開発により、人口減少でも経済成長を図る。科学的視点で、「クローン」を授かりたい(自分の遺伝子を残したい)人に対する支援により、人工的に人を増やす時代が来るのかもしれません。

8/24 パイオニアが限界を超えて失敗することは仕方ありません。「どこまでフル稼働できるか」を示することにより、次世代が適正に判断する前例になります。

8/25 昔の日本も含め、発展途上国が多子社会な理由は、農作業の労働力として子供を作るためです。そう考えると、先進国で少子化が進むのは必然です。「低出生率の罠」と言われますが、子どもが少なくなると、子育てコストが高くなり、ますます出生率が低くなっていきます。そのため、少子化対策としては、経済成長と結婚したくてもできない人のサポートが必要になります。

8/26 アメリカでは女性の4人に1人が45歳までに一度は中絶を経験すると言われています。日本でも年間15万件もの人工中絶が行われています。中絶の描写を含むテレビドラマと映画は2022年だけで60本以上とのデータもあります。オープンに語れることはでないかもしれませんが、男性は知っておくべきです。

8/27 「40代前半であれば、7割の女性は自然妊娠で出産ができる」という記事を見ました。2016年10月26日放送のNHKのクローズアップ現代「“老化”を止めたい女性たち~広がる卵子凍結の衝撃~」で示された40代の出産確率「8.8%」という数字は、体外授精1回当たりの出産に至る確率で、自然妊娠している40代が多々いるそうです。具体的には、2020年に日本では年間4万8517人の人が40歳を超えて出産しており、そのうち、不妊治療患者は1万3235人、残りの3万5282人は自然妊娠で、7割以上が自然妊娠のようです。「40代でも自然妊娠できます!」というデータは一人歩きしないようにした方がよい思いますが、40代の方にとっては希望のニュースです。『「40代でも自然妊娠できます!」みたいなデータはあまり大っぴらにしないほうがいいと個人的には思ってる。「40でも産んでる人いるから〜」

8/28 俳優の真木よう子さんが「事実婚」を発表されました。有名芸能人の公表が社会に与える影響は大きいので、今後、パートナーシップ制を選択する人はますます増えていくのでしょうね。婚姻という契約がない方が、お互いの自由を尊重し合えて、永く一緒にいられるのかもしれません。結婚は事実婚が主流になる時代はもうすぐそこかもしれません。試用期間は事実婚で、必要に応じて婚姻というステップアップでも良いかと思います。今の時代、婚姻と事実婚の将来的なメリット・デメリットを知った上でどちらかを選択すべきだと思います。

8/29 今夏の暑さは1898年の統計開始以降125年間で最高となる見込みです。CO2濃度の上昇により、周期的な気候の変化を突き抜けて、気温が上がる一方になっている可能性が大きいようです。

8/30 新型出生前診断ではわからない障害もあります。検査でわかる染色体異常は胎児に見られる異常のうち1/4を占めるに過ぎず、陰性であっても病気や障害がないとは言えないようです。ダウン症かどうかは確認できますが、視覚障害や聴覚障害、発達障害かどうかは検査ではわかりません。ダウン症ではなくても、生後自閉症と診断されることがあります。

8/31 今夜はスーパーブルームーンと言われる綺麗な満月が見れました。平和(平穏な生活と子供たちの健やかな成長)を願いました。

 

ドナーの日記(2023年7月)

『R5.7月の日記』

7/1 世界人口が80億人に達しました。日本では少子化が叫ばれていますが、世界的に見ると人口は急増しています。

7/2 『精子のクオリティーは30代がピーク』という記事を見ましたが、この表現が誤解を生んでいるようです。20代、30代、40代でどこがピークかは個人差もあります。20代のAさんより30代のBさん、30代のBさんより40代のCさんの方が、精子の質がよいこともあります。精子の質は年齢で判断するのではなく、詳細な精液検査結果や生活習慣病の有無で判断すべきです。ちなみに、80歳でも精子の質が高い男性がいたら、その子どもは長寿遺伝子を持った健康優良児かもしれません!!

7/3 アメリカとイギリスの科学者チームが、卵子も精子も使わずに人工的に合成受精卵を作り出しました。この合成胚には脳や心拍はありませんが、神の領域に入ってきたことに、医療界も衝撃を受けているようです。

7/4 不妊治療の反復着床不全にネオセルフ抗体という特殊な抗体が関与していることを山梨大学などのグループが解明しました。画期的な発見です。早く治療方法が確立されることを願います。

7/5 モデルのクリッシー・テイゲンさんが、2人の代理母による代理出産で、5カ月違いの双子のような第3子、第4子をお授かりになりました。

7/6 食事は本当に不妊に影響するのか?専門家によると、妊娠するのに有効な食べ物や栄養素があるのは事実ですが、即効性のあるものはないそうです。

7/7 シンガポール在住の元モデル、チュアンド・タンさんが、「世界一若い、奇跡の56歳」として話題です。美和目の若さは遺伝にもよるものかもしれませんが、ヘルシーな食事や週5回のエクササイズ、毎日8時間の睡眠が若さの秘訣のようです。

7/8 2023年6月に出産を発表した芸能人・有名人一覧が公開されました。最近、芸能人のニュースと言えば、芸能活動より妊娠・出産の記事の方が多いような気がします。

7/9 ダウン症の妊娠は女性の年齢の上昇に伴って高くなることが分かっています。一方、父親の年齢はほとんど関係していないようです。母体年齢ごとのDown症の確率が気になる方は、こちら『出生前診断に関するご質問』をご覧ください。 

7/10 子育ての壁“パートナーギャップ”を乗り越えるためには、夫が自分がしなければならない子育てを妻にしてもらっているという感謝の念を持ち、「ありがとう」と伝え、夫婦で家事育児の“できることリスト”を作り、見える化すると良いそうです。

7/11 ユニバーサルデザイン化されたeスポーツが、パソコンスキルやコミュニケーション能力の向上に寄与するなど、発達障害の人に希望の光を当てています。

7/12 実業家の青汁王子さんが、日本で1億円稼ぐのは超簡単と持論を展開しています。ポイントは、人と違うことに一歩勇気を出して挑戦する行動力のようです。

7/13 妊娠できるどうかについては、「卵子の数」(AMH検査結果)より「卵子の質」(PGT検査結果)が重要です。

7/14 妊孕性は加齢とともに低下します。理由は、加齢によって卵子の染色体異常の確率が増えてしまうためです。染色体異常の卵子は、受精卵に至れない、受精卵の成長過程で分裂がうまく進まない、胚の質の低下により着床しにくい、染色体異常の確率が上がることなどがわかっています。女性の場合は35歳を過ぎると妊娠率が急速に低下すると言われますが、個人差があるため、妊娠のベストなタイミングを知っておきたいものです。

7/15 『SNSでの精子提供拡大 問題点・危険な点は?』というタイトルで、SNSを通じて精子提供が行われる背景や問題点、行政の対応などについて、テレビ朝日の女性記者が自らの見解も含めて解説しています。客観的には精子提供に賛成されているものの、子どもの権利が保障されない可能性があることや、法整備が追いついていないことを問題視されています。

7/16 『精子バンクとは?日本と外国の実態とメリット・デメリット!』というウェブサイトがあります。精子バンクを利用するメリットとして、「精子提供者の情報がわかるため安心」、「個人的な提供を受けるより費用が安い」とありますが、デタラメな情報に惑わされないように注意が必要です。

7/17 加齢に伴う妊孕能の低下の壁は高いものがありますが、卵子の質の低下に効果が期待できる内服薬もあるようです。新百合ヶ丘総合病院のリプロダクションセンターのホームページで述べられています。

7/18 卵子提供ドナーへの取材記事が掲載されています。卵子は正常なものの排卵数が少なく妊娠しにくい体質なため、卵子提供ドナーになったそうです。卵子提供の場合、精子提供と異なり、学歴や容姿によって数十万円の報酬を支払うビジネスが成り立っています。詳しくは、こちら『“卵子提供”で出産』をご覧ください。

7/19 受精卵の凍結保存期間を延長するか、廃棄届を出すか…少しでも迷いがある場合はとりあえず残しておくことをオススメします。あとで後悔しないよう、廃棄するにしても考え抜いて前向きな結論が出るまで待つべきです。

7/20 事実婚のカップルにも共同親権を認めるなど婚姻に準じた法的保護を与える制度の創設を、愛知県が政府に要請することになりました。とても良いことだと思いますが、今更感も拭えません。

7/21 毎年この時期になると、子どもが川遊びで流されて…というニュースをよく見かけますが、本当にやるせない気持ちになります。

7/22 デンマークでは、同性カップルあっても自己負担なしで生殖医療を受けらます。同国にある世界最大の精子バンク「クリオス」を通じ、これまでに生まれた子どもは8万5000人以上といわれています。同性カップルと生殖医療で授かった子どもたちは、普通の家庭以上に、仲睦まじい家庭を築かれているように思えます。参考HP『“妊活中”の同性カップル「気持ち一緒なのに線引きされて…」

7/23 今日も猛暑でしたが、来週が今年1年で最も暑くなるようです。

7/24 パレスチナでは、占領により刑務所に捕らわれた囚人から精子をひそかに持ち出し、妻が体外受精で出産するということが起きており、既に100人超が誕生しているようです。その子どもたちは「自由の大使」と呼ばれているそうです。

7/25 広島県尾道市が市内の妊婦に配布した「先輩パパからあなたへ」の文書について、批判の声が挙がっています。産後疲れのママに無理強いを促すかのような、確かにひどい内容です。

7/26 不妊治療クリニックで受ける検査を漫画で紹介されています。事前に知っておくと心構えができるので、是非ご一読ください。『32歳女性「妊娠できるか検査」で見えた残酷な現実

7/27 アメリカには、いくつもの精子バンクが存在してますが、1000ドル程のお金さえ支払えば、理想の遺伝子を追求することもできます。『何でも入手できる米国「精子バンク」の驚く値段

7/28 フランスの少子化対策の凄さは、子育て支援が非常にきめ細かく、コミュニティー全員で子育てに参加する意識を醸成していることにあるようです。『日本人が知らないフランス「少子化対策」真の凄さ

7/29 精子の大きさは卵子の24分の1程しかありません。そう考えると、精子が遺伝に及ぼす影響は卵子に比べてごくわずかではないかと思えてしまいます。

7/30 17mmで病院から2日間はタイミングと取らなくても大丈夫と言われたのに、当日の夜~翌日の朝に排卵したということもあります。20mm近くになると急に大きくなることや卵胞径計測には数ミリの誤差もあるため、医師のタイミング指導が外れることもままあります。

7/31 胚盤胞のグレードの読み方について。内側の膨らみが胎児になる内部細胞塊(ICM)をA~Cの3段階、外側の膜が胎盤になる栄養外胚葉(TE)をA~Cの3段階、成長のステージを数字1~5の5段階( 1~6の6段階)で分類されます。なお、胚盤胞のステージ、ICM、TE別の妊娠率や流産率を掲載しているHPもあります。ステージによってもかなりの差があり、グレードが良くても一定の流産率があることが分かります。 【参考】タイムラプスインキュベーター導入しました。 | さくらウィメンズクリニック (sakura-urayasu.jp) 【不妊治療】胚盤胞のステージとグレードから期待できる生児獲得率とは?

 

ドナーの日記(2023年6月)

『R5.6月の日記』

6/1 不妊の二大疾患として、「多嚢胞性卵巣症候群」と「卵管閉塞」が挙げられますが、これらは治療で治ります。一番の問題は、診断や治療が難しい「卵子の老化」です。これを乗り越えて赤ちゃんを授かるためには、精子ドナーの献身的なサポートが欠かせません。

6/2 2022年の日本の合計特殊出生率は「1.26」、2005年に並ぶ過去最低値です。出生数も77万747人で、統計を始めた1899年以来初めて80万人を下回り、過去最少となりました。

6/3 国立社会保障・人口問題研究所が2019年に実施した「第6回全国家庭動向調査」によると、妻が働きに出るときに子どもの世話を誰が見るかというアンケート調査の結果、「公共の機関」と答えた人が全体の42%を占め、それまで高割合をマークしていた「親」の割合を上回りました。高齢化や核家族化が加速するなか、世話を頼みたくても頼めない現実が見え隠れする結果といえそうです。

6/4 日本財団が2023年3月に少子化と子育てをテーマに実施した「第4回1万人女性意識調査」によると、女性の4割が「理想の子ども数は2人」、5人に1人は「持ちたくない」と回答しています。

6/5 「一度も恋愛したことのない未婚子なし女性の末路」 と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられています。トピ主さんは、勝ち組にならなくても、世間に合わせなくても、別に構わないという生き方を大切にされているようです。

6/6 双子を出産したアメリカ人女性が3つ子を出産しました。双子を自然妊娠した後、3つ子を自然妊娠することは統計を取るのが難しいほど珍しい現象だそうです。

6/7 国内初の精子バンクが2022年度末で活動を中止していたことがわかりました。理由について、子どもの出自を知る権利や、精子バンクの位置付けについての法整備が進まないことを挙げていますが、これは当初から分かっていたことです。赤字が続いたことも挙げており、これが一番の理由でしょう。ここの代表者は個人ボランティアの精子ドナーを批判していましたが、営利目的で考えていた自分たちが一番杜撰ではないでしょうか。

6/8 「着床前検査のミスで流産」夫婦が大阪の不妊治療クリニック提訴、との報道が各社から出ました。体外受精が急増する中、病院側も管理が大変なので、患者側でもしっかり確認したいものです。 

6/9 同性婚が認められていないことについて、福岡地裁でも「違憲状態」との判断が示されました。同性婚をめぐる集団訴訟は、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の全国5か所で起こされていて、「違憲」が2件「違憲状態」が2件、「合憲(とするも必要性に言及)」が1件となりました。

6/10 LGBT法案に民党が土壇場で合意しました。重要な法案なので、今の法案がベストかどうか、国民もしっかり勉強する必要があります。

6/11 梅風呂に入りました。 梅をお風呂に入れると美肌や疲労回復に効果を発揮するそうです。ほのかな甘い香りにも癒されます。

6/12 人気YouTuberのはじめしゃちょー(30歳)が、精子の「形態異常」見つかり、凍結保存をしたことを公表されました。将来的な保険として安心なので、男性も早めに精子の量や運動量を確かめる検査を受検することや、正常でない形態の精子が多いなどの場合は、凍結保存を検討することが望まれす。ただし、解凍すると運動率が半分以下になるので注意が必要です。

6/13 本日「こども未来戦略方針」を政府が決定しました。2024年度中に、児童手当が、3歳未満は月額1万5000円、3歳から高校生までは1万円、第3子以降は3万円に拡充される見込みです。

6/14 人間ドックを受けてきました。特質すべき点は見当たらないということでひと安心です。未だに視力が裸眼で左右とも1.5以上あることに驚かれました。

6/15 野球の大谷選手が何よりも大事にしているのが睡眠で、日々の肉体的な負担が非常に大きいこともあり、最低8時間、休日には12時間眠ることもあるそうです。睡眠優先のスケジュールを考えることが、今も将来も心身ともに健康に過ごすポイントのようです。

6/16 本日「LGBT理解増進法」が成立しました。「全ての国民が安心して生活することができることとなるよう、留意するものとする」との条文が加えられたことで、一部の人が反対すれば、同性婚の法制化や教育環境の整備に関する活動が抑制される恐れがあるとの不満の声もあります。当事者団体は、「現状が後退する懸念がある」と抗議していますが、「一歩前進」と評価するようにしたいと思います。

6/17 赤ちゃんとママさんにお会いしました。赤ちゃんの笑顔を見た周りの方たちが「可愛い」とたくさん声をかけてくださり、ちやほやしてくださいました。役得とはこういうものでしょうか。

6/18 出産のご報告をいただきました。健康な女の子、おめでとうございます!

6/19 着床前診断の結果を教えていただきました。全項目異常なしで、これまで生まれた全ての子が健康児です。

6/20 シングルマザーさんのお子様の保育所参観に同席しました。これもドナーとしてのミッションの一つだと考えています。

6/21 吉本新喜劇の宇都宮まきさん(41)が、第2子出産を報告されました。昨年4月に第1子を出産されたばかりで、2人目とはほぼ1歳差です。

6/22 大阪府在住のsachinaさん(41歳)は、13年前の双子、9年前に三つ子を授かられています。自然妊娠で、一卵性の双子、一卵性の三つ子、しかも5人とも男の子、すごい稀な確率ですが、そんな事もあるのですね。

6/23 アメリカで生まれた、一卵性の三つ子全員が、母親と同じ産婦人科医になったというニュースを見ました。家族が信頼できるチームの一員であり、お互いを励まし合いながら勉強し、つらい時期を乗り越えてきたそうです。

6/24 アメリカのタレントであるコートニー・カーダシアンさんが、体外受精を中断して約1年後に妊娠したことをサプライズ発表されました。44歳で自然妊娠のようです。無事に元気な赤ちゃんが産まれてきますように!

6/25 「出自を知る権利」テーマに熊本大学でシンポジウムが開催されました。精子提供がこれだけ普及してくると、生まれてきた子どもたちが思春期を迎える10年後には大きな問題となっていそうです。ドイツでは、16歳になったら、子どもが出自を知るようにする仕組みがあるようですが、日本としても国としての方針を定める必要があるのではないでしょうか。

6/26 梅風呂にしてみました。 梅をおふろに入れると美肌や疲労回復に効果を発揮するそうです。 ほのかな甘い香りに癒されます。

6/27 子どもの頭の重さは約3㎏だそうです。新生児の赤ちゃん1人分ということを考えると、子どもの成長への思いが巡るのではないでしょうか。

6/28 道の幅は車の幅から、車の幅は人の幅から基準値が定められています。都市は、人間工学をもとにしたモジュールでできています。

6/29 「一度も恋愛したことのない未婚子なし女性の末路」 と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられています。トピ主さんは、勝ち組にならなくても、世間に合わせなくても、別に構わないという考え方を大切にされているようです。

6/30 女性が子どもを授かれる時間は本当に限られています。30代で子どもが欲しいと思ったら、キャリアより優先してもらいたいです。40代でも授かる方もいるので、私も大丈夫と思ってしまいがちですが、それは奇跡的なことであり、40歳からの不妊治療では体外受精を行っても妊娠率は1割にも満たないことを認識しておくべきです。